職場におけるメンタルヘルスケア
「職場でみかける不調者には大きく2つのタイプがあるようです。第1は不調であることを積極的にアピールして、休みたいときは自ら主張するタイプ、第2は不調を認めたくない、まして休むなんてとんでもないと考えるタイプです。後者の場合、勤務は乱れ顔色も良くないなど、周りからみていて心配ですが、声かけをしても、「どうぞご心配なく」という返答がかえってきます。このようなタイプは不安定就労からやがては休業になっていくケースが多いようです。」
たまたま受けた研修(受講者は使用者側代理人の弁護士が大半)で、「メンタルヘルス不調者」という耳慣れない言葉を聞いた。労働者側弁護士の間ではまず聞かない言葉である。
この研修では、利益を生み出さないばかりか給料を払わなければならない「メンタルヘルス不調者」は早く辞めさせるのが望ましく、そのためには就業規則の休職期間に「通算●か月まで」という上限を設けるなどの措置が必要であることや、厄介なことにならないよう、復職には慎重に対応すべきであることなどが説かれていた。
恐ろしいと思ったのは、普通に働いてきた社員が、「メンタルヘルス不調者」と認定されたとたん、会社から腫れものを触るような扱いを受け、しまいには放逐されてしまうということである。
個人的には、こういう単語は使わないのがいいのではないかという気がする。
「職場でみかける不調者には大きく2つのタイプがあるようです。第1は不調であることを積極的にアピールして、休みたいときは自ら主張するタイプ、第2は不調を認めたくない、まして休むなんてとんでもないと考えるタイプです。後者の場合、勤務は乱れ顔色も良くないなど、周りからみていて心配ですが、声かけをしても、「どうぞご心配なく」という返答がかえってきます。このようなタイプは不安定就労からやがては休業になっていくケースが多いようです。」
たまたま受けた研修(受講者は使用者側代理人の弁護士が大半)で、「メンタルヘルス不調者」という耳慣れない言葉を聞いた。労働者側弁護士の間ではまず聞かない言葉である。
この研修では、利益を生み出さないばかりか給料を払わなければならない「メンタルヘルス不調者」は早く辞めさせるのが望ましく、そのためには就業規則の休職期間に「通算●か月まで」という上限を設けるなどの措置が必要であることや、厄介なことにならないよう、復職には慎重に対応すべきであることなどが説かれていた。
恐ろしいと思ったのは、普通に働いてきた社員が、「メンタルヘルス不調者」と認定されたとたん、会社から腫れものを触るような扱いを受け、しまいには放逐されてしまうということである。
個人的には、こういう単語は使わないのがいいのではないかという気がする。