季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

職人の時間

2014-03-31 23:20:09 | ハンドワーククラブ HandworkClub
ハンドワーククラブにて。
今日はたくさんの人たちが。満員御礼!
春ですね。やっぱり桜が咲くと違う。

とにかく一日目がまわるくらいの忙しさ。たくさんの人たちがたくさんの力作を作るお手伝い。
ずっと集中ずっと待たせてる。

そんなみんなのパワーの一部を。

ベストの後ろ身頃部分を編むのにゲージを取っています。
これさえも何度も編んで解いて編み直すと言うのを繰り返して出来たもの。
8号から10号の針で編むところを彼は12号で編む。それでちょうど良いくらい。上の針の所。きつすぎて私だと動かせません。これでこの前セーター一枚編んだんだからすごいエネルギー。

       

手縫いのズボンも最終ポイントまで行っています。形になって来た。履こうと思ったらもう履けるところまで。それでもあせらずコツコツと信じられない緻密さで縫い進めています。
どの縫い目も細かさと正確さで言ったら尋常じゃないです。そして縫っている彼の集中力。その幸せそうな空気感。濃い輝くオーラに満ちています。

絹のスカーフと羊毛で作ったショールにビーズを縫い付ける。ただひたすらに規則正しく美しく。
クッションカバーをカバンに作り替える。その縫い目も緻密で丈夫。

       

みんないっぱいいっぱいでやってるんだけど、それが普通の人から見たらどれくらいすごいかわかってない。
人並み外れた集中力と持続力があるからこその彼ら。その途方もないエネルギーを手仕事に向けたらこんな風になるって、生かさない手はない。
つくづく思います。今の社会の仕事が彼らに合ってないだけなんじゃないかしら?って。

そしてこの仕事をするのが楽しくて心地よいと言う彼ら。濃密な熱のある時間を過ごして、終わったら爽快な感じ。観ててもわかる。

フェルトも面白い技法に今チャレンジしています。出来るのが楽しみです。

みんなやりきった感で満足そうにして帰る。
私は不完全燃焼かも。もっとみんなの意志に答えたい。分身して助けたい。そう思っても仕方ないので来週を楽しみに。

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春散歩

2014-03-30 22:06:36 | 暮らし Daily life
久しぶりの夫の休み。
ゆっくりするのかと思ったら、帰ってきた娘を送って明石まで。
たくさんの荷物を積んで。

お腹が空いたので駅にあるきしめんのお店でお昼を食べる。
入って注文して待ってたら、なんとそのお店を教えてくれた人が目の前に。偶然!こんな絶妙なタイミングで出会うってすごいと思う。
それで一緒に食べました。
野菜のてんぷらも美味しいし、きしめんが薄味のしっかりダシと絡んでなかなかほっこりする~。
おかかご飯がなんとも。おかかたっぷりに大根おろしに醤油をかけて。これはうまい!間違いなく日本人なら撃沈。

       

娘を送って荷物も運んだらちょっと散歩に明石公園まで。夫は初めて行くって。
私はクリニックのお花見で何回か行ったことがある。
風が強かったけど、良いお天気。気持ち良い。

       

サクラは3分咲き。他にもいろんな花が咲いてて芽が出てて、春だな~と。

たくさんの膨らんだ木の芽を付けた枝が広がる。空の雲がすごいスピードで流れて行く。それをじっとしばらく観る。

       

良い散歩だった。
それから魚棚(うおんたな)で買い物。夕方なので鮮魚は売り切れ。それでもいつも来たら買うのがちりめんじゃこ。今日は珍しいイカナゴの素干し。これは2週間くらいの間しか出ないそうです。もちろんくぎ煮も買いました。このふわっとしたせんべいが美味しいと聞いたので買った。たしかに、美味しい。
このいかなごの素干し。フライパンで油で炒めただけでもスナックみたいに美味しかった。さすが。買って良かった。

       




帰りに買い物に寄って貰う。
ずっと欲しくても考えていた。シャトルシェフ。中に入っている鍋で直火調理して、この保温ケースに入れて保温調理すると言うもの。

       

