季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

ワイシャツリメイク

2025-02-28 21:29:00 | 手仕事 Handicraft
夫のワイシャツ
襟のところからほつれて来る
そしたら買い替え

私は糸を紡ぐからわかるけど、綿をこんなに細く紡いで織ってこんなに美しい布地にするのは並大抵でない

とっても上等な綿の生地で
形態記憶で
ノンアイロンで
着心地良いのに捨てるのは勿体無いな

襟の付いてるところを解いて
カフスの付いてるところを解いて
手縫いで始末する。

そしたら私にピッタリのスタンドカラーのシャツが出来た!
うちで着るなら良いんじゃない?
袖口の三つ折りにゴムを通した
そしたらそれが便利
こんな風に外に折って
腕まくりが安定する




さらさらの着心地💕
他のも襟と袖口外して着ようっと✨



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編むことは力

2025-02-21 09:03:00 | 手仕事 Handicraft
さっとどこかで見かけて
調べて
面白そうだなと思って
買った本。



読了📖

とっても面白かったです。そしてパワーが湧いてきた✨
著者個人の編み物が生きる力になっている話だけでなく、長い人類の歴史の中で
手仕事、編み物がどんな風に人々を生かし、元気づけ、社会的に作用して働きかけてきたのか
様々な時代、国、立場の中で
また、編み物が置かれてきた立場についても。

織物に比べて編み物は歴史の著述の中で長い間、書かれなかったらしい
それはその行為自体が歴史に必要だと大切だとみなされず、労働者の日常の仕事だったから
暮らしの中だったから
これだけでも、歴史Historyがどれほどhis story(男性の歴史)だったのかがわかる
経済や社会をどうやって作っていったのか、その戦いの記録に私はあまり興味がない
それよりもHerstory、暮らしの記録、生きる歴史に興味がある。
それがこの本にあった。

第1次世界大戦さなか、イギリス軍の兵士が塹壕で寒さに震えていると聞いた本国の女性たちが、身の回りにあるセーターやマフラーを解いて、靴下やバラクラバ、下着を編んだこと
グレーなモノトーンな世界に、暮らしの色の組み合わせが入り、それが戦意を削ぐとそのうちに軍から毛糸や色の指定が入ったこと😣
大切な情報を網目に隠して運んだ人たち、編み物をする行為自体が社会的に敵意がないと見做されることを利用した政治利用
様々な文化の表れの中で、自分たちでそれを形にして行った若者たちの話
また、数学や物理の世界で、そして医学や心理学、治療の世界で認められる編み物🧶
毛糸を編むように、ジェンダーや社会、生きるという力を健やかに作り上げていく様子が文章で記されていた。

興味深く、また胸の空く思いだ
私が感銘した文章に
「本当の社会改革は、女性たちが常にやってきた仕事が、文化全体から同じように評価される時にこそやってくるのだ」
という文章がある。

そう、そうなんです。なんだかずっとモヤモヤしていた。
それがスッキリした。

男女共同参画って、ずっと女性が男性と同じレベルで仕事をしていくって言う方向と見方だったと思う。
私はそればかりが平等だとずっと思えなかった
誰もが、第2次世界大戦後ずっとそうであるような日本人男性と同じように働くことが、果たして社会のためになるのか?
朝から夜中まで働く、危険な仕事をする、勝つためだけ、稼ぐためだけに働く
それを万人がすることが果たして良いことなのか?

私はそれを選ばなかった。暮らしを育む、命を育む、今を生きること、そのことをする人が家庭に社会にいることを重んじた。
それが歴史に刻まれず、そして価値のあるものと認められなかったことはわざわざ書くまでもない。
この文章にあるようにそれが、文化全体から評価されるということは私にとっては嬉しい素晴らしいことだと思えるのだ。

男性が作り上げてきた世の中がある、それはそれで大切だと思うけど、
その歪みや偏り、軋轢を緩め、栄養を与え、生きる方向に日々地道な行動で補ってきたのは女性たちの力ではないか?
それなしで社会と言えるのか?
そう思ってきました。

もしかして少子化の問題はそういうところにもあるのではないか?
男性的に皆が働き、それだけが認められるならば、その中で産み育てることは不可能ではないのか?そう思うのが当たり前ではないのか?
(ここで男性的と言うのは、性別そのものを表しているのではなく、概念的なものを表しています)

