安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

五郎山ハイキング(2)【薬師堂のしだれ桜、高遠さくらホテルでランチ、高遠湖景色、ジャズ喫茶「蔵ZEN」】

2020-04-14 20:01:35 | 登山・ハイキング

仁科五郎盛信が眠る五郎山と高遠城址公園の桜を望む白山観音へハイキングの2回目です。2回目は、薬師堂のしだれ桜、高遠さくらホテルのランチ、高遠湖の景色、立ち寄ったジャズ喫茶蔵ZENについて記します。行程を再掲します。

【行 程】

ほりでいパーク駐車場発 11:21 → 鳥居 11:28 → 五郎山山頂 11:52~12:00 → 白山観音 12:35~12:42 →広域基幹林道長谷高遠線入口 12:56 → 薬師堂 13:05~13:16 → 駐車場着 13:25   

高遠さくらホテルでランチ 13:30~14:20  ジャズ喫茶「蔵ZEN」 14:30~15:40   

(薬師堂しだれ桜)

五郎山にはまっすぐ進みましたが、ここで左に折れて薬師堂を目指します。近いです。

薬師堂

勝間薬師堂の由来などが書いてありました。

敷地の中に入ってみます。

入って反対側からの薬師堂。こちら側が正面です。お参りもしました。

薬師堂の上にも道があったので行ってみます。

天神様がありました。

天神様の下から薬師堂を撮影。

全景が写る場所まで行って、しだれ桜を撮影。

駐車場近くまで戻り、高遠さくらホテルへ行きます。

【高遠さくらホテル】

住所:長野県伊那市高遠町勝間217
電話:0265-94-2200
ホームページ:ina-city-kankou.co.jp/sakurahotel

駐車場から外観

入口

レストラン「REGINA」

広々としています。

今月のランチです。特製オムライス桜エビのアメリケーヌソース、スモークサーモンと季節野菜のサラダ、キャベツのコンソメスープ、桜とベリーのワッフル、ホットコーヒー(紅茶orカフェ・ラテ)。

オムライス。そのままでもあっさりとしていてよいのですが、ソースをかけていただきました。

キャベツのコンソメスープ。

サラダ。真ん中に信州サーモンの御造り。

ソース。

デザートと珈琲。

桜とベリーのワッフル。食べ応えありました。

珈琲

窓から高遠湖の景色。

(高遠湖)

高遠湖は高遠ダムの建設によって生まれた湖で、ボートやカヌーも楽しめます。なお、高遠ダムは天竜川の支川の三峰川に昭和33年に完成した長野県企業局が管理する多目的ダム。

ホテルのレストランから

ホテルを出て、テラスで撮影。

橋がかかっていますが、アーチ型で優雅に見えます。

正面右手には、高遠城址公園の桜が見えます。

テラスで休憩するのも良さそうです。

湖に沿って整備されている散策路からホテルを撮りました。

【ジャズ喫茶 蔵ZEN】

住所:長野県伊那市長谷非持1019
電話:090-1860-3211
ホームページ:蔵ZEN (facebookです。)

高遠さくらホテルから車で5分で「蔵ZEN」につきます。

入口

当日(4月11日)は、店内はフォーク喫茶になっていました。突然だったようですが、いろいろありの蔵ZENらしくて面白い。諏訪近辺で歌っているというアマチュアの方でしたが、高音がよく出て上手で、レパートリーも広くてびっくり。リクエストどうぞと言われたので、「神田川」を聴かせてもらいました。

珈琲とアイスクリームを注文。ライブの後は、ジャズを聴きながらマスターと四方山話。また寄ります。


仁科五郎盛信が眠る五郎山と高遠城址公園の桜を望む白山観音へハイキング(1) (標高 961m 長野県伊那市高遠)

2020-04-13 20:00:42 | 登山・ハイキング

右脚の肉離れで医師から山行きのストップをかけられていたのですが、段差がないところを短時間ならよいと言われたので、11日(土)に五郎山(ごろうさん)へ出かけました。五郎山は、長野県の県歌「信濃の国」の歌詞に登場する武田信玄の五男、「仁科五郎盛信」が眠る山です。

ちょうど桜のシーズンなので高遠城址公園の桜を白山観音から眺め、薬師堂のしだれ桜も観てきました。歩行時間は1時間40分程で短時間でしたが、山道の感触に触れることができ、楽しい復活ハイキングになりました。

