安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ダスコ・ゴイコヴィッチ「SOUL CONNECTION」、金沢カレーの「ゴーゴーカレー安曇野店」オープン。

2024-01-11 19:30:00 | トランペット・トロンボーン

金沢市が本拠の「ゴーゴーカレー」が、安曇野市にある「信州濃厚みそらーめん 信々白雪」の店内に、昨年12月5日にオープンしたので、出かけてきました。長野県再上陸だそうです。再び取り上げたアルバム。

DUSKO GOYKOVICH (ダスコ・ゴイコヴィッチ)
SOUL CONNECTION VOL.1 (enja 1993年録音)

   

ユーゴスラヴィア出身のダスコ・ゴイコヴィッチ(tp, 1931年10月14日~2023年4月5日)は、ハードバップ系の奏者で、哀愁フレーズを奏でた大好きなトランペッターです。昨年4月に91歳で亡くなりましたので、彼を偲び、先の三連休に改めて「Soul Connection」をオリジナル盤で聴きました。

メンバーは、ダスコ・ゴイコヴィッチ(tp)、トミー・フラナガン(p)、ジミー・ヒース(ts)、エディ・ゴメス(b)、ミッキー・ロッカー(ds)。ニューヨークにおける録音で、トミー・フラナガン以下素晴らしいメンバーが参加しています。

曲目は、次のとおり。

1  Soul Connection (Dusko Goykovich)
2  Ballads For Miles (Dusko Goykovich)
3  Blues Valse (Dusko Goykovich)
4  Inga (Dusko Goykovich)
5  I'll Close My Eyes (Buddy Kaye,  Bernice Petkere,  Billy Reid)
スタンダードの「I'll Close My Eyes」以外の4曲は、ダスコ・ゴイコヴィッチの作曲したものです。「Ballads For Miles」は、マイルス・デイヴィスに捧げられた曲。ダスコは、マイルスからの影響を受けています。

彼のアルバムは、数多いですが、その中でも屈指の一枚。メンバー全員がリラックスして、スイングしていて、まさに名人セッション。ゴイコヴィッチ(tp)は、オープンだけでなく、「I'll Close My Eyes」ではミュートを使い、切々と吹いていて、感涙ものです。彼の名作「Inga」は、軽いボッサリズムに乗ったダスコ(tp)とジミー・ヒース(ts)、トミー・フラナガン(p)のソロが素晴らしい。昨年12月に入手したオリジナルのレコードで聴いていますが、vol.1とvol.2を併せ収録したCDが出ています。

ジャケット裏面にあるメンバーの写真。真ん中がダスコ・ゴイコヴィッチ。

(参考)本作から「Soul Connection」が聴けます。

Dusko Goykovich - Soul Connection - YouTube

(自宅で聴いているところ)

飾ってあるレコードは、いずれもダスコ・ゴイコヴィッチのリーダー作。右から、「Slavic Mood」(VISTA  再発盤レコード)、本作「Soul Connection vol.1」(enja オリジナル盤)、「As Simple as It Is」(MPS オリジナル盤)。

この3作は、過去に拙ブログで取り上げました。「Slavic Mood」と「Soul Conneciton」は、取り上げた時点ではCDで聴いていたのですが、昨年12月にレコードを入手。拙ブログのこの3枚に関する過去記事へのリンクは次のとおり。

ダスコ・ゴイコヴィッチ SLAVIC MOOD (2012年7月1日アップ)
ダスコ・ゴイコヴィッチ SOUL CONNECTION (2015年3月11日アップ)
ダスコ・ゴイコヴィッチ   AS SIMPLE AS IT IS  (2023年1月8日アップ)

 

【ゴーゴーカレー安曇野店】

住所:長野県安曇野市豊科南穂高578-1
電話:0263-87-8720
ホームページ:金沢カレーブームの火付け役!ゴーゴーカレー (gogocurry.com)