作る、育む行為そのものが例えば300年前の世界と比べたら随分と脆弱になっているのは明らか
それを少しずつ取り戻す作業を行為をする必要があるのではないか?
昔は価値がなく当たり前としていたことが、もしかしたら今ここで薬として働くかもしれない

今まで思ってきたこと、やってきたことに力を得て
私は今日も編んで食べ物を作ります





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味噌作り

2025-02-14 09:38:00 | 食べ物 Eat
子どもの頃から家で味噌を作ってたのは見てたけど
自分で本格的に作り始めたのは
私の個展に来てくれた羊毛仲間が陣中見舞いに持って来てくれたお味噌があんまりにも美味しかったから。
作り方や材料を聞いて、作り始めた。

今では毎年の材料の調達先も作り方も確立されて、興味があると言う人に伝えられるようになりました。
それで今年は3組の人が作りに来ました。
味噌を仕込むには大きな鍋やブレンダーなどそれに適した道具が要ります。
それがあるので来てもらえたら楽に作れる。

前の日に大豆を洗って水に漬けておく。
そしてまずは下茹でして、それから圧力鍋で煮る。
指で力を入れないで押したら簡単に潰れるくらい柔らかく煮る
圧力鍋がなかったら長時間煮る必要があり、うちの大型圧力鍋二つが威力を発揮する。



その間に、麹の塊を丁寧にほぐす
今日は娘と孫がやってきて仕込んでいる。
孫も一緒にほぐします
熊本の山鹿から来た米麹は菌糸が花のように広がっていて
小さなふわふわの生き物のよう
良い匂いがする。触り心地も気持ち良い
そうやって色々な感覚を味わいながら麹をほぐしていきます



塩は長崎の海の水から作られた塩
丁寧に作られたのがわかる。海の華のようなキラキラの結晶を見ながら
ふわふわの雪のような感覚を味わいながら
麹と混ぜて行きます




大豆が柔らかくなったらブレンダーで丁寧に潰して
そのままだと熱すぎるので、しばらく外に出して冷ます
触れるくらい、麹が熱くないくらいに冷めたら
麹と塩を混ぜたものに合わせて手で混ぜる
これはちょっと力がいる
ぐいぐいと滑らかに均一に混ぜていく




それを丸めて甕の底に打ち付けるようにして詰めて
平らに慣らしたら表面に塩を振って




塩で重しをしたら出来上がり




大豆、麹、塩
この3つだけが材料。茹でて混ぜて甕に入れて置く
それだけ
とってもシンプルです。
この寒の内に仕込んだら、夏が明けたら食べられます
私はお正月くらいまで置いておく

次の一年のために仕込む味噌
次の一年の安心を今作る
お米とお味噌があれば安心です☺️💕

それぞれが家に持って帰った仕込み味噌
良い具合のそれぞれの環境で成熟して良いお味噌になりますように🤲

季節の手仕事、毎年の繰り返し
それが心に体に根を下ろす
心と体を底から支えてくれる
今年も味噌作りが無事に出来てよかったです😊








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普通のセーター

2025-02-12 16:07:00 | ウールクラフト WoolCraft
私の今欲しいものは
普通のセーター
なかなか無い
普通ってのが私にしかわからない

紡いだ糸をどんな形に編むのか?
今着ている良い具合のセーターを引っ張り出してきて
いろんなところを計測する

今持っているいろんな編み物の本を引っ張り出してきて
自分の普通を探す

そして大体の形が決まったら

毛糸を四角く編んでゲージを取る
この作業、昔はなんであんなに面倒だったんだろう。
ただ編んで行く、それがこんなにも楽しいのに

編んだらスチームアイロンで慣らして
10センチ四方に何目あるのか数える






そして考えいていた編み図の寸法に目の数を計算していく
それは限りない対比の計算の累積




この集中した計算をして考えを形にしていく過程が気持ち良い✨
編み物の良いところは、全部一本の糸で繋がっているので、失敗したと思ったら編み直せることだ
だから適当でも大丈夫

編み物って
本を買って、本に書いてあるメーカーの毛糸を買って
ゲージを本に合わせて編むのがここ数十年のトレンドだけれど
長い人類の歴史の中でそう言うのはこの時だけ
ある毛糸で欲しいものを計算して編む
その醍醐味

