安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

久しぶりに飯田市のジャズ喫茶「パス・モンゴメリー」(PASS MONTGOMERY)を訪れました。

2022-12-26 19:30:00 | ジャズ喫茶

12月25日(日)に、1年9か月ぶりに飯田市のジャズ喫茶「パス・モンゴメリー」(PASS MONTGOMERY)に行きました。クリスマスハイキングを考えていたのですが、天気が今一つなので、飯田市までドライブです。

マスターと四方山話をしましたが、この頃は、地元の方だけでなく、岐阜県や愛知県からのお客様も多いそうです。最近開店したレコード店の情報も教えていただき、とても楽しく、有意義な時間になりました。

外観。建物の壁の色のコントラストが良くて、目立ちます。

入口。12月1日から3月31日までの営業時間が、10:00~16:00になっています。

店内。基本的には変わっていないようでした。

座ったテーブルの前には、10インチ盤のディスプレイ。この中で、僕が持っているのは一枚だけでした。

10インチ盤のディスプレイの最上段右端は、ローズマリー・クルーニー(vo)のクリスマスアルバムです。ちょうど時期的にぴったり。

ジェリ・サザーンの「Jeri gently Jumps」が飾ってあります。このアルバム結構好きです。

キッチン上部には、7インチのレコード盤ジャケットが飾ってあります。ドリス・デイやペギー・リーが多そうです。

クリスマスツリー。

   

スピーカー:JBL S3100MKⅡ。アンプはマッキントッシュです。

メニューも豊富です。

カレーをいただきました。カレーもいろいろな種類があります。

珈琲。チョコとビスケットが付いてきます。本日の珈琲は、ケニアで、コクがあって美味しい。

以下、かかったレコードです。「Pres and Sweets」。レスター・ヤング(ts)のものがジャズ喫茶でかかるのは珍しい。

エディ・トンプソン(p)「Memories of You」。曲目が良く、中庸を行く演奏で、午後の寛ぎ時間に、ぴったりです。僕は持っていましたが、売却してしまい後悔しています(泣)

フィニアス・ニューボーン(p)「Plays Again」。CDは出ていましたが、レコードはとても珍しい。初期のもので、フィニアスのテクニックが冴えていて、素晴らしい。

ジミー・ワイズナー(p)「Apperception」。ジミー・ワイズナーは、ちょっと渋いけど、選曲が良いアルバム。確か、僕は日本盤を持っているはず。

(マスターからのお知らせ)

年が明けて、2023年1月4日(水)午後7時から、信越放送(SBCテレビ)の特別番組の中で、「パス・モンゴメリー」が紹介されるそうです。お時間のある方は、是非ご覧くださいとのことです。私は、もちろん、見て、録画します。

【パス・モンゴメリー(PASS MONTGOMERY)】

住所:長野県飯田市山本646−5
電話:080-6109-1176
営業時間:8:30~17:00  (12月1日~3月31日は、10:00~16:00)
定休日:火曜日、水曜日
ホームページ:パス・モンゴメリー | 店舗情報 | 飯田市 | カフェ・喫茶 (deli-koma.com)


ルー・ドナルドソン「MIDNIGHT CREEPER」、俳優「大泉洋」さんが好きな上田市「檸檬」の五目あんかけ焼きそば。

2022-12-25 19:30:00 | アルト・サックス

ランチに、俳優の大泉洋さんが贔屓にしている中華料理「檸檬」で、「五目あんかけ焼きそば」をいただきました。焼きそばは、上田市のソウルフードといっても良いもので、細い麺と餡がからんで美味しい。ソウルフルなアルバムを。

LOU DONALDSON (ルー・ドナルドソン)
MIDNIGHT CREEPER (BLUE NOTE 1968年録音) 

    

ルー・ドナルドソン(as, 1926年生まれ)は、2016年90歳で引退しましたが、バップ、ハードバップ、そして、ソウルジャズといった分野で多数のアルバムを残すとともに、来日公演も行っています。本作は、ソウル、ファンク系統のアルバム。

メンバーは、ルー・ドナルドソン(as)、ブルー・ミッチェル(tp)、ジョージ・ベンソン(g)、ロニー・スミス(org)、レオ・モリス(ds)。さすがに、ブルーノートレーベルの録音だけあって、ジョージ・ベンソンやロニー・スミスといった錚々たるメンバーを集めています。

曲目は、次のとおり。

1  Midnight Creeper (Lou Donaldson)
2  Love Power (Teddy Vann)
3  Elizabeth (Lou Donaldson)
4  Bag of Jewels (Lonnie Smith)
5  Dapper Dan (Harold Ousley)
ルー・ドナルドソンの自作が2曲、参加メンバーのロニー・スミスのものが1曲に加え、R&Bやソウルジャズで活躍したテディ・ヴァンとハロルド・オーズリーのものを取り上げています。

