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Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

とちり席?いろは席?

2025年02月07日 06時30分00秒 | Weblog
P.I.チャイコフスキー:四季 Op.37a
F.ショパン:12の練習曲 Op.10 F.ショパン:12の練習曲 Op.25
<アンコール曲>

 私はこのピアニストは初見なのだが、フライヤーの、 

 ”アシュケナージが認めた逸材”
 ”前回の武蔵野公演は3,500円(友の会),今回は1,300円(友の会)!!
  掟破りの”友食い状態”だ!!
 アウトレットで朝4時から並んで買いたくなるような激安料金”

というくだりでどうしても買いたくなった。
 ここの主催者は、こうした言葉のパワーで、(お金を余りかけずに)完売を連発しているのである。
 最前列中央やや右寄りの席をゲットしたのだが、私は、この位置を、長年の経験から「ピアノの音が最も強烈に降り注いでくる位置」だと認定している。
 これに対し、オーケストラやオペラのコンサートの場合、通常、最前列は「最も良い席」とは限らない。
 もちろん、「最も良い」という定義の問題はあるが、主催者側が先行予約の際に勧めて来るのは、前から5~10列目のことが多いように思う。
 某オーケストラの事務局の方にきいても同様の見解だったし、二期会の最速チケットを購入した際も、「あんまり前だとよくないので、5列目くらいにしますね」と言われたことがある。
 つまり、おおむね「とちり席」が良い席と考えられているようなのだ。
 ところが、ピアノのコンサートについては、やはり最前列がおそらく「最も良い席」だと思う。
 これは、グランドピアノの音が、上と下に向かう(音がおちる、音がのぼる)からだと考える。
 下に向かう音は、ステージの斜め下に落ちていくのである。
 なので、小ホールで最前列で聴くのと、大ホールの最後列で聴くのとでは、それこそ天と地ほどの差が出てしまう。
 イリヤ・ラシュコフスキーは、力強く躍動感のあるタッチが魅力のようで、席が前の方ほど迫力が感じられるパターンであった。
 なので、曲によっては(例えば、四季「舟歌」、エチュード25の10番や12番などは)、聴いていて逃げたくなるような恐怖を感じるくらいだった。
 ”アウトレットで朝4時から並んで”買ってもよいくらいなのである。

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