手紡ぎして編んだ普通のセーターはとても軽くて温かい
この作業をしながら、私がしているこの普通の作業が普通で無いことに気づく
30年くらいかかって、いろんな人に習って、たくさんの羊毛に触って
たくさんの作品を自分と生徒さんの間で作ってきて
そうして培ってきた技術と感覚

一緒にこの普通を作る普通でない作業をしたい方はどうぞ。
今生きているこの世界からかけ離れて見えるかもしれないこの作業の中に
たくさんの恵みがあると知っています
自分の普通を元から作る
いつの作業にも心を留めて
意識を留めて
丁寧に大切に
そして普通の生活でそれを日々着る

ガンジーがインドのイギリスからの独立のために使った力
世界中の女性たちが生きる力を育むために、この世を満たした力
それをこの手にもう一度
意識をして取り組んでみたい方はどうぞ!
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羊毛の手仕事

2025-02-12 15:15:00 | ウールクラフト WoolCraft
チェンマイにも編み物を持って行って、飛行機で隣の席が空いてたのを良いことに空の上でも編み物
休憩時間にも編み物をしていました

帰って来てからずっと放っておいた羊毛も紡ぎ始めました。




紡ぎ車もキシキシ言ってるので、あちこちに油を差して
調整しながら紡ぐ。
そのうちにペダルと車を繋ぐところがいきなり切れた

買うのか?

何かで代用できるかも

それで毛糸でまず編んでフェルト化させて着けてみた






くにゃくにゃして使いづらい

それで硬い綿のテープがあったので、それを縦に丸めて糸で縫って
細長くしたものを作ってみた





着けたらこんな感じ




大丈夫!紡げます 良かった!
しばらくはこれで行けるだろう

こんな紡ぎ車の修理が誰かの役に立つかはわからないけど。

紡ぐのは楽しい
シーンとした時間が過ぎる
ひたすら羊毛がスルスルと束から解けて糸に捻れて行く様子を見ている
ずっと見ている
それは目でも手でも
指で微妙な調節をしながら
体に力が入り過ぎないように
どこかに辛いところが出てきたら体勢を変えて
呼吸を感じながら、糸に気持ちは繋いだまま
紡いで行く

紡いでいる部屋はこんなに寒いのに日差しで温かく暖房が要らないくらい
背中にお日様を浴びながら紡ぐ

キラキラの糸が紡げたら
単糸を双糸にして枷にして
水に通して撚り留めをして、少し重しをして乾かして
そして玉に巻く
この巻く作業が楽しい

一緒に居た孫が一生懸命、玉巻き機を回してくれて
たくさんの毛糸の玉が出来た。

まだ紡いで行くけれど
これで作るものを考える
自分が着るもの
着たいもの
作ろう!




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アイラブチェンマイ❤️

2025-02-05 18:56:00 | 旅 Journey
タイのチェンマイ。初めて行ったけど、なんだか既視感が半端ない。
例えば、朝起きて窓からみた景色が見慣れてる。なんで?




よく考えたら四国の徳島の風景とそっくりなんです!眉山と言う山の稜線に!
そんなことが色々とありました。既視感の連続✨ 

タイに着いた日にチェンマイ市内に宿泊して行った商業施設が近代的で清潔で
しかも庶民的で、そしてお店のものが手作りの可愛いものたちに溢れていて、本当に素敵💓

そして講習が終わった次の日。1日をチェンマイの観光に使おうと言うことに。
日本から一緒に行った1人のお友達がチェンマイに住んでいて、その方がコースを設定して案内してくださることに。
パンフレットまで素敵に作ってくださった。




まずはお寺だろうと言うことで、有名なお寺を周る
黄金のお寺ワットプラシン



自分が生まれた曜日の守護仏に金箔を貼るというお祈りをしました
前にも聞いたことがあり、知ってたけど、実際にやってみて
なんて心地よい、なんだろう?胸が温かくなるスッとする感覚




お寺の装飾、特に玄関には龍が居ます





2匹の龍の尻尾が螺旋に繋がっている
白い龍も




そして銀のお寺 ワットシースパン



こうやって見た時に、ふと思った
ミヒャエルエンデってタイに来たのかな?って
幸運の白い龍フッフール
アウリンのデザイン
細かい装飾の銀の寺も出てくる
またもや既視感
面白いのは、この細かい装飾がかなり現代的だと言うこと
クロムハーツのモチーフやアベンジャーズも居ます😊