この冬中サーモスのフードコンテナーがお弁当に大活躍したので、その威力が十分にわかってるから大きいのが欲しかった。
昨日近くのイオンで見てこれにしようと思って、今日はディスカウントのハガキを持って、ちょっと離れたイオンに行った。
そしたら昨日なかった白があって(こっちの方が好き)、それが展示品だったから8980円が7000円に値下げになってて、そしてハガキを使ったので1割引きで6300円。すごい安く買えた~。良かった。
もちろん蓋に傷がついてるけど、使うのには支障ないから大丈夫。
これからそんな小さな傷なんか気にならないくらいにいっぱい使う。

こういう調理器具は私にとっては武器と同じ。これからどうやって使ってどんな美味しい料理をお得に作るのか、私の技の見せどころ。腕が鳴るわ!
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フードコンテナーで茶がゆ

2014-03-29 13:22:16 | 食べ物 Eat
昨日の茶がゆが美味しかったので作ってみた。
今日の弁当を作りながら考えた。
フードコンテナーに煮だした番茶と洗った米(炊いたご飯じゃなくて、米です)を入れて蓋をして置いておく。それだけ。

3時間ほど経って様子をみてみたら出来てる。

       

お~!すごい。聞きしに勝る粥具合。
お米が弾けてふわふわになっている。すごい。

夫の弁当の残りの四川風牛バラとジャガイモの煮込みと一緒に食べる。

昨日のお土産の甘梅漬がこれまた美味しい。紫蘇で包んだ梅。甘じょっぱい。お茶うけに良いと思う。もっと買ってくれば良かった。

       

このお粥、かなりの完成度です。今までこんなに柔らかい良いお粥出来た事なかった。
これ、具合が悪い時にも良いと思います。お湯で作ったら普通のお粥になると思うし。
夜に仕込んでおいて朝粥にしても良いし。
フードコンテナー、新しい威力発見。
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宇宙の真理

2014-03-28 18:36:26 | 暮らし Daily life
5時に法要を終えて帰ったらまた少し仮眠、こんな少しの間でもスッと寝れるのが不思議。そしてスッと起きて身支度を整えて向かう。
6時半から朝食。これが美味しいんです。茶がゆ。

       

朝食を食べ終えてお寺の開門までは時間があるので写経を先にすることにする。
子どもの時はまずは裏の字が少ないものを、少し大きくなって漢字が書けるようになったら表の般若心経を、鉛筆で。筆が使えるようになったら筆で、と言う風にこれまで結構書いてきたと思う。

       

水を硯に入れて墨をする。この時間が好き。素晴らしい瞑想の時間。
筆を湿らせて試し書きをして書きはじめる。一字一字に仏様がいらっしゃると言う事だから、丁寧に。
いろいろ思いながら。何度も思う。何回「無」と言う字を書くのだろうと。
とにかくすべては無だと言う、空だと言うのが般若心経。
それでもこうやって書いてると書く字があるのだから色(現実世界)は存在するのだと言う前提でこのお経は述べられているのだなあと思う。色、苦、所有、とりあえずある。しかしそれはかりそめの姿なのだと、とういう事か。とらわれないうようにと。これって量子力学でも聞く話だなあと。「存在とはその確率だけで示される」絶対にずっとそこにあると言う事はないのだと。科学の粋と宗教とはなんと近いものか。

ゆうに1時間以上もかけてゆっくりと丁寧に心を込めて書く。写経、宇宙の真理との接点、瞑想だと思う。

お経を納めてお参りに向かう。
いい天気。素晴らしい!

       

枝垂桜のすばらしいこと・

       

梅もまだ残っている。

       

薄墨桜が満開。

       

境内に入っていつも始めに行くのは観音堂。

       

今日はなんだか華やか。この花会式の間は催しがいろいろ行われるんだけど、ここは長淵悦子(志保美悦子)氏による献花が行われている。聖観音の周りの四天王にちなんだ生け花がすごい迫力。花の薫りに包まれて合掌。

          

回廊を周って正門の方へ。

       

催しの準備をしている方々。今日は能の奉納があるらしい。

       

左手に西塔。朝日に輝いて美しい。昼が近づくと人が多くなるから良い時に来れて良かった。

       

東塔は修復中。

       

昨日の夜の様子とは違って光と風がたくさん入るお堂でお参りをじっくりする。
宝物館にも入った。 講堂の阿弥陀如来にも手を合わせる。その後ろ側にある釈迦十大弟子の像がとても印象深い。これは現代の作。釈迦が生まれた土地の人々アーリア人の形を映しています。

お参りをじっくり終えてさあ、どうしようか?

