Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

冷戦回避

2013年06月10日 08時01分31秒 | Weblog
米中首脳会談に垣間見える米中関係の複雑さ 日本も重層的対中アプローチを

 会談の開催については、9月のG20だと間が空きすぎるというので、米国側が提案したいう説もあれば、国内の支持基盤がガタガタの中国サイドが泣きついたという説もある。ただ、会談の形式が特殊であることについての米高官の説明からすれば、これは、一定の成果を目的とした会談というよりは、一種の「面接」だったのだと考えると分かりやすい。
 初っ端に話題にのぼったのが中国発とみられるサイバーテロと知的財産権侵害の問題である。この問題への対応については、オバマ大統領も国内で相当批判を浴びたようである。これに対し、中国側は、「自分も被害者だ」と容疑を否認したとのこと。このやり取りだけからも、今回の会談のトーンが分かる。
 ただ、こういう場面だけではなかったようで、ジョセフ・ナイ氏が指摘するように、Cold War Mentality(冷戦的思考様式)を避けるための「ガス抜き」(言いたいことを言い合う)の意味合いも強い。

Obama and Xi Try to Avoid a Cold War Mentality(ニューヨーク・タイムズ)

 次の大きな話題は、中国の領土拡張の動きである。中国は、領土拡張欲求を大国であるための「原動力」と認識しているようであるが、中国側はその根拠を示せなかったという。
 何気ない記事だが、大国たらんがための拡張主義でしかないと喝破されたということだ。おそらく、オバマ大統領は、「拡張主義」の目的についての習氏の理解を試していたと思われる。ここが「面接」の山場だったと思う。どのようなやり取りがあったかが興味深いが、17日から始まるG8において、その結果が少しは明らかになるかもしれない。
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飼い主を守る

2013年06月09日 07時40分29秒 | Weblog
顔面失った英雄犬、治療終えフィリピンに帰国
 私は犬も猫も飼ったことはないけれど、どちらかというと犬が好きだ。
 このフィリピンの事件も、猫の場合にはまずあり得ない話だ。
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基本的な安全性

2013年06月08日 09時14分47秒 | Weblog
設計者,工事監理者,及び,工事請負人の第三者責任(不法行為責任)(前田康行弁護士のブログ)
 分かりやすくまとめてあるが、設計者・施工者等が不法行為責任を負うのは、「建物としての基本的な安全性を損なう瑕疵」がある場合に限られるということである。
 ところが、訴訟では、軽微な瑕疵についても、瑕疵担保責任と選択的又は予備的に不法行為責任を主張する代理人がいる。やはり、最高裁判決くらいは押さえておかないと、恥ずかしい。
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親族を呼ぶ

2013年06月07日 07時52分26秒 | Weblog
母親も一緒に土下座していた矢口真里
 妻の不貞の証人とすべく、妻の母親を呼ぶという冷静な対応に驚く。既に弁護士に相談していたのだろうか。
 この事件の後、別居報道があり、当初は「なかなか芽が出ない夫に愛想をつかした」妻が夫を見捨てたという趣旨の報道が出ていた。おそらく、これは妻サイドが流した情報で、これが夫サイドを刺激した可能性がある。
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ゼロサム思考

2013年06月06日 07時46分47秒 | Weblog
弁護士出身政治家 国会で相手論破目的化する致命的欠陥あり
 記事の後半部分は?という感じだが、弁護士出身政治家の弱点についてはあたっている。勝ち負けのはっきりした仕事に没頭していると、「ゼロサム思考」から脱却できないという欠点がある。
 だが、キケロの例からも分かるとおり、政治家は弁論術に長けている必要がある。言葉で他人を動かすのだから、これは当たり前のことだ。弁護士出身ではないが、弁論術に長けた政治家としては、田中角栄元首相を思い出す。彼の場合は、「浪曲師」といった方がいいのかもしれない。
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「倫理」の個人差

2013年06月05日 08時01分07秒 | Weblog
利益相反(伊東良徳弁護士)
 上のサイトを見ると、「利益相反」といっても、弁護士の対応には幅があることが分かる。研修所の教官は、「君子危うきに近寄らず」で、「コンフリクトくさいなと思ったら、受任しないこと」を勧めていた。伊東弁護士も指摘するとおり、「信義」を判断基準とするやり方もあるだろう。
 これに対して、弁護士の数が少ない地方などでは、そんなことは言っていられないケースもあるだろう。だから、判断基準を緩める必要も出てくるだろう。
 
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夢の跡

2013年06月04日 08時02分11秒 | Weblog
大阪学院大、法科大学院募集停止 全国で7例目
 2人しか生徒が集まらなかったそうだ。
 大阪学院大は、初年度の適性試験の追試会場で、私もここで受験した。
 帰り道、サラリーマンとおぼしき人たちが、「2年で弁護士になれるんだな」と声を弾ませていたのを思い出す。
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死因

2013年06月03日 08時25分32秒 | Weblog
 土曜日の夜、ETVで「アイスマン」特集をやっていた。これが実に面白い。今週の金曜深夜にも再放送があるらしい。
 さて、一番衝撃的だったのは、5300年前のアルプス山中の古代人が、鍼灸の治療をやっていたとみられること。アイスマンの体に刻まれたタトゥーらしきものが、腰痛に効果のあるツボと一致しているそうだ。アイスマンは「腰椎すべり症」に悩まされていたらしい。
 
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地獄に落ちる

2013年06月02日 09時47分32秒 | Weblog
 「新潮45」の連載「日本のビョーキ」で、里見清一(本名:國頭英夫)さんが、医学部時代の思い出として、こんなことを書いていた。
 ある解剖学の先生が、こう言った。「患者は素人なので、判断は基本的には医者がやるべきだ。だが、その方針が結果的に間違っていたらとしたら、自らその判断の責任を負って地獄に落ちるのがプロじゃないのか」
 これは、専門家である人間には重く響く言葉である。「地獄に落ちる」の意味は多義的だが、少なくとも、その仕事を廃業するくらいの覚悟は必要ということだろう。
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良問

2013年06月01日 08時05分06秒 | Weblog
barexam:今年の司法試験民訴論文
 一昨年から予備校の添削をやめたので、ここ2年の司法試験の問題検討をしていないものの、噂のとおり、良問が多いようだ(ただし、行政法は除く。)。
 ロースクールとしては、このような良い問題に対応できるような指導を行えばいいのではないかと思うのだが・・・。
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