季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

ハロウィーンと提灯

2011-10-31 21:22:06 | ハンドワーククラブ HandworkClub
ハンドワーククラブにて。

今日もみんなでグングンと作って行きますよー!
それぞれ自分の作りたい物に黙々とまたはおしゃべりしながら取り組む。この時のグーッと空気の密度が高くなる様子を感じるのが好き。

ずーーーーっとナバホスピンドルで悪戦苦闘しながら糸を紡いでいた彼、もうスピンドルにたんまりと巻きついているので、一度枷に上げて少し染めてみようと言う事になった。

少しずついろんな色を染める簡単な方法を使って4色染めました。

       

まだまだ染めてないのがこんなに。また様子を見て染めましょう。

       

織り機を新しく考案したのでそれをやってみよう。糸が乾いて来週からかかります。
これが成功したらすごいと思う。ワクワク!

今日は10月31日、ハロウィーン。
それで美味しいお菓子を買ってお茶の時にみんなで食べながら憩いました。

ハロウィーンの謂れを前にネイティブの人から聞いた。
11月1日がAll Saint Dayと言ってすべての聖人の日なんだそうだ。その一日前がハロウィーン。
なんでもキリスト教文化では聖なるものの前は不吉らしい。たとえば数字の7は聖なる数字、そしてそのひとつ前の6は忌むべき数字。(そういう映画ありましたよね。みっつ並んでるの。)
これって節分と似てると思う。あと大掃除とか。
鬼を追い出して福の神を招くのが節分で、その後に立春が来る。
大掃除をして清めてお正月が来る。多分そんな感じだ。
「Trick or Treat!」とは「いたずらもしくはもてなし」と言う意味で、「お菓子くれないといたずらしちゃうぞ!」って訳される。
だからみんなの中の鬼が悪さをしないようにお菓子を食べるのだ。ちゃんとおもてなししたから大丈夫。

帰りに時間があったので中華街で調味料など少し買った。ついでに小さな月餅も。
それを広場で食べる。(自分の中の子鬼たちにもおもてなし)
広場には提灯がたくさん飾られている。これがだんだん碧く暗くなる空と細い月に映えてとてもきれい。幻想的でした。

       

真ん中の建物の中の大きい提灯に「財」と大きく書かれているのがなんだか中国らしいと言えばらしい。豊かになることがとっても美徳。
周りのたくさんの提灯を良く見たら字が書いてある。それが「福」と言う字を逆さにしたもの。
「なんで?」と思って中国人の友達にすぐにメールで聞いた。そしたら教えてくれた。

「福到我が家」の意味らしい。幸せが家にやってくる(到来)と言う事。
中国語で到と倒は発音が同じで、それをかけて福を倒しているんだって。
しゃれてる!
すごい!聞いてよかった。聞かないとまるでわからなかった。
しばらく暗くなって提灯の輝きが増した頃帰途につく。
今日もお仕事楽しかった。また来週!
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ちょっとの隙間に

2011-10-30 18:11:14 | 食べ物 Eat
休んだり、働いたり…で余裕がなかった。
もっと早く手をつけないといけなかったのに放置していた栗と紅玉。

紅玉はジャムに。リンゴと砂糖でどうしてこんなに水分が出てくるのがいつも不思議。

       

栗は少し茹でて皮を剥いてみた。専用の鋏をしばらく前に買ったんだけど使うのは初めて。
これ剥きやすいわ。ちょっとお高いのでなかなか買えなかったけど、値段だけある。

       

うーん、やっぱり新鮮じゃないからちょっとしなびた感じ。残念。
何を作るか、クックパッドにでも聞いてみよう。

       
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パーンってはじけた

2011-10-28 21:23:06 | 手仕事 Handicraft
今日もバーナーワークへ。一週空いたので久しぶりな感じ。
そうしたら感が鈍ってなんだかうまく行かなかった。ゆるゆるとしか動けない。タイミングを逃す。そして待っていたのが過熱した部品を落としてその上に座ってしまうと言う失態。
随分冷めてたのでやけどまでは行かなかったけど、化繊のズボンが少し融けました。
そうこうしているうちに手に持っている玉が冷えて、また火に入れた時に付けた部品がパーンって飛び散ると言う惨劇…。そしてまたズボンが融けた。マムートのお気に入りだったのに…。
今度からジーンズ履いていきます。

