安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

杣添尾根から、コマクサに出会えた横岳(標高 2,830m)登山(1)【野辺山駅~登山口~樹林帯】

2023-08-06 19:50:49 | 登山・ハイキング

8月5日(土)に、Aさんと八ヶ岳の横岳(標高 2,830m)に登りました。南牧村側の登山口から杣添尾根を歩き、山頂へ。念願の山頂に立てて嬉しく、稜線上には、コマクサなど花もあり、すごく楽しめました。

暑い中水分補給が不十分だったせいか、下山時は、脚がつり気味になり、休憩をいれながらぼつぼつと下りてきました。野辺山駅と登山口の間は、南牧村村営の登山バス(無料)にお世話になり、ありがたかった。

【行 程】

(村営バス)野辺山駅登山バス出発 5:40 → 南八ヶ岳林道登山口(杣添尾根方面)着 6:08

(往路)南八ヶ岳林道登山口発 6:13 → 見晴台(2,600m) 8:54 → 赤岳・横岳分岐 10:07 → 横岳山頂 10:41

(復路)横岳山頂 11:28 → 赤岳・横岳分岐 11:52 → 見晴台 12:44 → 南八ヶ岳林道登山口着 15:22

  (野辺山駅~南八ヶ岳林道登山口)

早朝5時20分くらいの野辺山駅。

駅前からバスで送迎してもらえます。1便は、5時40分発。これに乗り込みました。車は、駅前の村営駐車場に停めました。(参考)八ヶ岳登山バス予約サイト | ブログ | 【公式】信州みなみまきむら (kanko-nobeyama.jp)

赤岳への県界尾根登山口が途中にあります。そこで下りて赤岳へ向かう方もいました。

南八ヶ岳林道登山口に到着。10台分くらい停まれる駐車場もあります。この林道は、砂利道ですが、非常によく整備されています。トイレもあります。

貯水池が駐車場の反対側にあります。

南牧村の設置した標柱。無料バス、標柱、立派な林道と、南牧村は赤岳、横岳の登山客誘致に力をいれている感じでした。とても嬉しいことです。

(南八ヶ岳林道登山口~樹林帯を抜けるところまで)

登山口を出発。

最初は、いくらかなだらかです。初めから樹林帯の中の登山道を進みます。

少し歩くと、渓流にかかる橋を渡ります。奧に見えている階段が滑りやすいので要注意です。

苔の森といいましょうか。橋の上流です。

橋の下流。これぞ八ヶ岳といった光景です。素晴らしい。

次第に傾斜が急になっていきます。

登山道に根っこや石があるところも増えてきます。

標高2,100m地点の表示。

二人連れの方達です。山梨県の方でしたが、非常に植物や花に詳しくて、びっくりしました。

標高2,300m地点の表示。

土が崩れるのを防ぐためもあり、階段が結構あります。段差もあるので、脚に痛みがあった下りはたいへんでした。

ちょっとした広場になっていて休憩適地です。お二人が休んでいました。

その小広場に、昔の標識が残っていました。

樹林帯なので、太陽はそうあたりませんが、当たると暑かったです。

小さな花もありました。名前は不明です。

2,500m地点の表示。

左手が開けた場所があり、休憩。見えている山は、赤岳からいっている尾根上にあるもののようです。

小さな花ですが、珍しいと思い撮影。名前がわかる方がいたら、教えて下さい。

花。こちらも名前は不明。

樹林帯を抜けました。やったーですが、見上げると。

まだ道のりは、長そうです。

(2)へ続きます。


デイヴ・ブルーベック「BRUBECK TIME」、むさしの森珈琲のアフォガートで寛ぎの一時。

2023-08-05 21:20:48 | ピアノ

長野市のむさしの森珈琲に入り、メニューを眺めていたら、アフォガートがあるではありませんか。早速注文。冷たいアイスクリームに熱いエスプレッソをかけて、至福の一時でした。クールなアルト奏者。

DAVE BRUBECK (デイヴ・ブルーベック)
BRUBECK TIME (COLUMBIA 1955年録音)

   

暑いので、クールなアルトサックスを聴きたいと、ポール・デズモンド(as)の録音を聴いてみました。デイヴ・ブルーベック・グループの一員として長く活躍しただけに、ブルーベックとの録音が多く、本作もブルーベックのリーダー作です。