クリスマスなので、少しポップなものを聴こうと、ルー・ドナルドソン(as)のアルバムを取り出しました。ソウル、ファンク系統の作品も残していて、その中でも本作は、リラックスして楽しめるものです。ドナルドソンはブルージーで良いのですが、それに輪をかけて、ロニー・スミスのオルガンがファンクぽくてかっこよいです。「Midnight Creeper」がハイライトですが、アップテンポで快活な「Love Power」、ドナルドソン(as)の吹奏が美しいバラード「Elizabeth」にもぐっときます。

ジャケットが凝っているので、広げて撮影。猫ジャケでもあります。

   

内側のカバーにある、ルー・ドナルドソンの写真。

(参考)本作から、「Midnight Creeper」が聴けます。

lou Donaldson Midnight Creeper - YouTube

安曇野市宅でレコードを聴いているところ。飾ってあるのは、左から、ルー・ドナルドソンの「Sunny Side Up」、「Sophisticated Lou」、「Say It Loud!」、本作「Midnight Creeper」、クリスマスなので聴いてみたデューク・ピアソンの「Merry Ole Soul」。レコードは、全てブルーノート原盤で、再発されたものです。

 

【中華料理 檸檬】

住所:長野県上田市中央2-12-11
電話:0268-27-0303
ホームページ:檸檬 - 上田/中華料理 | 食べログ (tabelog.com)

外観

松本市梓川倭の手打蕎麦「シマ」の野菜天ざると牛すじ煮込みで夕食。

2022-12-24 20:26:56 | グルメ

先日、松本市梓川のジャズ喫茶「アンの家」を訪れました。夕方だったので、梓川近辺で夕食をいただくことにし、蕎麦の「シマ」に入りました。まず、ノンアルコールビールと牛すじ煮込みを注文。

前はつけ蕎麦だったので、今回は、「野菜天ざる」にしました。冷たく締まったそばが結構美味しく、こちら方面に来た際にはまた寄りたい。

外観。余計な照明や看板がないので、暗く見えますが、営業しています。

入口

店内。奧には小上がりもあります。

二人がけのテーブルもあり、小人数でも入りやすい。

冷たいそばのメニュー。野菜てんざるの一枚を注文。

つけそばと温かいそばのメニュー。

   

おつまみや一品料理のメニュー。他にご飯物などもあります。

甘味のメニュー。今回は、我慢しました。

ノンアルコールビール

牛すじの煮込み(小)。

柔らかく煮込んであります。ゴボウ、こんにゃくも美味しい。

野菜てんざる

蕎麦はこれで一枚です。量が多い。

細くて締まっています。

薬味

天ぷら。ゴボウのかき揚げ、ピーマン、長いも、レンコン、キノコ(舞茸)、カボチャ

レンコンの揚げ具合がよくて、特に良かった。

天ぷらはつゆでいただきます。

そば湯

季節のそばのメニューが黒板にありました。

塩尻市髙出産のそばを使用しています。

【手打蕎麦シマ】

住所:長野県松本市梓川倭566-12 梓川アカデミア館
電話:0263-78-2999
ホームページ:手打蕎麦シマ (teutisobashima.com)
営業時間:11:00~20:30(ラストオーダー20:00)と、通し営業なのがありがたい。上高地や乗鞍高原の帰りにも寄れます。


土屋守著「人生を豊にしたい人のウイスキー」(マイナビ新書)を読みました。

2022-12-23 19:30:00 | 読書

僕は、お酒には弱いのですが、ビールとウイスキー(ハイボールなどで)は飲むので、書店で見た「人生を豊にしたい人のウイスキー」(マイナビ新書)に興味を持ち購入しました。

   

表紙

(著者について)

土屋守さんは、ウイスキー文化研究所代表で、雑誌「Whisky Galore」の編集長。1998年、ハイランド・ディスティラーズ社より「世界のウイスキーライター5人」の一人として選ばれる。NHK連続テレビ小説『マッサン』(2014年放映)のウイスキーの時代考証を担当。詳しくは、下記をご覧ください。

(目 次)

(感 想)

新書でページ数もそう多くないのですが、非常によくまとまっていて、ウイスキーについて基本的な知識を得られる優れた本です。ウイスキーの歴史や現況について、客観的、かつ、わかりやすく記していて、面白く読めました。

第1章で、著者は『中世のある時期にアイルランドからスコットランドへウイスキー作りが伝わった』と記しています。ウイスキーはスコットランドで始まったと思っていたので、意外で、興味深く、アイルランドやスコットランドの歴史全般についても知りたくなりました。