【行 程】

ほりでいパーク駐車場発 11:21 → 鳥居 11:28 → 五郎山山頂 11:52~12:00 → 白山観音 12:35~12:42 →広域基幹林道長谷高遠線入口 12:56 → 薬師堂 13:05

薬師堂しだれ桜見学 13:05~13:16 → 駐車場着 13:25   高遠さくらホテルでランチ 13:30~14:10   

左手に、ほりでいドームとほりでいパークがあります。振り返って撮影。

国道152号(秋葉街道)を長谷方面にちょっと進むと、案内看板があります。

左に行くと薬師堂などがありますが、後で行くことにしてまずは五郎山へまっすぐに進みます。

民家が左右にありますが、どちらのご家庭も、庭が片付いていて素晴らしい。

鳥居

鳥居のあたりから眺める里山と仙丈ケ岳。

後で観に行く予定の薬師堂も見えました。

足に優しい道です。本日は登山靴ではなくて、運動靴仕様のものを履いています。

ここからは五郎山にあるお墓に立ち寄りながら山頂へ向かいました。

(五郎山の名前の由来)
天正10年(1582)3月、高遠城主であった仁科盛信は織田信忠からの降参こうさんの要請に応じず城にこもり、数千の兵で数万の軍勢を相手に一戦をまじえました。城はわずか一日と持たず、多くの家臣はち死にし、盛信も自害じがいし、高遠城は落城(市のホームページ)。織田軍が引き上げたあと、地元の農民が盛信以下諸士を探し出し、火葬しこの山に埋め、以来五郎山と呼ばれるようになったそうです。

一郎山。諸士の墓です。

二郎山。諏訪はなの祠。

迷うところはありませんが、標識もありました。

三郎山。渡辺金太夫の祠(お墓)。

四朗山(よんろうさん)。小山田備中守の祠。高遠城の副将として盛信とともに戦った。

このように案内看板が立っています。

山頂すぐ側にある案内看板。進行方向は、僕と反対を指しています。

五郎山山頂。

仁科五郎盛信公の像です。昭和63年から放映された大河ドラマ武田信玄をきっかけとして高遠町の小松文一さんが寄贈したもの。

この祠がそもそものお墓の場所のようです。お参りしました。

東屋があります。高遠城址公園方面の展望はほとんどありません。

セブンイレブンの「かりんとたい焼き」を食べながらちょっとだけ休憩。

山頂に花が咲いていました。スミレかな?

反対側に下りていきます。

下りてから撮影。

広域基幹林道長谷高遠線を下ります。

 

樹木を見ながら。

明治、大正にかけての馬頭観音が陳列されてありました。

林道をおりてきて、白山観音の入口です。ここを左折します。

途中、仙丈ケ岳を展望。

このへんからは尾根沿いになるのか平らな道でした。

到着。

   

この観音様ですが、随分と高いところにいらっしゃいました。

(高遠城址公園遠望)

全体を撮影

すこしズームで

桜は満開と思われました。

後方の樹木とのコントラストが美しい。

ヤマザクラも咲いているようでした。

戻ってきて、林道を下ります。

里が見えてきました。

高遠さくらホテルが見えます。なかなかいい景色なので、そこでランチにすることに決めました。

広域基幹林道の入口に到着。五郎山入口の表示がありました。鳥居のある反対側から回りましたが、こちらを起点にする人の方が多いかもしれません。

(2)へ続きます。(2)では、薬師堂しだれ桜、高遠さくらホテルでの昼食、高遠湖の景色、ジャズ喫茶「蔵ZEN」の様子について記します。引き続き、ご覧いただければ幸いです。


カーラ・ブレイ「SOCIAL STUDIES」と「金沢カレーのお店 ガレージ」の話題

2020-04-12 20:01:12 | ピアノ

長野市の自宅から歩いて行ける距離に金沢カレーのターバンカレーの姉妹店「ガレージ」があります。2014年6月オープンですが、その時はCoCo壱番屋以外のカレーチェーン店がオープンしたので驚きました。今やファンが多いようで、僕もとろリとしたルーは結構好きです。根強いファンがいそうな女性作編曲家。

CARLA BLEY (カーラ・ブレイ)
SOCIAL STUDIES (WATT/ECM 1980年録音)

   

