安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

小島のり子(フルート)トリオ・ライブ(12月11日 安曇野市いさつ歯科医院)

2022-12-12 19:30:00 | ジャズライブ

12月11日(日)に、フルートの小島のり子さんのライブが安曇野市いさつ歯科医院でありました。2012年に飯田市、2016年と2019年に安曇野市で聴いていて、小島さんの演奏を聴くのは今回が4回目です。

   

チラシ。「jazz flute Tiro」と印刷されていますが、多分『Tiro』は『 Trio』だと思います。でも、『Tiro」も語感がよくて、悪くありません。

(出 演)

小島のり子(フルート)
天野丘(ギター)
落合康介(ベース) 

(曲 目)

1  Lady Luck (Thad Jones)
2  Fungii Mama (Blue Mitchell)
3  You Taught My Heart to Sing (McCoy Tyner)
4  Anti Climax (Lee Morgan)
5  花の香 (小島のり子)

《休憩》

1  Keep Me in My Mind (John Scofield)
2  Domino (Louis Ferrari)
3  Lush Life (Billy Strayhorn)
椰子の実やしのみ) (大中寅二)
5  Bright Mississippi (Thelonious Monk)
6  There Will Never Be Another You (Harry Warren) (あなたなしでは)【アンコール曲】

(感 想)

小島さんは、曲目の紹介をしてから演奏に入るのですが、今回の選曲、解説ともに素晴らしく、それだけで出かけた甲斐がありました。演奏曲目は、僕のように1950年代~70年代くらいに録音されたジャズを好きな人には、感涙ものの曲が並んでいます。

「Lady Luck」は、エルヴィン・ジョーンズの「Elvin」(Riverside)収録曲で、僕も好きな曲です。ブルー・ミッチェルの「Funjii Mama」は「The Thing To Do」(Blue Note)収録、リー・モーガンの「Anti Climax」は「The Sixth Sense」(Blue Note)収録と、ライブでこんな曲が聴けるとは、驚きました。

ローランド・カークに名演のある「Domino」を、濁った音も交えて小島さんが熱演し、童謡「椰子の実」では、落合さんが馬頭琴をプレイするなど、演奏も印象に残りました。できれば、ピアノトリオの伴奏で、これらの曲を聴いてみたいと思いながら、会場を後にしました。

演奏終了時にメンバー紹介をしている小島さん。

【小島のり子 ホームページ】

Noriko KOJIMA – Jazz Flute World (kojinori.com)

 

(出演者のプロフィール)

【当夜のいさつ歯科医院】

開始前のステージ

小島のり子作のCDの引き延ばしたジャケットが飾ってありました。左の「Songs for My Sake」は持っています。