お世話になった友達は中国の人。朝からワンタンを作ってくれると言う。うれしい!
一緒に作る。ワンタンの包み方がかわいらしい。
アサリの味噌汁の作り方を聞かれたので教える。美味しいと言っていました。良かった。
ワンタンと一緒に「汁物がおおいね~。」なんていいながらぺろりと平らげる。めっちゃ美味しかったです。
この日は吉祥寺に行くことにしていた。私が行きたいお店があったので、それで近くの名所を友達に聞いたり探してみたりしたらなんと「ジブリ美術館」が近くにあるとわかったので早速ダメもとでチケットを探したら運よく手に入った。10時から12時の。それで友達と娘さん(1歳)とバスで向かった。なんと調布からバス一本で行けるのだ、便利!
看板だけでも素敵。
門に着いている紋章だけでも素敵。
壁の照明一つでも素敵。
いきなりトトロが受付。と思ったらここは仮の受付で本当の入り口はもう少し先にある。
トトロ、すっごくでかかった。
とにかく建物そのものがもうジブリです。ツタがからんで周りの森となじんだ有機的な建物。そこここから小トトロやアリエッティーが出てきそう。
窓辺にはゼラニウムも植わっていてキキが飛んできそう。
石垣に埋められたレンガも特別。
入口は草と花のいい匂いでいっぱいでした。
時計一つもこのもったりとしたフォルムがジブリです。
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中は撮影出来ないのでお見せできないけど、それはまあなんと素晴らしかったです。
ちょうど「ねこバスから見た景色展」と言うのをやっていてトトロに限らずいろんな作品の景色の原画やジオラマ、自分がそこに入って楽しめる特別展でそれはそれは楽しかった。
ねこバスに乗って座ってふかふかの毛並みを楽しんだり、千と千尋…のお父さんとお母さんがたくさん料理を食べて豚になる料理やのカウンターに座ったり、湯ばあばの部屋の廊下を通ったり、テンションが上がりまくりです。
そこここにあるステンドガラスがジブリ作品のモチーフで、キキが箒で飛んでいたり、白い龍になったハクに千尋が乗って飛んでいたり、でいだらぼっちが立っていたり、紅の豚の飛行機が飛んでいたり…。
お手洗いも手を抜いていません。ドアノブ一つも真鍮の凝ったもの、個室一つ一つの扉に違う柄の植物のステンドガラスが嵌められてあったり、水道の蛇口一つも趣のあるもの。
実際に映画が構想を練って下書きをしてそれを形にしていく様子を観れるところもあって、その原画の美しさに感動していたら係員の方が丁寧に説明して下さった。
絵の具の使い方や効果の出し方、宮崎駿氏がこの美術館を「子どもが本物の美術館に行く前の足掛かりになるような、騒いでも触っても大丈夫な美術館にしたくて作った」と聞いた。そう聞いたらまさにそうだと思う。芸術と言うもの美と言うものをどの小さな箇所、空間全体で体験できる、そんな場所でした。
なんかいるだけで何度も泣きそうになる。それはなぜかわからないけど。
たぶんずーっと離れていたけど親しんでいた友達や親戚に実際に会えた、みたいな感覚だ。
すごいな!ジブリ!やるな!
友達も「これは思っていた美術館と違いますね!すごく楽しい!」と言っていた。
外にあるデッキでアイスクリームを食べた。ラズベリー。すごい美味しい。
この新緑の季節に明るい日差しと爽やかな風の中で過ごしてとっても気持ちが良かったです。
2時間で見切れないくらい。いろいろ楽しめた。
そうこうするうちに出場の時間になる。最後のオリジナル映画上映に間に合って観る事ができた。良かった。ミズグモの話。短いけど感動する。美しいお話でした。
外に出てとにかくお腹が空いているので吉祥寺に行って探した。おいしそうな所はたくさんあるけどベビーカーで入れるところはなかなかない。それで見つけました。
東急百貨店の9階にあるイタリアンです。広くてゆったりとしていて子供向けのサービスも充実していました。何より美味しかった。ちょっと高いけどビュッフェ形式なのでたくさん食べられるし景色もいいし、特別な日にはちょうど良い。
そのあと友達は井之頭公園の池でアヒルのボートに乗りに行った。私は行きたかったアナンダ吉祥寺店とカディーグラム。ちょっと迷ったけどたどり着いてゆっくりといろんなものを観たり試着したり。いくつか長く付き合えそうなものに出会って手に入れた。
突然天気が悪くなり私もすぐに公園に行けそうもなかったので友達に帰ってもらう。また来るね!と言って。
それからゆっくりゆったりとこだまで帰ってきました。家に着いたのは日付が変わってから。
あー充実した二日間だった。さすがに次の朝は早起きできませんでした。
さあ、充電出来て元気になった。また日常の一歩を踏み出そう!