たまには大型編成のアンサンブルを楽しもうとカーラ・ブレイ(作編曲、p, 1938年生)のアルバムを取り出しました。作編曲で活躍する女性ミュージシャンが増えていますが、彼女はその先鞭をつけたともいえ、しかも長きにわたり現役であるのがすごい。これは比較的気に入っているアルバムです。

メンバーは、カーラ・ブレイ(p.org)、マイケル・マントラー(tp)、カルロス・ウォード(ss, as)、トニー・ダグラディ(ts, cl)、ゲイリー・ヴァレンテ(tb)、ジョー・デイリー(ユーフォニュム)、アール・マッキンタイアー(tuba)、スティーヴ・スワロー(b)、D. シャープ(ds)。9人編成で、カラフルなアンサンブルを聴くことができます。

曲は全てカーラ・ブレイの作品です。「Reactionary Tango(In Three Parts)」、「Copyright Royalities」、「Utviklingasang」、「Valse Sinstre」、「Floater」、「Walking Batteriewoman」の6曲。カーラ・ブレイの曲を初めて意識したのは、アート・ファーマーが取り上げていたからですが、意外と印象に残る曲を書いています。このアルバムの「Reactionary Tango」や「Utviklingssang」あたりも面白い。

カーラ・ブレイはフリージャズのカテゴリーで言われることが多かったように覚えていますが、この「Social Studies」は、精緻なアンサンブルを背景にソロが配されて、近現代クラシックに近い響きやムードがあって、当時から好きなアルバムでした。タンゴのリズムを取り入れた「Reactionary Tango」やカルロス・ウォード(as)のソロをフューチャーする「Utviklingssang」は、中でも記憶に残る印象的なトラックです。

【金沢カレー ガレージ】

住所:長野県長野市稲葉上千田294-1
電話:026-223-7110
ホームページ:金沢カレー-ガレージ (facebookです。)

外観

店内。カウンター席もあります。

店内。早めの時間なので、お客様はカウンターの女性一人と僕だけでした。

メニュー。迷いましたが、トンテキカレーとサラダを注文。

サラダ。材料が新鮮で、なかなか良かった。

トンテキカレー

アップ。ルーに特徴があります。


蔵のカフェレストラン清雅 (安曇野喫茶店巡り7 安曇野市豊科)

2020-04-11 20:02:33 | お出かけ・その他

ランチにカフェレストラン清雅を訪れました。久しぶりですが、安曇野インターに近く、県立こども病院にも近いロケーションで、寄るのに便利な立地です。一階にはピアノが置かれ、二階はギャラリーになっていて、飲食だけでなく催し物も行われるお店です。

ランチは、パスタが主ですが、お奨めの安曇野放牧豚のミラノ風カツレツをいただきました。早い時間のためか、お客は僕一人だけでしたが、後の予定があったので、珈琲とアイスクリームをいただき早目にお店を出ました。

外観。壁や屋根瓦がきれいです。

入口

座った席。

一階は二つの空間に区切られています。座った席から広い部屋の方を撮影。

木造のイスとテーブルが良さそうです。隅に置いたCDラジカセから、BGMとしてバッハの無伴奏チェロ組曲が流れていました。

料理を作っている間に二階へ行ってみました。

ギャラリーになっていて絵が展示してあります。値段がついているものもあり、購入できるようです。

美術関連の本、雑誌も置いてあります。

二階から一階を見たところ。

こんなフライヤーがあったので、カツレツとアイスクリームを注文。

ミラノ風カツレツのランチ。

ミラノ風というのはよくわかりませんが、トマト味でした。サラダのボリュームが結構ありました。

パンかライスが選べ、パンにしました。あとでバターをもらいました。

珈琲とデザート

珈琲。

アイスクリーム。春らしく桜のアイスクリームでした。

【カフェレストラン 清雅】

住所: 長野県安曇野市豊科3550-1
電話:0263-50-5541
ホームページ:kuracafeseiga


レコード芸術4月号の「21世紀生まれベスト・ディスク100オーケストラ編」の新レパートリー30作品

2020-04-10 20:02:39 | クラシック

クラシック音楽関連の情報誌である「レコード芸術4月号」を購入しました。特集「21世紀生まれベスト・ディスク100 オーケストラ編」の中の「新レパートリーとして定着したオーケストラ作品30」を特に興味深く読みました。

   

表紙           

   

