モーツァルト
アダージョ ロ短調 K.540
幻想曲 ハ短調 K.475
幻想曲 ニ短調 K.397
ピアノ・ソナタ第11番 イ長調 K.331「トルコ行進曲付き」
幻想曲 ハ短調 K.475
幻想曲 ニ短調 K.397
ピアノ・ソナタ第11番 イ長調 K.331「トルコ行進曲付き」
ショパン
ノクターン 変ホ長調 op.55-2
3つのマズルカ op.59
ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 op.35「葬送」
3つのマズルカ op.59
ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 op.35「葬送」
<アンコール曲>
シベリウス:悲しきワルツ
読響とのコンチェルトで素晴らしいパフォーマンスを示したポゴレリッチのソロ・コンサート。
近年の注目は選曲であるが、昨年(ホールとサロン(3))と同様、やはり「死」、「悲しみ」をテーマとした曲が多い。
妻を失った哀しみは完全には癒えていないのかもしれない。
(一連のキャリアの空白期間について)
「機械でも車でも何年もフルに使えばメンテナンスが必要になる」「それが短くて済む人もいれば、自分のように長くかかる人もいる」(公演プログラムより)
と語るとおり、この人の場合、哀しみからの回復にはそれなりに長い時間がかかるのかもしれない。
アンコールの「悲しきワルツ」は情感のこもった名演奏で、今年も最後はスタンディング・オベーションが沸き起こった。