駅の前でとりあえず会いたかった知り合いに連絡。
すると会うことになった。
一緒にお昼を頂いて車で少しドライブ。
ツクシを見つけました。

       

月ヶ瀬と言うところまで(随分遠いと思ったけれどまだ奈良市)。
名前は聞いたことがあったけれど、ここがこんなに梅の名所だとは知らなかった。一面広がる梅の景色。水面に映る姿が美しい。一帯が芳しい香りに包まれて、幻想的でさえあります。
梅、主に白いシンプルな種類の古木がたくさん。
産直ショップで干し梅やシイタケなど買って帰る。

その知り合いは昨年伴侶をなくされて毎日うちで閉じこもっていると言うお話。
今日は出かけれて良かったなあと。それでもどこに行ってもその方との思い出を探して歩いている。

大きく出来たその空白はなかなか付き合いづらいだろうし、埋めようと思っても埋まることはないのかもしれない。それでも毎日寝たら起きるし、お腹は空くし。ただとにかく生きる。
もう少し動けるようになるにはかかるかも知れないなあと思いながらさよならを言って帰る。

さあ、花会式に参加して気持ちもサッと切り替わった。新しい春を元気で迎える。
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薬師寺 修二会 花会式

2014-03-27 22:51:09 | 暮らし Daily life
私は特別な宗教に帰依してないと言えるけれど、特に言うなら薬師寺だと思う。ここは私にとって特別な神聖な所。薬師三尊と聖観音にはずっと支えられてきました。

毎年お知らせを貰うんだけどあまり行けていない。花会式の参籠。前に行ったのは子どもたちが小学生くらいの時、一緒に行きました。
今年は区切りの年でもあるので行ってみようと申し込んだらハガキが来たので参加できることに。

修二会はいろんなお寺でもやっている春の行事。東大寺の修二会はお水取りです。
そう言えばこの時期に同じような祝祭をするのはここだけではなくて、キリスト教でもイースターがあるし、インドの正月もこの時期です。

薬師寺の花会式は3月25日から31日まで毎日行われます。
詳しくはHPにて

5時からの説明の前に少し早めに行ったので花会式についての講話を聴く。薬師寺のお坊さんの話はためになってそして面白い。笑いを混ぜながら真髄を伝えるのがすごいといつも思います。

参籠とは仮眠を取りながら法要に参加する形式です。
説明を受けた後に夕食。美しく美味しい精進料理。

       

宿舎に帰って行水をしてから7時から9時半の初夜と半夜の法要に。
薄暗くなってきた明りに花が映える。

       

       

金堂の中は奈良時代からの歴史のある紙で作られた花がたくさん供えられていて華やか。
しんと待っていると静寂を破る大音量の鐘が鳴り響く。すぐそばで思いっきり搗くのだからかなりびりびり来ます。そして金棒を引きずるような音と木の箱の響き。お坊さんたちの下駄が特別の形式になっていてその音がします。光のすくない世界で特に音の豊かさ。

お経の本が各自に配られて、参加できるところは全員で唱えます。その音調が特徴があってすぐに覚えられる。(そして次の日になって帰ってからも頭の中で鳴っています。)
途中で明りがいっそう暗くなって法螺貝と鐘のものすごい音の中でお坊さんの勢いのあるお経が唱えられる。
これはこのお経が秘すべきものなので聴こえないようにカモフラージュする意味があるらしい。

散華の時はお坊さんによって撒かれる花びらの形の紙を拾ってもらう事が出来ます。
特に拾いに行かなかったけれど、ちゃんと私の体に当たって私の元に来た散華を一枚頂く。大切にしよう。

お経、漢字を読んで声にだして唱えると意味が伝わる。この世が良くなるようにと言う気持ちが高まる。

再び明りが消えて、今度は頭巾をかぶった僧が刀を持ってお堂の中をひた走る。その迫力。
刀を鈴に持ち替えて、また走る。邪気が切り裂かれ、清められるのを感じる。
その後、清めの水が持って来られて、少し手のひらに頂く、それを体の悪い所に付けたりして拝む。
ヒノキのような良い香りがしました。

お勤めが終わって宿舎に帰る。

       

帰ったらすぐに寝ます。次のお勤めは3時から。2時に起きるので。
結構寝れました。

そして毛布を持って3時からの法要に。これは7時からのよりは少し短くなっています。
不思議と眠さやだるさはなくて、時間もすぐに過ぎます。それでも思ったより寒さが圧倒的に来る。
今度はカイロ持って来よう。
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フル単

2014-03-26 21:36:23 | 食べ物 Eat
今日は朝から雨、この一週間フル回転だったので休むことにして二度寝。娘に謝恩会の写真を見せて貰ったり、卒業証書や成績表を見たりして過ごす。4年間で単位を一つも落としてないって凄いな。
そう言えば息子も大丈夫だった。何よりの親孝行だと思う。

スマホもあまり触れて無かったので細かい設定や確認をする。

ゆっくり出来たー

久しぶりにスリランカ料理を作ったりグラノーラを作る。やっぱり美味しい!