次週に期待しよう。こんな時はじたばたしないで早く帰って昼寝だ。

前の作品はこれです。色を加えてよーく融かして模様を流すと言うもの。
渦巻やマーブルが美しく出ます。じーっと見て動かして行くのが楽しかった。

       

編み物も模様編みがもうすぐ終わりそう。
表編みと裏編みの組み合わせで後はひねったりねじったりするだけでこんな彫刻のような模様が浮き出るっているのがすごいと思う。編み物をしていると「考えた人すごいよな!」っていつも思います。
このボップルって言う編み目の玉は、初めて作った。これも面白い。ここが梟のようにも見えて。知恵の神様みたいで娘にぴったりだと思う。

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ベレー隊

2011-10-27 20:33:37 | 講習 PrivateClass
ベレー帽を教えに行きました。
大人と子どものを作る。

子どもたちのベレーはひよこ色とそら色。それにちいさな花を模様に入れて。

3人中二人は初めてのフェルトメーキングだったけど、羊毛に楽しく触れてずんずん制作しました。私は娘に頼まれた色で見本を。
この前自分に作ったのより少し小さく、市販のと似た感じに。
娘のものを手作りするのはすっごく久しぶりです。セーターは編んでるけどそれ以外は。
小学校高学年くらいから「ママの作ったのより売ってるのの方が良い!」と言いだして、それから。生まれる前から赤ん坊の頃から身の回りの物を作りに作っていたのに、急にその時が来た。
そして今、手作りの物の良さをまたわかってきた娘です。

帰ったらメールが。今日のベレー仲間から写真付きで「気に入っています!」と言うお知らせ。
うれしいなあ。講師冥利に尽きるなあ。小さな子の被っているベレーってなんてかわいいんだろう?
自分でも作って被ってみて、ベレーの心地よさと使いやすさに気付いた。
ただのおしゃれアイテムじゃないよ!ちゃんと機能性に優れています。ボーイスカウトやグリーンベレーの人たちが制服にするのもわかるくらい。雨の日も風の日も寒い日も小春日和も、きちんと対応してくれるベレー、軽くて持ち運びに邪魔にならないベレー。
しばらく前から女の子たちの間で流行っているらしく繁華街で見たりしてたけど、やっぱり心地よくないと流行らないなあ。理にかなってる。

鍔がない分簡単に手軽に出来るのも良い所。フェルトのベレーでもっと遊びたい。

娘のを仕上げた、いい感じだ。編み物も少しずつ進んでいます。靴下や帽子も編みたいなあと本屋で良い本を見つけてきた。よく読んだら3番手の糸を使って細い針で編むのらしい。双糸でそんなに細いの紡げるかな?やってみよう。欲しかった新刊の漫画も買った。なんだかうれしい。

       
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脳の凝りをほぐす

2011-10-26 21:37:51 | 暮らし Daily life
急に寒くなったのもあってか、ぶわ~っとだるい感じに。この二日間にそれを当てているので、いい感じだ。

体の声を聴いてチクッとでも無理そうなことはしないで、なるべく自分を甘やかして過ごす。
探し物を見つけに娘の部屋を訪れる。
「たのもー!もりもりもりみーの著作を所望する者である。貴殿はお持ちであるか?」
「いづれの著作にありや?」「四畳半、及びタヌキ又は恋文なり。」

彼女の部屋は整っているように見えて探し物が本人しかまるで出てこないと言う不思議部屋である。私が探しても絶対に一冊だって見つかったことがない。

「四畳半、あそこにあるで!」と指差したところにはまるでそれらしき物は見えず。彼女が手を伸ばして物と物の狭間からするりと取り出したのはまるで手品のようでした。

他の物は彼女でもすぐには見つからぬらしい。それほどの秘境なり。本と本が積み重なり折り重なるラビリンス。遊ぶ時も勉学の時も本を読んでいる彼女である。

ついでに!と言って「神様のカルテ」も貰った。これも夏目漱石ばりの言葉づかいの男子が出てくるお話でした。映画では桜井君が演じているらしいけど、こんな話し方?