そして皆んなで行ったカフェ。案内してくれた方のお知り合いのお店だそう
タイというかミャンマーには長年大麻などの依存性薬物になる植物の栽培が盛んだった。
それを他の農産物に変えて行こうという政策が始まったらしい。その他の農産物とは
カカオとコーヒー。良い考え👍
それでタイのチョコレートと言うのを極めようとした人たちのカフェです

Khom Chocolate House Instagram
可愛いおしゃれな街中のカフェ、若い芸術家たちの作品を買えるスペースが併設されているのも良い💓
そして結局皆んなでいろんな飲み物やケーキを頼んだのだけれど、そしてそれをシェアして食べたのだけれど
それはそれは可愛くて美味しいものたちなのでした




このピアス、チョコレートを作った残り物で出来ているそう🍫
可愛いし素敵だから買いました


この取り組み応援したい。
コーヒーの方は品質が良く、高くてもすぐに売れてなくなってしまうらしい。
チョコレートも出したら売れるという感じみたいで良かった。
この店とは違う大きなメーカーからもいろんな種類が出ていました。
はい、今のタイのお土産はチョコレートです🍫

中心部のショッピングセンターも楽しかった💕
ヨーロッパ建築やモダンな建築の近代的な建物の中に
タイの得意な手仕事の商品が整然と可愛く並んでいます
本当に可愛い。もうタイの商品のイメージの一番は可愛い😍です
細かい刺繍の数々、精巧なフィギュアの数々
絞りそめ、綿や麻の天然繊維の良さ

真ん中の広場には屋台がたくさん並んでいて、そこで買ってテーブル席で食べる
何回か行って学んだのは、そう言うところには生演奏が付きものということ。
ギターの弾き語り、バイオリンのソロ演奏など
心地よく、本物の音楽を聴きながら、麺やご飯。新鮮なフルーツや野菜や肉で作られた美味しいものを自分で選んで食べる
楽しい💗 いろんな具合が絶妙に幸せ!
滞在中誰もお腹を壊さなかったから、何も心配要らなかった

お昼に連れて行ってもらったタイ料理のお店の料理も超超美味しかったです。カニの玉子炒めが美味しすぎた🦀

そしてそして行く前から叶えたかった私の願いとは
ドリアンを食べること

そして最終日に見つけて叶いました




結構高かったけど、食べました。
そして何より美味しかった!
そのあと、飛行機に乗ったので、隣の人が臭いに気づいたかも🙇‍♀️
それでもなんとしてでも食べたかった南国の極上フルーツ
食べられて良かったです
ドリアン万歳🙌
そしてチェンマイ万歳です!

案内してくれた2人のカップルが本当に感じよく
その方達に会えたことそのものもとっても嬉しい1日でした
また行きたいチェンマイ
アイラブチェンマイ❤️









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ホシハナ

2025-02-05 17:38:00 | 旅 Journey
TSMプロフェッショナルトレーニングを受けたのはチェンマイのリゾートホシハナと言うところ
日本人の経営で、もとはエイズの母子の救済施設。その後、プール、宿泊施設などが出来て、リゾート施設として様々な方の寄付によって出来たそうです。
プールと言う映画の舞台にもなっています。


今はその福祉施設では孤児を受け入れているそうです。

着いたらすぐに見学があって、その施設や授産施設(素敵な衣類を作っています❤️)を見ました。
とにかく着いた瞬間から、心も体もゆったりとあったかくなって広がる感じ




そこここにブーゲンビリアの花が咲いています。




朝、昼、晩、そこで食事を摂りましたが、とってもヘルシーで美味しい!!