メンバーは、デイヴ・ブルーベック(p)、ポール・デズモンド(as)、ボブ・ベイツ(b)、ジョー・ドッジ(ds)。1955年の録音ですが、デズモンドのアルトアックスは艶やかに録れています。

曲目は次のとおり。

1  Audrey (Paul Desmond)
2  Jeepers Creepers (Harry Warren)
3  Pennies From Heaven (Arhur Johnson)
4  Why Do I Love You (Cole Porter)
5  Stompin' For Mili (Dave Brubeck)
6  Kiipin' Out of Mischief Now (Fats Waller)
7  A Fine Romance (Jerome kern)
8  Brother, Can You Spare a Dime (Jay Gorney)
「Audrey」は、ポール・デズモンドが、映画女優のオードリー・ペプバーンに捧げて作ったバラード。「Jeeper Creepers」や「Pennies From Heaven」、「 A Fine Romance」といったスタンダードを収録。

ポール・デズモンド(as)のようなサウンドやフレージングで、演奏しているアルト・サックス奏者というのは、なかなかいないのかもしれません。とりわけ、芳醇で美しい音色は、彼の特色で、夏の季節に清涼剤にもなります。クール一辺倒ではなく、親しみも感じられます。ここでは、デズモンド作「Audrey」も紹介演奏されていますし、「Pennies From Heaven」、「A FIne Romance」をはじめ。彼の優雅な演奏が楽しめます。こういうジャズも捨てがたい。

   

本作は、オリジナル盤レコードで聴いています。

(参考)本作を聴くことができます。

Dave Brubeck × Brubeck Time - YouTube

 

【むさしの森珈琲 長野若里店】

住所:長野県長野市若里6丁目1-1 
電話:026-229-7151
ホームページ:むさしの森珈琲 | すかいらーくグループ (skylark.co.jp)

外観

入口

アフォガートとアイスコーヒーを注文。

エスプレッソを注いでいただきます。

このところ、他のお店でもアフォガートを注文することが多いです。

アイス珈琲。

本日は登山に行っていて、投稿が遅くなりました。明日は、登山の記事を書きます。

安曇野市の三宝亭で、「煮干し醤油らーめん」をいただきました。

2023-08-04 19:29:30 | グルメ

三宝亭安曇野店にこの前入ったところ、「五目うま煮めん」が相変わらず美味しかったので、引き続き、利用してみました。今回は、もう一つの看板商品である「煮干し醤油らーめん」とギョウザをいただきました。

魚介の風味が出ている醤油スープに、もちもちとした細めの自家製中華麺が合い、美味しい。ただ、野菜が少なく、バランスがよくないので、一杯だけいただくなら「五目うま煮めん」だと思いました。

外観

店内。そろそろお客さんが増えてくる時間です。

煮干し醤油らーめんのメニュー。半熟たまごが乗ったものを注文。

焼き餃子のメニュー。3個のものを注文。

麺が結構いけるので、つけ麺「極」という商品もよいかもしれません。いつか食べてみたい。

はじめに、餃子がきました。

結構大ぶりです。

調味料。ラー油もありますが、僕は辛いのは苦手なので、使いません。

酢と醤油でいただきます。

煮干し醤油らーめん。『うるめ煮干しとかたくち煮干しに上品な煮干しの風味が活きる「焼き煮干し」を加え、より味に深みを加えた煮干しスープを毎日お店で炊いている』そうです。

チャーシュー。とろとろ系です。

お菜が入っていました。シナチクも。

味玉入りにしました。ベースのスープや麺が、なかなか良いので、三宝亭は、たまに使おうと思います。

【三宝亭 安曇野店】

住所:長野県安曇野市豊科南穂高1240 
電話:0263-71-5805
ホームページ:三宝亭/さんぽう亭 |三宝グループ | 三宝グループ (sanpou-g.co.jp)


ハンク・モブレー「STRAIGHT NO FILTER」、上田市「香吃大食堂」で若鶏唐揚げマーラー炒めランチ。

2023-08-03 19:30:00 | テナー・サックス

ランチに冷やし中華を食べようと香吃大食堂(上田市)へ行ったら、鶏の唐揚げマーラー炒めがあったので、興味を惹かれて注文。ピリ辛で、食欲も増し、美味しいくいただきました。ピリッとした演奏です。

HANK MOBLEY (ハンク・モブレー)
STRAIGHT NO FILTER  (BLUE NOTE 1963年、1965年、1966年録音)

   