外観

ゴーゴーカレーの看板。

券売機でチケットを購入。ロースカツカレーにしました。

その他のメニュー例。ゴーゴーカレー単品は、650円とリーズナブルです。

店内

ピッチャー入りのお水を持ってきてくれました。

ロースカツカレー。

ごはんの上を全ておおってしまっているカツがのっています。

金沢カレーは、濃厚でやや固めのルウが、特徴だと思いますが、このゴーゴーカレーも、まさにその通りでした。カツも大きいし、たまに寄ってもよいなと思いました。


安曇野市穂高有明のそば処「志水庵」で「とうじそば」のランチ。

2024-01-10 19:30:00 | グルメ

先の三連休の最終日の8日は、テレビ番組を録画した「ウィーン・フィル・ニューイヤーコンサート」や「NHKニューイヤーオペラコンサート」を視聴するなど、主にクラシック音楽を楽しんでいました。

テレビの前に座ったままなので、ランチは軽めにしようと、そば処「志水庵」へ。メニューに「とうじそば」があったので注文。「そうじそば」を出すお店は、この近辺では珍しい。美味しくいただきました。

お店の外観

営業時間が、11時~16時なので、遅めの昼食に使い勝手が良いです。水曜日定休です。

店内。昼食には遅い時間です。一組が帰ったあとで、貸し切りになりました。

窓からの眺め。前夜雪が降って少しだけ積もっています。

メニュー。『とうじそば』が目に留まりました。

まず、お茶とお茶うけ。

大根の漬物。甘味もあって、美味しい漬物です。

とうじそばのセットが運ばれてきました。

煮ているところです。

白菜やネギ、きのこ、油揚げ、鶏肉などが入っています。

そば。ボリュームあります。

中身は、もりそばと同じだそうです。細くて、さらさらとした上質な蕎麦です。

湯がいているところ。

丼に蕎麦をいれ、つゆを入れ、具材を乗せたところです。

かしわ(鶏肉)を乗せてみました。身体も温まって、大いに満足しました。

お茶をポットでもってきてくれました。サービスが良かったです。次はにしん蕎麦を食べてみたい。

【そば処 志水庵(しすいあん)】

住所: 長野県安曇野市穂高有明7384-24 
電話:0263-88-8197 
ホームページ:そば処 志水庵 shisuian(@shimizu64shisuian) • Instagram写真と動画


高関健指揮 富士山静岡交響楽団演奏会【グリーグ:ピアノ協奏曲、高木竜馬(p)、ヨハン・シュトラウスのワルツ】

2024-01-09 19:30:00 | クラシック演奏会

高関健指揮の富士山静岡交響楽団のニューイヤーコンサートが、長野市のホクト文化ホールで開催されたので、聴きに行きました。

   

チラシ表

(出 演)

指揮:高関 健
ピアノ:高木 竜馬
管弦楽:富士山静岡交響楽団 

高関健さんは、国内主要オーケストラで重職を歴任し、現在、富士山静岡交響楽団首席指揮者、東京シティ・フィル常任指揮者、仙台フィル常任指揮者。高木竜馬さんは、第16回エドヴァルド・グリーグ国際ピアノコンクールで優勝、オスロフィル、ベルゲンフィル、ウィーン室内管、東京フィルなどと共演。京都市立芸術大学専任講師。詳しくは、下記をご覧ください。

(曲 目)

モーツァルト / 歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」序曲 K.588
グリーグ / ピアノ協奏曲  イ短調  op.16

シューマン / トロイメライ (ソリストアンコール曲)

  〈休憩〉

ヨハン・シュトラウス2世 / 喜歌劇「こうもり」序曲
ヨーゼフ・シュトラウス / ポルカ・マズルカ「とんぼ」 op.204
ヨハン・シュトラウス2世 / ワルツ「春の声」 op.410
ヨハン・シュトラウス2世 / 喜歌劇「騎士パズマン」 op.441より「チャールダッシュ」
エドゥアルト・シュトラウス / カルメン・カドリーユ op.134
ヨハン・シュトラウス2世 / ワルツ「美しき青きドナウ」 op.314

ヨハン・シュトラウス / ラデッキー行進曲 (オーケストラアンコール曲)

 (感 想)

静岡県内唯一の常設プロオーケストラである、富士山静岡交響楽団の演奏会を初めて聴きましたが、本拠地である静岡県の県民が羨ましく思えました。会場は中ホール(984席)でしたが、空席が多く観客が少ないのが残念でした。

