リラックスの科学 毎日のストレスを効果的に解放する(ブルーバックス)著:F.J・マクギ-ガン 訳:森 昭胤 訳:三谷 恵一
「何がわかりにくいのかといえば、身体の内部の諸機能もまた、同様に骨格筋によって影響を受けるということである。たとえば、人が自分の脈拍を増加させたければ、自分の身体の筋肉をただ単に緊張させればよいのだ。このことは、簡単に実際やってみることができる。逆に、いったん脈拍を上げてしまった場合は、身体を硬化させて生じた過剰な緊張を下げていくことによって、再び脈拍をゆっくり打つようにできる。」(p52)
自明のことだが、身体のうちで人間が直接コントロールできるのは、随意筋(骨格筋)しかない。
随意筋は、神経との回路(神経-筋回路)を通じて脳とメッセージをやり取りしているので、自覚的に動かすことが出来るのである。
ところが、人間は、知らず知らずのうちに随意筋を緊張させ、これによって中枢神経系の活動が高まり、心臓や胃腸などの自律系の内臓に四六時中興奮が送り付けられてしまう。
これが突然死などの原因になるというのが、著者の指摘である。
この、「知らず知らずのうちに筋肉を緊張させる」というのが怖いところで、本来であれば意図的に動かせるはずの筋肉が、無自覚のうちに作動してしまうわけである。
これは、「随意筋の不随意化現象」といってもよい。
この現象は、パソコンを用いた作業をしていると、ほぼ必然的に起こっていると思う。
パソコンの画面に向かう時間が長い人は、要注意である。
「何がわかりにくいのかといえば、身体の内部の諸機能もまた、同様に骨格筋によって影響を受けるということである。たとえば、人が自分の脈拍を増加させたければ、自分の身体の筋肉をただ単に緊張させればよいのだ。このことは、簡単に実際やってみることができる。逆に、いったん脈拍を上げてしまった場合は、身体を硬化させて生じた過剰な緊張を下げていくことによって、再び脈拍をゆっくり打つようにできる。」(p52)
自明のことだが、身体のうちで人間が直接コントロールできるのは、随意筋(骨格筋)しかない。
随意筋は、神経との回路(神経-筋回路)を通じて脳とメッセージをやり取りしているので、自覚的に動かすことが出来るのである。
ところが、人間は、知らず知らずのうちに随意筋を緊張させ、これによって中枢神経系の活動が高まり、心臓や胃腸などの自律系の内臓に四六時中興奮が送り付けられてしまう。
これが突然死などの原因になるというのが、著者の指摘である。
この、「知らず知らずのうちに筋肉を緊張させる」というのが怖いところで、本来であれば意図的に動かせるはずの筋肉が、無自覚のうちに作動してしまうわけである。
これは、「随意筋の不随意化現象」といってもよい。
この現象は、パソコンを用いた作業をしていると、ほぼ必然的に起こっていると思う。
パソコンの画面に向かう時間が長い人は、要注意である。