ちょっと温かくなったな、と思う。
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リフォーム料理いろいろ

2014-03-25 22:43:27 | 食べ物 Eat
娘の卒業式も無事に終わって。
帰ってやりたい事は料理。しばらく忙しくてじっくりやる暇がなかったので。
この前野菜パーティーで貰ったのを早く調理しないと。気になる。せっかくの食材。

野菜パーティーでもこの前東京に行った時に作った時も一番食べる人の顔が輝いて「美味しい!」と言ってパクパク食べたのはこれです。ニンジンの育て親の命名は「ニンジンシリシリ」。
沖縄の料理にこういう炒め物があるらしい。シリシリは炒める音から来てると思う。

鍋にちりめんじゃことオリーブオイルを入れて火にかける。おじゃこがチリチリ言うまで炒める。

       

そこに入れるのはニンジンの葉っぱ。これが大事。それもどのニンジンでも良いんじゃなくて、やっぱりこれが良い。柔らかく香りも違う、うまみも違う。友達の作ったニンジンの良さが一番わかるのはここ。

       

ジャコが炒まったら葉っぱの茎とニンジンの切ったのを入れてしばらく炒める。

       

それから葉っぱの刻んだのを入れる。で、味付けは塩だけ。

       

しばらく炒めたら出来上がり。これだけでご飯がおかわりできます。ニンジンの甘さと葉っぱの薫りとジャコの香ばしさがみごとにマッチしてる。

       

後、ビーツの葉っぱがたくさん。とりあえず茹でて少しナムルにしようと作ってみた。牛だしと塩とゴマ油。美味しかった。
でももしかしてと思って白だしとポン酢とゴマ油を加えてみたらそっちの方が好きだったので、今日はそっちにしました。

       

ニンニクの葉も貰ってた。刻んで醤油に漬けておく。

       

そうそう、この前の野菜パーティーの時に肉を買いに行って気付いた。ものすごいこと。
鶏の手羽中ってのがあって、子どもたちはそれが好き。良く買って焼いて食べてたんだけど、少し高い。それが難点。いつも思うくらい買うのを我慢してた。そしたらその時、肉売り場でそれが手羽先の元を二つに割ったものだと表示してあった。

なんだー!そうなのかー! じゃあ手羽先買ったら自分でできるじゃん!

それでやってみたらちゃんと手羽中になったので感動!!!これでこれから手羽中が好きなだけ食べれる~!
こうやって切ります。始めの手羽先。

       

関節の所と元の2本の骨の間で切る。ちょっとグロい。ごめんなさい。

       

先っちょの所は集めてスープを取りました。まあこれも調理しても好きと思う。

今日は酒と塩を揉み込んで、片栗粉と小麦粉をまぶして油で揚げて、名古屋の手羽先みたいなタレを揚げたてにかけて食べる。
食べやすいし美味しい!これは良いわ。タレの材料は;ニンニクとショウガのすりおろしたの、砂糖、醤油、酢、白だし少し。柑橘の汁や唐辛子を入れても良い。

       

久しぶりにしっかり料理して気分が良い。私にとって料理はストレス発散で健康法で頭の体操だから。
料理をしっかり出来る余裕だけは失いたくないなあ。




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威風堂々

2014-03-25 22:14:40 | 暮らし Daily life
今日は娘の卒業式。
直前まで迷ってたけどやっぱり着物で行く事にした。せっかくの機会だから。

娘は朝早くから美容院で支度して貰ってた。
私は実家に行って母の着物を借りて着せてもらう。着物は着れるけど帯をお太鼓に結べない。
駅で待ち合わせて娘と合流。電車で向かう。大きい大学なので、大阪城ホールでの卒業式。入学式もそうでした。
娘は私の成人式の着物を成人式にも卒業式にも着た。素敵なものは時がたっても素敵だあ。
袴が似合う。髪も着付けも丁寧にきれいにして貰って、観ててうっとりするよう。