講習の会場も瞑想とヨガはここで、オープンなスペース。昼は鳥の声、夜は虫の声に包まれて




ここの木や花がとても元気で良く育っているんです。虫も鳥も猫も犬も美しく人懐っこく、穏やか。
きっとここで育つ子どもたちも気持ちよく過ごしてるんだろうなあと思える。
3日居ただけでこんなにも心も体も落ち着いて豊かになったのだもの。
この木は見た目は普通の木だけど、触ってよく見たら木ではない。アロエなどの多肉植物の一種でした。



ほら、満開のブーゲンビリアの下に寝る猫
天国ってこんなところだろうなと思う




朝6時から夜は9時まで瞑想と講義の毎日。それが気持ちよく自分が広がって満たされる。
泊まった部屋の屋上には湯船があって、星を見ながらお風呂に入れました

プールでも泳ぎました。2月で昼は30度くらい。水の冷たさが気持ちがいい。花が浮かぶプール。
消毒を塩でしているのか、塩味の水でした。プールの底の水の波紋を見ながらゆったりと何回も往復して、永遠にこのまま泳ぎたくなった。

また行きたいな。心から思う❤️





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タイのチェンマイでマインドフルネスのプロフェッショナルトレーニングを受けてきました🌺

2025-02-05 16:55:00 | マインドフルネス
チェンマイで3日間、トラウマセンシティブマインドフルネス(TSM)プロフェッショナルトレーニング・リトリートと言うのを受けてきました。
タイまで行くのをどうかと考えていましたが、家族が後押ししてくれて行くことに。

元々、MBSR講師養成の前にトラウマセンシティブマインドフルネス13ヶ月コースと言うのを受けていて、それは修了していました。
ただ、その学びはオンラインのミーティングや講習と同時に、毎月録画を見て、ピアグループで月に一回ミーティングをして話して深めると言う形式で、このプログラムの講師の先生とは実際にお会いしたことはありませんでした。

それがチェンマイでは対面で学べると言うこと、そしてもう1人マインドフルネス瞑想の指導者として尊敬する先生がリトリートの部分を担当されると言うことで、とてもとても貴重な機会でした。TSMの部分はカナダ人で今はカリフォルニアにいらっしゃるデイビッド先生、リトリートの部分はイラン人でカナダやインド、イランで活躍されているアミール先生でした。

講義は英語でおこなわれ、参加者も日本人だけでなく、インドネシア・マレーシア・中国・ハワイ(アメリカ)、そしてアミール先生がオンラインで担当されたイランのたくさんの方達など、広くアジア全般からの参加者も一緒で、いろんな国のいろんな人たちとの話しや交流も大切な経験の一つでした。
ずっと英語を使ってきて、それが講義を聴くのやディスカッションで通用することがわかったのも嬉しかったです😊

LCC(格安航空会社)で行くので旅費が国内と変わらなかったこと、滞在費も変わらなかったことも参加できた一つの理由です。

トラウマセンシティブマインドフルネスとはマインドフルネスの瞑想を行う上で、トラウマを持っている方、持っている可能性がある方が受けるにあたって、より安全に受けられるように配慮して行うマインドフルネスです。

内容は
・まず、トラウマとはどう言うものなのか?
・そして、瞑想をするとトラウマを持っている方にどんなことが起こるのか?
・それではどうやったらそう言う方が、トラウマに巻き込まれないで安全にマインドフルになる訓練をすることが出来るのか?
・またそれがその方たちにどんな効果があるのか?
それを講義と実際にグループでするワークでじっくりとしっかりと全般にわたって学びました。
医学、脳科学、心理学、そして先生の深い経験の中から、繋がりのある実際にそう言う方達を対象にマインドフルネスを伝える人たちの話も交えてわかりやすく学びました。




学びは深く、楽しく、自分の中に理解が深くじっくりと根を下ろすような学びでした。
頭だけの学びではありませんでした。
いろんな参加者の話しから、一つのトピックについての様々な感じ方や見方があることも学べました。

最後の講義で私が聞いたのは、「日本ではトラウマそのものを治療する人たちや機関が発達していないけれども、その中でもその方達にマインドフルネスを工夫して伝えて行っていて、これで良いのかといつも思っていますが、どうでしょうか?」
と言うことです。
そうしたら先生は「もちろんです。その方達のためにもそのまま続けて行ってください。」と言う言葉を貰って良かったです。
私たちはトラウマの治療そのものを行うことは出来ませんが、その方のウェルビーイングを高める、治療に繋がった時により効果が出やすい状況を準備することが出来ます。そのための効果的なプログラムを行う術を学べたことは大きな収穫でした。

本当にチェンマイまで行って受けて良かったです👍
この学びを基に、これからもマインドフルネスを伝える実践を続けていこうと思います。


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