とにかくこういうだるい自分に甘くしたい時にはモリミーこと森見登美彦氏の著作を読むのが一番である。脳の凝り固まった所をやわやわとほぐしてふやふやにしてくれると言う効果がありまする。笑い転げて腹の皮がよじれると言う副作用も起こり得るけれど。

休める時はゆるく過ごして仕事はしっかりして、しばらく過ごします。
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うちでゆるゆる

2011-10-25 19:18:48 | ウールクラフト WoolCraft
今日は本当はクリニックの遠足だった。一年に2回の楽しみにしていた行事で申し込みしてたんだけど、昨日申し出て休むことにした。
まだ疲れが抜けきってなくて、この前の伊吹山の時も歩いて車に乗ったら眠気がハンパなくて、関ヶ原の古戦場を見逃したくらい。夫は一人で見に行ってた。
余裕があるときに楽しんで行く方がみんなとも楽しく過ごせると思って。

それで朝の仕事を一通りしたら、ゆっくりと過ごした。って言ってもいつも通り。
持って帰ったソーティングしたフリースを500g洗った。
これがなんかびっくりするくらい簡単に洗えた。今までのいろんな人からの教えと私の経験を統合して集約させて、シンプルに仕立てたら。普通の洗濯みたいにすぐに済んだ。これだったらいつでも出来ると思う。脂や汚れの抜け具合も申し分ない。なんか「わかり得た!」って感じだ。
昔、羊毛と出会い始めの時、読んだ本で「フリースはどうやって洗うのですか?」と聞かれて講師が「普通に洗います」って言ってて、その普通が何年もわからなかったけどやっとわかったと思う。普通っていろいろやってみないとわからない。力を抜くって慣れないと出来ない。

       

編み物も少しずつ進んでいます。しばらく前に編んでいたらなんだか間違いが複数発覚してやる気をなくしてほどく気で取り組んだら、簡単な間違いですぐに修正できたので解かなくて済んだ。良かった。部屋が明るくて気分の良い時にやる方がいいな、編み物は。うちは夜は暗いので無理してやらない方が良い。

       

しばらく暑いくらいだったけど、今日は肌寒い。やっぱり昼からは眠くて昼寝。
皆さん!寝袋でお昼寝したことありますか?軽いし温かいし寝やすいです。
このスパイラルホロウバッグ、動きに順応して肌触りが良くて最高です。今は#7と#5を持っていてそれは薄い順に二つなんだけど、#3も欲しいかも。
家でこんなに寝袋使ってる人、あんまりいないかも。本読む時とか良い。包まれ感も和みます。

モンベル(mont-bell) スパイラルホロウバッグ#5 ブルーリッジ BLRI [最低使用温度-2度] 1121153
モンベル(mont-bell)
モンベル(mont-bell)
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生きている幸せ

2011-10-24 20:42:18 | ハンドワーククラブ HandworkClub
ハンドワーククラブにて。

「先週なんで休んだん?」みんな聞く。そのたびに答える。
始めは「実は…。おばあちゃんが亡くなって…」とかしんみりと話してたんだけど、8人超したくらいからめんどくさくなって「ばあちゃんが死んでん!」って答えてた。「何歳やったん?」「90歳とうに越してた」「大往生やな!!」ってな具合。
一人が「90歳まで、生きとうない…」って壁に向かって言ってる。「その間にどんだけ指編みできると思う?生きようや!」なんてみんなで笑う。
だんだん心も体も軽くなってくるのだ。
このクリニックの仲間の力ってすごいなあと思う。

死と言うものに対しての姿勢や考え方や受け入れ方って頻度が多い分ここでは違うと思う。重いけど爽やかだ。
それが落ち込んでいる人の力になる。

断酒会の全国大会の話を聞いたり、ここしばらく会ってなかったから積もる話がある。

手仕事しながら、いつもの空気が戻ってホッとする。本当にここが私は好きだな、みんなと会いたかったな、としみじみ思いながら仕事をした。

仕事をしたら元気になる。帰り道で普通に駅に着いたり電車に乗れたり一瞬一瞬の生きている当たり前の事をするだけで幸せをグッと感じたり、不思議なくらいの幸福感に満たされていた。
良い仕事に巡り合えてそれを続けることができるって本当に幸せだ。改めて思う。
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勧学文