       


入学式の時にはスタンド席に保護者が一杯みっちりだったのですごくびっくりした。見渡すと両親だけじゃなくておじいちゃんおばあちゃん、兄弟などいっぱいで来ている家族も。
だからか、今回は一人に付き同伴者は二人まで。入場証を持ってくること。とお達しがあった。そのせいか今日は空席が目立つ。学生たちもみっちりってわけでもなく。そして入学式は全員黒スーツだったのが今回は女の子は着物姿が多かったので、華やかでした。

       

大学のオーケストラ部の演奏で先生方が入場してきて式が始まる。
たくさんの学部があって、修士課程や博士課程の卒業もあったので、授与だけでも相当時間がかかった。うとうとした。
授与が終わって総長の祝辞。入学式の時も感動したのでどうかな?と思っていました。総長はこの間に替わっていました。
人類の歴史から始まって、地理や経済の話まで。グローバルスタンダードとは?と言う話に。
「グローバルと言うと言語や考え方などの均一化がイメージされるけれども、ここで私が良いたいのはこれからの真のグローバルは調和のとれた多様化を創造する事だと考えています。」と言う話だった。
要するに英語をしゃべって欧米に習うと言う時代は終わったのだと。言葉はひとつのツールに過ぎないし、長い人類の歴史からみたら欧米だけをひな形にせずにそれぞれの文化と歴史を大切にして自分の立ち位置からの考えや発言や行動が大事なのではないかと、そう言う感じ。
自分は自分で良いと尊重して他人と付き合う。そう言う事だったと思う。とても共感できた。

そして招待講師の講話も興味深かった。卒業生で数々の事業をやり遂げて今はリーダーの育成に取り組んでいる人。
仕事と言うもののとらえ方、考え方。好きな事、出来る事、人の役に立つ事。その3点の重なる所をいつも念頭に置いて働いてはどうか?と言う話。
それから to do good よりto be good だと。
なるほどと思う。

お二人の話を聞いて、これは学生に向けた話だけれど、私にもとても通じるものがあるなあと感心しました。
自分も襟を正してしっかりと生きて行こう、働いて行こうと思わせられる話だった。
娘の友達のお母さんとあとで話した時、彼女もそう言ってました。

卒業式、私たちにとっても子育ての卒業のセレモニーだった。その意味でも自分のためにも行って良かったと思う。
最後のオーケストラ部の「威風堂々」を聴きながら、生まれて育ててきた事を思い出す。あれもこれも頑張った。そしてもう子育ては本当の意味で終わったなと。(まだ息子が残ってるけど)
子どもたちももう独立。私たちもしっかり新しい人生を歩んで行こう。
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良く働き良く食べる

2014-03-24 22:19:51 | ハンドワーククラブ HandworkClub
ハンドワークくらぶにて。
昨日の大仕事により筋肉痛も心地いいくらいの具合。
調子が良い。
私が調子良くなる運動量ってあれか…。う~ん、普通の文化的な生活では賄えないな。

春らしくなって患者さん達も少し調子を取り戻してきたよう。
訪れる人たちも増えて久しぶりに作品を作る人、新しく作る人、これまで通りに進める人、それぞれ。

フェルトのお札入れを作る彼。好きな色でしっかりと作る。良い大きさまで縮めて洗ってきて、その後。
形を整えたりアイロンを当てたりするとずんずん姿が変わってくるのに感動している。
そうなんです、フェルトって縮絨もだけど実は仕上げが命。 仕上げをどんなふうにしっかりするかどうかで作品の価値が随分変わります。
だから講習でも途中で時間が来て「あとは自分でやって下さい」って言うのは私はあんまり好きじゃない。だってそこで随分変わるから。
ピチッとスキッと決まった作品を観て彼も満足そう。良かった。

お孫さんの髪飾りを作る彼女。中に羊毛を入れてふっくらさせた。

       

ハンドワークの仲間が今、入院しているので良く入院の話になる。今まで入院することがあるのは知ってたけど、どんなかはあまり知らなかった。みんな「あんなとこ行くもんちゃう」って言う。
聞いたらほんとに大変そうだ。入院してる人も世話する人も。そうなんだよね、大丈夫だったら入院してない。

