Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

視野の狭さ

2008年09月15日 22時21分23秒 | Weblog
 「美しい国」、「とてつもない日本」、「堂々たる政治」、「官僚国家の崩壊」云々。宰相や宰相を目指す人間がこの程度の本しか書けないのだから、政治は絶望的なのだろう。
 対して、アメリカでは、1928年、大統領選において、ハーバート・フーヴァーが「頑健な個人主義」がアメリカの最大の強みであるという、かの有名な演説を行っている。
 バーディーは決してアメリカかぶれではないつもりだが、日本の宰相候補の器の小ささと視野の狭さを痛感させられる。
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敬老の日と還付金詐欺

2008年09月15日 08時40分58秒 | Weblog
 最近、お年寄りを敬う風潮がめっきり廃れたと思う。それを端的に示すのは、老人をターゲットとした還付金詐欺の大流行である。
 還付金詐欺の被害者は、
① ATMの操作に詳しくない
② 多額の預金を持っている
③ 平日の昼間でもATMに行く時間がある
④ 税金や社会保険料等をきちんと納めている
という条件を満たさなければならない関係上、65歳以上の高齢者が大半である。
 他方、還付金詐欺の犯人は、順法精神に乏しく老人を敬う気持ちの薄い、しかもあまり金を持っていない若者が多い。ちなみに、彼らは獲得した金を生活費や遊興費としてすぐに費消してしまう(らしい)。もちろん、税金や保険料等は納めていないだろう。彼らに同情の余地はない。
 だが、ちょっと視点を変えれば、老後の蓄えとは言え、3人に1人は貯金を持たないといわれる現在において、高齢者に預金が偏在しているのは異常とも言える。他方、犯人=若者たちは、国家による所得の再分配にまったく期待しておらず、自力で世代間の所得の垂直移動を実現させているのだとも言える。
 振り込め詐欺の犯人には罪の意識が薄いと指摘されることが多いのは、上のような事情によるのかもしれない、等と勝手に思ったりする敬老の日であった。
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