2011-10-23 21:26:41 | 心と体 Mind&Body
祖母は詩吟を趣味としていた。それで亡くなって大事にしていた本が出て来たので貰った。
つらつらと読んでいるといろいろ興味深い文がある。
日本のも中国のもたくさん良い漢詩があるのだなあ。
それで目についたのが息子にぴったりだとピンと来たので見せた。
宋の時代の朱熹と言う人が作った勧学文
ひいおばあちゃんからの言伝だから心して聞くようにと言って。
そしたら「わかった」と言ってた。
それが効いたのかわからないけど、今回のテストは少しは勉強をしているようだ。

勉学を志すなら今こそ勉強をする時。本当に彼にぴったりだと思う。
嫌いだったらそれはそれで道があると思うけど、するんだったらしっかりやるべき。
詩吟は自分に出来るとは思わないけど、こうやって見ているだけでも勉強になる。
面白い。
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キャー、男前!

2011-10-22 21:31:56 | 暮らし Daily life
息子の学校のPTA行事、我が生涯教育委員会主催の観劇ツアーに参加。
宝塚歌劇を観る。ランチもおいしい食べ放題で大満足。

歌劇は久しぶり、子どもの頃何回か行ったことがある。

前半は劇、今日のは日本の。江戸だった。ちいさこべ。大火事で焼け出された子どもたちを集めて育てる人の話。良かった。
休憩の後、レビュー。これこそ宝塚。キラキラゴージャス衣装にヒラヒラふんわりスカート。
唄って踊って魅せる。
ラインダンス、これこれ!って感じ。
そして最後はお決まりの羽根を背負って。これがまたすごい。身長が3メートルくらいになる。重いだろうな。やっぱり羽根が出てきたら観てる方もテンションが上がる。キャーって感じだ。

宝塚との出会いは大体この地域だったら阪急電車の吊り広告。
至近距離でまともに写した写真で広告が作られている。見る人だれもが「ないわー。」と突っ込みたくなるような大げさなメイクと衣装と髪型。ファンの人が身近に多いのも阪急沿線ならでは。「こんなん、どこがいいんやろ?」って思ってた。それが実際に見てみると180度変わる。特に男役。
その声にしびれ、仕草にしびれ、どんどんとかっこよく見えてくるようになるのが自分でも不思議なくらい。たぶんすごく「どう動いたらかっこいいか、どう話したらかっこいいか」研究しつくされているんだと思う。どんな男の人よりも男らしくかっこよく見えるようになるのだ。
男くささ0%、男らしさが100%、美しさが無限大ってな感じに。これはもう不思議な世界。
きっと歌舞伎の女形もそうなんだろう。早乙女太一は大衆演劇だけど見たらすごくきれいで魅力的だった。

今日のは全国を回るツアーの一つだったから大階段が小さかった。
今度は宝塚で見てみたい。

と思いながらも続くイベントで物忌みしきれてないのが疲れに出てきている。
喪に服したい…。とにかくしばらく乗り切ろう。
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伊吹山

2011-10-21 21:50:32 | 暮らし Daily life
夫とこれから少しずつ山に登ることにした。
まず伊吹山に行く。まだ始めなので下から登るんじゃなくて途中まで車で登って後を歩いて登る。

       

空が近い雲が近い。すぐ横にはラピュタがありそうな雲の塊が。

       

そこに向かって黒い竜のような細い雲が流れていく。

       

登山道は2種類あって、なだらかな方を選ぶ。すぐに暑くなって上着を脱いだ。
歩いていると周りはヨモギなど薬草が多い。地の気が特別なんだなあと思った。

       

頂上に日本武尊の像が祀られてある。それを「ニホンブソン」と読んだ。「ニホンって大まか過ぎてだれかわからんな。」とか言いながら拝んだ。
下に降りて説明を読んで知った。読み方はヤマトタケルノミコト。知ってるよ、知ってました。
一つ賢くなった。

それでか、皇太子さまが昨年いらしたらしい。

山頂の山小屋はあったかで居心地が良かった。テーブルで弁当を食べた。
「今日は温かいですよ!」だって、風がきつくて結構寒かったんだけど。

駐車場に降りてヨモギソフトを食べた。思った以上に美味しかったです。

       

やっぱりこうやって歩くのが好きだ。
近くにも山があるので少しずつ無理ない範囲で歩いて行きたい。

       
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