21世紀に新しいレパートリーとして定着したオーケストラ作品の中から30作品を厳選し、お奨めの21世紀生まれのディスクとともに、聞き逃してはいけない順に順位付けを行ったものです。選者は、相場ひろし氏と増田良介氏です。いくつかの曲についてCDを聴いてみました。

(第1位から第10位)

第1位  エルガー:チェロ協奏曲     

   

レコード芸術誌(「レコ芸」と略します)お奨めのスティーヴン・イッサーリス(vc)のCDを今回購入して聴きました。憂愁の漂う曲想に加え、イッサーリスの演奏が細部にわたり表情が豊かです。ウォルトンやホルストの曲も入り、買ってよかったCD。

第2位  ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲 

   

レコ芸お奨めは、服部百音(vn)の演奏によるもの。手持ちのヒラリー・ハーンの演奏を聴きました。ポストマーラーはショスタコーヴィチだと書かれていますが、僕はショスタコが苦手で、ヴァイオリン協奏曲をごくたまに聴くぐらいです。交響曲全集は持っているので、聴いてみようかしら。

第3位  ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番、第2番
第4位  マーラー:交響曲第7番
第5位  ブルックナー:交響曲第8番(初稿版)
第6位  メシアン:トゥーランガリラ交響曲
第7位  ショスタコーヴィチ:交響曲第4番
第8位  プロコフィエフ:ピアノ協奏曲弟2番

   

レコ芸お奨めは、ベアトリーチェ・ラナ(p)によるもの。手持ちのユジャ・ワンの演奏で聴きました。技巧を要する派手な曲で爽快感があります。ユジャのこのCDは、ラフマニノフ3番も気に入っています。

第9位  コルンゴルド:ヴァイオリン協奏曲

   

第9位ではあるものの有名な曲で、演奏会で聴いてみたい曲です。今までは次に掲載したヴェラ・ツウ(vn)のCDを持っていましたが、今回、レコ芸お奨めのヴィルデ・フラング(vn)のものを購入しました。ヴァイオリンの美音、オーケストラの協調ぶり、録音も含めてよくできていて、買ってよかった。

   

第10位  ラフマニノフ:交響的舞曲 

   

この曲については下記に掲げたエンリケ・バティス指揮ロイヤルフィルの演奏で馴染んでいましたが、2年前に買ったアシュケナージ指揮コンセルトヘボウ管のものが弦楽器が柔らかに響き気に入っています。レコ芸のお奨めは、アレクサンドル・ラザレフ指揮日本フィルのもの。

   

(第11位~第30位の中から)

バーバー、シューマン、シェーンベルク、リゲティ、デュティユーのヴァイオリン協奏曲が挙げられていて、ヴァイオリン協奏曲が5曲もあったので驚きました。シューマンのものは演奏会(五嶋みどり(vn))でも聴いたことがありますが、他は未聴なので機会を設けて聴いてみたい。

第21位  シューマン:ヴァイオリン協奏曲

   

レコード芸術誌のお奨めは、イザベル・ファウスト(vn)のもの。手持ちは、イリヤ・カーラー(vn)、ピエタリ・インキネン指揮ボーンマス交響楽団(NAXOS)。ブラームスも悪くないですが、シューマンの協奏曲が魅力的。

ヴァイオリン協奏曲以外では、ハンス・ロット:交響曲第1番、ツェムリンスキー:交響詩「人魚姫」、R・シュトラウス:オーボエ協奏曲、ニールセン:交響曲第5番、カリンニコフ:交響曲第1番について、関心があります。

第24位  ニールセン:交響曲第5番

   

ニールセンの交響曲全集は、ブロムシュテット指揮サンフランシスコ交響楽団のものを持っているのですが、第4番しか聴いたことがなく第5番は多分初めて聴きました。最近、ニールセンは世界的に人気が高まっているようです。レコ芸のお奨めは、サカリ・オラモ指揮ロイヤル・ストックホルムフィルのもの。

第25位 カリンニコフ:交響曲第1番

   

冒頭から抒情溢れまくりの曲で、上記のテオドル・クチャル指揮ウクライナ国立交響楽団のNAXOS盤で知り、現在も愛聴しています。管弦楽の合奏がとてもきれいなので、実際の演奏会で聴いてみたい曲です。レコ芸のお奨めは、山田和樹指揮チェコフィルによるもの。