そうかー、それで私の仕事を言った時に「大丈夫?怖くない?」って心配する人がいるんだ。精神科のクリニックって言っても私の働いているところはそう言うイメージと違うところです。
精神病患者の治療や扱いってまだまだこれからの分野なんだろうなあと思う。

ここに居てたらいろいろ勉強になるな。パソコンやスマホの事を教えてくれる人もいるし、社会のいろんな仕事の話や仕組みの話など興味深い話もたくさん。

今日もそうやってぐんぐん働いて、昨日の続きですぐにとてもお腹が空いた。
それで帰りにちょっと寄って小腹を満たす。そうしないと帰ってご飯を食べる前に低血糖になりそうだから。
中華街の横道に入った所にあります。ぎょうざ大学。
2人前からの注文で追加注文は不可。そこで食べる。特徴は味噌だれ。味噌とラー油と醤油と酢を混ぜて作ります。

       

お腹いっぱいになったんだけど、今日は温かいし口直しにと思ってクラレットのアイス。ここのピスタチオアイスはオーストリアのよりナッツ感が豊か。

       

これでお腹がいっぱいになったので、晩御飯はボルシチだけにしました。
しっかり働いて動いてしっかり食べる。それが幸せ。
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お風呂屋さんでフェルトの敷物を作る。

2014-03-23 21:10:18 | ウールクラフト WoolCraft
と言うワークショップに行ってきました。
京都の明治湯。まさに「テルマエロマエ」のルシウスが登場しそうなお風呂屋さんです。
そのテルマエぶりをまずご紹介。
日曜日はお休みなのでここを会場として使わせて頂けます。だから「ゆ」の暖簾は中に。

       

私の持ち場は女湯、男湯で作業した人もいます。

       

中は天井に窓があって、自然光が入ってとても良い感じ。(蔵座敷みたい)

       

中の表示がなかなか。通な感じです。

       

       

ここで半そでと短パンでフェルト作り。床に大きなビニールを敷いてその上に羊毛を置いて行って巨大な敷物を作ります。人が寝られるくらいのもの。これを2人一組で作ると言うのが今回の形式。

私は有力な羊の毛刈り友達を誘った。彼女は畑もやってて元気で強い。この過酷なフェルト作りに付き合ってくれるのは彼女だと思って。
この二人の威力が今日炸裂。

デザインはできるだけシンプルにしてどんどんとフェルトを進めて行く。
午前中にとりあえず形にしてお昼休憩。脱衣場は寒いのでお風呂場の床でみんなでお弁当を食べる。それがめずらしくておかしい!こんなことってめったにないな。
私たちは作り終えたら縦に真ん中で切って分けるので縦長のデザインです。思ってたより派手。(ものさしが1mです)

       


午後に縮絨作業。
それが面白いようにグングン縮む。開けるたびにドンッと縮んでる。さすが私たち。
フェルト界のビューティーペア(まさに強肩さはそのもの)!
この頃フェルトを結構作るようになってどんどんたくましい体型になるのが気になってたけど、それが誇らしい。

今日出来上がらないかもしれない、と言う心配をよそにサクッと仕上がりました。なんか自信着いた。
途中で先生の家族の男の人たちがやってきて、力が要るグループは手伝ってもらっていたんだけれど、私のグループは自力で大丈夫だった。強い。

終わって片付けて、もう一つのスカーフを作っているグル―プと集まって交流会。
作品の紹介や感想など。
もう一つのワークショップがまた対極を行く繊細に極薄のフェルトを作ると言うもの。
そのエッセンスを紹介して貰って2倍の勉強が出来た。フェルトの幅を感じました。

私たちの出来上がり。私はこれの上に寝袋を置いて寝ます。相棒はキッチンマットにするって。

       

羊のお饅頭の中はサクラ餡。

       

       

ものすごくつらくてしんどくて疲れるかもって思ってたんだけど、それが爽快!
海水浴や山登りをした後みたいです。
やっぱり大物フェルト作りはスポーツ!そして私に合っているよう。
終わっても元気です。(娘が明後日くらいしんどいって言うって言ってた。)

偶然近くに住んでいる人にも会ってびっくりです。このブログを読んで下さってると言う事。
これだけ体を動かしたら、なにを食べてもとにかくものすごく美味しい。
晩御飯もしっかり食べました。
とにかく楽しい、良い一日だった。

それでも、明後日の筋肉痛が怖いわ~。





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