スピードアップ

司法試験「合格３千人」の看板下ろす　政府の検討会議
法科大学院、実績低迷なら強制閉校も　政府検討会議提言
　法曹養成制度の改革（とはいっても「案」の段階だが）がスピードアップしているように思える。背景には、司法試験に合格できない人の増加と、合格しても仕事のない司法修習生の増加、さらには、「法学部人気の低下」があるようだ。
　いずれにしても、この種の「検討会議」の暴走だけは食い止める必要がある。

広き門

不人気「法学部」を弁護します　論理的思考、研ぎ澄ませ
　法学部が凋落している。原因は法科大学院制度だという。
　東大文Ⅰでは「足切り」が必要ないほど人気が落ちており、「広き門」となっている。だが、その一方で、「週刊新潮」によると、下位層のレベルも低下しているという。
　これは決して悪いことではない。これまで、「つぶしがきく」というあいまいな理由で法学部に入っていた人材が、いろいろな専攻・分野に広がるわけだから、社会全体としてはむしろ歓迎すべきことなのかもしれない。

知識のなさと伸びしろ

主演作ヒットで「大コケ女優」返上の前田敦子、映画マニアぶりに心配の声
　演じるのが好きな人が映画マニアである必要はないし、指摘されているように、映画マニアは理屈っぽくなりすぎる悪弊があるらしい。
　記事は、「悪魔のいけにえ」も知らない程度なので、かえって「伸びしろ」があるというが、それも違うような気がする。それなりに映画通でないと、演技の批評もできないだろう。

最後の長編

文体の実験、伴走に感謝　筒井康隆さん「聖痕」を終えて
　朝日新聞で連載されていた「聖痕」を読了。筒井康隆氏自身が「最後の長編」というとおりの力作だと思う。
　幼くしてリビドーを消失した主人公は、「食」を極める人生を送る。これ以上はネタバレとなるので、ストーリーは紹介できない。古語をちりばめた「文体の実験」というのがもう一つの売り物。
　「リビドーもコンプレックスもない人生」というのは、新鮮なテーマという印象を受ける。

粗利の高い商売

川越シェフ「食べログ」書き込みにキレる　 「水だけで800円、当たり前です」
　川越シェフの店で食べて、レシートに「アクア800円」と書かれていて仰天したというのが食べログの記事らしい。
　ちなみに、「アクアパンナ」は１リットル315円だから、1リットル出されたとしても、倍以上の料金を取っていることとなる。
　バブルのころ、銀座の喫茶店のコーヒーが1000円もするというのでニュースになったことがあるが、驚くには値しない。飲食店の料金には材料費のほかに地代家賃や人件費などがかかるため、平均的な粗利益率は７～８割とかなり高い。そうでないと黒字にならないのだ。

無資格

無資格で巻き爪手術、偽医者逮捕　２４００万円不正受給か
　「手術が雑」という風評が広まるまで、無資格の「医者」であることがバレなかったというのはすごい。
　医者も、ネットで検索できるシステムを作った方がいいと思う。

闘病中？

本田圭佑、レーシック手術失敗に代わる新たな病気の疑惑浮上…W杯出場への影響は？
　無事復帰したとはいうものの、見るからに病気っぽい様子である。
　公式には「インフルエンザの合併症」ということのようだが、正確な病名は不明である。ギラン・バレー症候群という説が出ている。そうではなく、以前から指摘されていたバセドウ病というのも有力らしい。
　いずれにしても、本田選手が何らかの病気と闘っていることは直観的に間違いないと感じる。本田選手は無理をしてしまう性格なのだが、個人的にはゆっくり休んで治療してほしい。

ボヤ

　昨夜１１時前、通っているスポーツクラブの地下１階駐車場でボヤ騒ぎがあり、その場（スタジオ）で待機を強いられる出来事があった。「待機」というのは、スタジオのすぐ横に避難階段があるため、ロッカールームに戻るのではなく、そこから逃げるかどうかの指示を待ったということである。
　ボヤは数分で火勢を失い、避難待機は解除されたのだが、「待機」という行動の無意味さに愕然とした。ボーっと待っている暇に、着替えて外に出ることが可能だったからだ。

アル中と鬱

自殺者のうち1/3がアルコール依存気味働き盛り男性と医師指摘
　アルコールの大量摂取はうつ病を引き起こすという。そして、働き盛りの男性に、自殺者が多いという。
　仕事のプレッシャーからアルコールに逃避し、最後は世間から逃避するということになってしまう。

左派の政策

　アベノミクスの影の立役者とされる高橋洋一氏によれば、インフレ・ターゲット政策はヨーロッパの左派政党の政策だそうである。確かに、インフレ率と失業率がリンクしていることはマクロ経済の常識で、インフレになれば失業率は低下する。
　そうなると、左派政党は立つ瀬がなくなるということになる。