アメリカの禁酒法(1920~1933年適用)のおかげで、カナダのウイスキー作りが盛んになり品質も良くなった経緯には、驚きました。竹鶴政孝のスコットランド留学から始まる、日本のウイスキー作りについて記した第5章や第6章は、身近に感じられ、楽しい。

(文中の写真、飲んでみたいウイスキー銘柄)

   

イギリスの地図。シンプルですが、ウイスキーの歴史には、欠かすことのできない地図です。シェークスピアの戯曲や、ヴェルディのオペラの舞台でもあり、改めてこの地域に関する歴史を知りたいと思いました。

   

NHK連続テレビ小説『マッサン』の撮影のためのセットと台本。

   

ブッシュミルズ10年。このウイスキーは、ハイボールでもいけるようです。

   

カナディアンクラブ。ライトで飲みやすそうです。

   

ジャパニーズウイスキーでは、サントリーの「山崎」や「白州」が有名ですが、北海道で作られているニッカウヰスキーの「余市」を飲んでみたい。

(著者略歴)


マルコ・マルコーニ「NORDIK」、小木曽製粉所安曇野店で鴨南蛮そば、みのぶまんじゅう

2022-12-22 19:30:00 | ピアノ・トリオ

18日に行った身延山では、「みのぶだんご」をいただいたので、昼食はやめておきました。帰りにお腹が減ったので、小木曽製粉所安曇野店へ寄り、鴨南蛮そばをいただきましたが、鴨肉が柔らかくよい感じでした。柔軟な演奏を。

MARCO MARCONI (マルコ・マルコーニ)
NORDIK (33 Jazz Records 2013年録音)

   

マルコ・マルコーニ(p)のアルバム「New Roads」(拙ブログの記事)がすごく良かったので、マルコーニの前作である「Nordik」を購入しました。マルコーニは、2012年に本拠をイタリアから英国に移していますが、本作は、イタリアのFazioli Concert Hall(ファツィオリ・コンサート・ホール)における録音。

メンバーは、マルコ・マルコーニ(p)、アンドレア・ディ・ビアーゼ(b、Andre di Biase)、エンツォ・ツィリッリ(ds、Enzo Zirilli)。ビアーゼとツィリッリは、イタリアのミュージシャンですが、ビアーゼ(b)は、ロンドンとミラノを拠点にしているので、英国での活動が多いようです。

曲目は、次のとおり。

1  Too high Don't Try (Marco Marconi)
2  Nordik (Marco Marconi)
3  I Mean You (Thelonious Monk)
4  U. K. Journey (Marco Marconi)
5  Blizzard (Marco Marconi)
6  Take Five (Paul Desmond)
7  Photos in Regent's Park (Marco Marconi)
8  Sunside (Marco Marconi)
9  I Got It Bad (Duke Ellington)
10  Pecan Girl (Marco Marconi)
11  Better With You (Marco Marconi)
12  Maple Leaf Rag (Scott Joplin)
マルコ・マルコーニの自作が、8曲を占めています。あとは、モンク、ポール・デズモンド、エリントン、スコット・ジョップリンの有名曲です。

イタリアのピアノメーカーである「ファツィオリ」社のコンサート・ホールにおける録音という点にまず驚きました。このホールを使う録音は多いのかもしれませんが、英国のレコード会社がそこまで用意するというのは、よほど、マルコーニの音楽に惚れ込んだのでしょう。彼のピアノに加え、リズム陣も素晴らしく、例えば「I Mean You」におけるベースプレイが心地よい。マルコーニの自作「Nordik」や「Blizzard」のテーマが美しく、「Take Five」は、少しいじりすぎのような気がするけれど、彼の次のアルバムを期待したくなりました。

【マルコ・マルコーニ ホームページ】

Marco Marconi (Jazz Pianist & Composer) – Jazz Pianist & Composer

(参考)本アルバムから、「I Mean You」が聴けます。

I Mean You (HD) Marco Marconi Trio (feat. Andrea Di Biase & Enzo Zirilli) - YouTube

(ライナーノートにあるメンバーの写真)

   

   

 

【小木曽製粉所 安曇野店】

小木曾製粉所ホームページ:そば処 小木曽製粉所 (ogiso-seifunjo.com)

入ったのは、17時くらいです。小木曽製粉所安曇野店は、通しで営業(11:00~20:00)しているので助かります。

入口

店内。セルフサービスで、注文品を受け取り、支払いを済ませます。あとは、好きな場所に腰かけていただく仕組みです。

鴨南蛮そばを注文。冬季限定の品物です。

鴨肉とネギが美味しそうです。蕎麦と汁はまずまずといったところですが、早くて簡便なのがありがたい。

ナスの天ぷらも取ってきました。

ネギが新鮮でよかった。

   

(おまけ)身延山のお土産に買ってきた「みのぶまんじゅう」です。奥さんに大好評でした。