前半のメインは、グリーグのピアノ協奏曲で、高木竜馬さんの弾きこまれたピアニスティックな響きがなかなか映えていました。僕が好きなのは第一楽章なのですが、高関健さんの指揮を含めて、全体を通して、強弱のコントラストが鮮やかなように感じました。

後半は、シュトラウス一家のプログラムで、喜歌劇「こうもり」序曲やワルツ「春の声」など、早めのテンポの曲は、勢いがよいのが印象的でした。ワルツ「美しきドナウ」では、弦の響きに少し潤いがほしいように感じましたが、アンコールの「ラデッキー行進曲」まで、華やいだ後半でした。

(演奏中の写真、富士山静岡交響楽団のfacebookからお借りした写真です。)

高関健(指揮)

高木竜馬(ピアノ)

富士山静岡交響楽団

(出演者のプロフィール)

【高関健 ツイッター】

高関 健(@KenTakaseki)さん / Twitter

【高木竜馬 ホームページ】

髙木竜馬 公式ホームページ (ryomatakagi.com)

【富士山静岡交響楽団ホームページ】

【公式】富士山静岡交響楽団 | オーケストラ | 静響 (shizukyo.or.jp)

 

(あらかじめ聴いたCD)

   

グリーグ:ピアノ協奏曲。スヴャトスラフ・リヒテル(p)、ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮モンテ・カルロ国立歌劇場管弦楽団(1974年録音)。迫力十二分の演奏。

   

ウィーン・フィル・ニューイヤーコンサート1989。カルロス・クライバー指揮ウィーン・フィル(1989年録音)。最高です。

(富士山静岡交響楽団の演奏会を聴いたら観たくなり、帰宅後、喜歌劇「こうもり」をDVDで観ました。)

   

カルロス・クライバー指揮バイエルン国立管弦楽団、バイエルン国立歌劇場合唱団。パメラ・コバーン(S)、ジャネット・ペリー(S)、エバハルト・ヴェヒター(T)、オットー・シェンク演出。(1986年バイエルン州立歌劇場で録画)

カルロス・クライバー(指揮)。このDVDの良い点の一つは、クライバーの指揮姿も映されているところです。華麗、躍動的、かっこいい、賛辞の言葉しか思いつきません。

アデーレ役のジャネット・ペリーがシャンパンを称える歌を歌っているところ。伴奏の管弦楽も含め、盛り上がります。この場面に続く第2幕のフィナーレでは、ポルカ「雷鳴と電光」が演奏され、舞台の上はそれにのって大騒ぎ。

みんなシャンパンのせいだと歌う最後の場面。歌っているのはロザリンデ役のパメラ・コバーン。DVDのコメントは、以前観た際のものも入っています。


山梨県富士吉田市のジャズ喫茶「ON LAVA」で、ジャズとウィーン・フィル・ニューイヤーコンサート聴きました。

2024-01-08 19:30:00 | ジャズ喫茶

1月6日、富士河口湖町にある竜ヶ岳に登ったあと、本栖湖の駐車場から30分ほど走って、富士吉田市のジャズ喫茶「ON LAVA」を訪ねました。前回が2023年4月だったので、随分、久しぶりです。

マスターはお元気で、新たなカートリッジを導入したなどの話で盛り上がりました。ウィーンフィルのニューイヤーコンサートのTV中継の時間だったので、前半を観て、ジャズのレコードも2枚ほど聴きました。

外観

飾り付けもあり、お正月ムードです。「ON LAVA」は、新年は本日からの営業です。

壁のディスプレイ。ハードバップの名盤中心です。

レコード棚やレコードプレーヤー。

スクリーンをおろしてあり、ウィーンフィルニューイヤーコンサート(2024年1月1日開催で、当日放映されたもの)を映していました。音は、左右のスピーカーから出ています。

今年は、ティーレマンの指揮です。初めてニューイヤーで演奏される曲が多くて、びっくりしました。自宅でも録画中なので、後日、また観たいと思います。もっとも、ON LAVAのような素晴らしい音では聴けません。

