妹に教えてもらって、毎週日曜日夜のNHKで放映される「アンという名の少女」を楽しみに観ている。
訳注が詳しくてKindleだとその番号を触ったらすぐに説明の窓が出てくるので、ページをめくって確かめる必要がなく便利。
赤毛のアンはもちろんあるのは知ってたし、前の朝ドラ「花子とアン」でも日本での出版のいきさつについても知った。
本のファンの人も周りにいるし、それで原書をKindleで手に入れて読み始めたものの、途中で飽きてしまい進んでいなかった。
良さをわかってなかった。
それがこの番組を観ると、なんと美しい興味深い楽しいお話か。
もう一度、今度は和訳本を手に入れて読み始めたらそれも面白い。
私が選んだのは村岡花子訳ではないこれです。
訳注が詳しくてKindleだとその番号を触ったらすぐに説明の窓が出てくるので、ページをめくって確かめる必要がなく便利。
いろんな言葉の文化的な歴史的な背景がわかるのは面白い。
原作を読んでテレビを観ての連携がお互いに良さを増幅しあって尚更面白い。
そして放って置いた原書も読んでみた。
それはアンの仰々しい言葉遣いや名付けた素敵な場所の名前が英語だとどんなだろう?と思ったから。
そしたら原書も同じかそれ以上の煌めきを感じて読み進めて、スイスイ読める。
例えば「喜びの白い路」はWhiteWay of Delight。
どちらも素敵な言葉だけど、英語で発音するとその美しさが身に染みる。Wの繰り返しとDelight。
Delightそのものが私にとっては口にも耳にも美味しい言葉。
(いつも聴くたび歌うたびに口にも耳にも美味しい言葉と思うのはthe Beatles のLet it beにあるwords of wisdomという言葉。これもWの繰り返しだな)
女の子らしい言葉の魅力を味わうのに、本当に素晴らしい作品なんだと思う。
この話の舞台を訪れるのが日本女性に人気だと言うけれど、もちろんこの世界を観てみたいと思うけれど。
アンの感性で見れば、日本の風景もそれにも増して輝かしい美しい素敵なものに見えるはず。
日本の自然はそれほど美しいと私は思う。
知り合いは本を少女の頃から何度も読み返したと言っていました。
甘い美味しいお菓子は一度食べたらなくなるけれど、美味しい言葉の楽しい話の本は何度読んでも減らないから
そこが本のいいところだと思う。
これからが楽しみ。