ハンク・モブレー(ts, 1930~1986年)は、ブルーノートレーベルにアルバムが多いですが、「Soul Station」や「Dippin'」といった代表的なもの以外にも、録音後お蔵入りしていて、後年発表されるものもあり、本作もその一つで、1986年に発売されたもの。

メンバーは、1966年6月17日録音の分が、ハンク・モブレー(ts)、リー・モーガン(tp)、マッコイ・タイナー(p)、ボブ・クランショー(b)、ビリー・ヒギンズ(ds)。1965年2月4日録音の分が、モブレー(ts)、フレディー・ハバード(tp)、バリー・ハリス(p)、ポール・チェンバース(b)、ビリー・ヒギンズ(ds)。1963年3月7日録音の分が、モブレー(ts)、ドナルド・バード(tp)、ハービー・ハンコック(p)、ブッチ・ウォーレン(b)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)。

曲目は次のとおり。

1  Straight No Filter
2  Chain Raction
3  Soft Impressions
4  Third Time Around
5  Hnk's Waltz
6  The Feelin's Good
全てハンク・モブレーの作曲した曲。1~3は、1966年6月17日、4と5が65年2月4日、6は63年3月7日録音。4と5は「The Turnaround」と同じメンバーによる1日前の録音で、6は「No Room For Squares」の未収録曲。

1960年代半ばのハンク・モブレー(ts)の演奏を集めたアルバムですが、未発表が嘘だろという優れた内容です。ミディアムテンポのスイングする「Third Time Around」におけるモブレーのソロは、いつになく力強く、低音中心に迫力があります。1~3も素晴らしく、マッコイ・タイナー(p)を中心とするリズムセクションがハードなプレイを繰り広げ、それに乗った、モブレーとモーガン(tp)が存分にソロをとります。アップテンポの「Straight No Filter」はエキサイテイング、ブルースの「Soft Impressions」は、寛げて、曲の並びもよい。

   

聴いたレコードのレーベル。

(参考)本作から「Straight No Filter」が聴けます。

Straight No Filter (Remastered) - YouTube

 

【香吃大食堂(シャンチーダイショクドウ)】
 

外観

入口

本日のランチ三種類の中から、Bの若鳥の唐揚げマーラー炒めを注文。少し辛いらしいけど、どういうものかよくわかりません。まあ、唐揚げならよいか。

カウンター席に座りました。一番乗りでした。窓からは中庭が見えています。

大きくて立派なカウンダ―です。

本日のBランチ。ごはん、サラダ、スープはおかわり自由です。

若鳥の唐揚げマーラー炒め。唐揚げの衣が薄くて、ありがたい。量的にも充分でした。

ピーナツと、黒くて細いものは、多分、細く切った唐辛子でしょうか。辛かったです。

炒めたネギもやや辛くて美味しい。

サラダ。

ごはん。つやつやとして、いい米を使っているようです。

スープ。ピントが合いませんでした。前もそうだったのですが、ピントをあわすのが、なかなか難しい。

漬物

食後に、お茶をもってきてくれました。次回は、冷やし中華をいただきたい。


今野敏著「任侠シネマ」(中公文庫)を読みました。ストーリー、キャラクターが面白い。

2023-08-02 19:30:00 | 読書

今野敏著「任侠シネマ」(中央公論社 2020年3月刊)が、この4月に文庫化されたので購入しました。

   

表紙

(あらすじ)

(感 想)

今野敏著「任侠」シリーズの第5作目「任侠シネマ」(中公文庫)を読みました。廃業予定の北千住にある映画館「千住シネマ」を存続させるために、阿岐本組が奮闘する話で、ストーリーに無理がなく、喜劇的な要素もあって、しっくりとくるよい小説です。

営業の立て直しというよりも、廃業へ追い込み、そのビルを売却して儲けようとしている勢力を除外していくストーリーは、説得力があります。また、暴力団排除条例を盾に、組をつぶそうとしている署の係長も登場しますが、これも実際にありそうで、社会をよく描いているという感想ももちました。

「任侠シネマ」でも組長以下のキャラクターが面白く、人情喜劇の面もあって、それは第1作から一貫した魅力です。阿岐本組長はもともと映画ファンで、日村代貸、女子高生「香苗ちゃん」が映画の魅力にはまっていくところは感動もので、著者の映画愛が伝わってきます。

(裏帯にあるPR)

 

(著者略歴)

  

【中央公論社 任侠シリーズを含む今野敏の著作】

検索結果|中央公論新社 (chuko.co.jp)