アンプ関連の機器。

レコードプレーヤーは3台設置されています。真ん中がモノラルで、左右はステレオ用。

カートリッジを変更してあって、日本のメーカー、ダイナベクター製のものを使用しています。中高音がよく伸びているとマスターは話していました。

カートリッジの外箱。

ダイナベクターの製品を掲載したチラシ。「KARAT 17DX」を使っています。

まず、アイク・ケベック「Heavy Soul」がかかりました。テナーサックスの音色が素晴らしく、ニュアンスに富んでいます。このアルバムは、ON LAVAにあるような素晴らし装置で聴くと一段と良いです。

続いては、マイルス・デイヴィス「MILESTONES」(モノラル盤)がかかりました。

モノラル専用のプレーヤーでかけています。B面の「Milestone」からかかりましたが、マイルス、リズムセクションともに最高です。スピーカーの真ん中から音が飛びだしてきます。

珈琲をいただきました。チョコレートがついてきます。

コーラもいただきました。グラスもお店のロゴ入りで凝っています。ジャズに加えて、ウィーンフィルの良い音も聴けて、富士吉田まで足を伸ばして良かったです。

早めに「ON LAVA」を出たので、続けてもう少しジャズを聴きたくなり、安曇野市の自宅でマイルス・デイヴィス(tp)のアルバムを聴きました。真ん中に立てかけてあるジャケットは、マイルス・デイヴィス「Milestones」(Columbia オリジナル盤モノラル盤)で、ON LAVAにあるものと同じレコードです。

【ON LAVA】

住所: 山梨県富士吉田市竜ヶ丘1ー3ー9
電話:090-5395-1786
営業日: 土・日・祝 ※臨時休業の可能性があります。
ホームページ:Jazz house on Lava - News (weebly.com)


2024初登山に富士山展望の竜ヶ岳(1,485m、富士河口湖町)へ(2)【山頂光景、本栖湖、道の駅なるさわ「せんどそば」】

2024-01-07 19:30:00 | 登山・ハイキング

竜ヶ岳登山の2回目です。今回は、山頂の光景、下山、本栖湖の様子、道の駅なるさわで食べて「せんどそば」について記します。行程を再掲します。

【行 程】

(往路)登山口 9:10 → ベンチ 9:40-45 → 東屋 10:08-20 → 湖畔登山口分岐 10:59 → 竜ヶ岳山頂 11:09

(復路)山頂 11:30 → 湖畔登山口分岐 11:38 → 東屋 12:07 → ベンチ 12:29 → 登山口 12:52

(昼食) 道の駅なるさわ 

(山頂の光景)

山梨百名山の標識。

山頂を入れて富士山撮影。

山頂からの富士山

反対方向。先に進むと、雨ヶ岳、毛無山があります。

南アルプス方面。雲がかかっていますが、多分、右に北岳、左に間ノ岳。

(下 山)

山頂でおやつをいただき、下山へ。

湖畔登山口へのルートとの分岐あたりから、精進湖が見えました。

富士山を見ながら歩いていて、気分は最高です。

東屋に到着。

東屋の広場に、3体の石仏がありました。往路では、気づきませんでした。復路(下山)では石仏を探したところ、小さな小屋に入っていました。お参りしました。

傾斜が急になってきて、登山口が近い地点です。

登山口に到着。

(本栖湖)

本栖湖畔の駐車場。竜ヶ岳に登山した方も、こちらに停めた人が多いと思います。

売店もあります。

本栖湖の様子。

遊覧船が停まっています。冬のせいか、休業中でした。

(道の駅なるさわ)

住所:山梨県南都留郡鳴沢村 8532-63
電話:0555-85-3366
ホームページ:道の駅なるさわ (ja-narusawamura.or.jp)

駐車場は満車に近いくらいの台数が停まっていました。富士山が建物の上に見えています。本栖湖から富士吉田のジャズ喫茶「ON LAVA」に向かう途中で寄りました。

敷地の一角には、「富士山博物館」がありました。

食堂に入っています。

   

「せんどそば」を注文。山盛りの大根の千切りを温かいそばの上にのせたもの。「せんどつき」という器具で、大根をツマのように細く切って千切りを作るようです。珍しい郷土食だそうです。

せんどそば。山盛りの大根の千切りが乗っています。

特製の南蛮味噌。この味噌で、味の調整をします。僕も使いましたが、味変になって、よかったです。

蕎麦自体は、柔らかめのものでした。ワカメも入っていて、ヘルシーなそばでした。珍しい物をいただけて、良かった。