明日の友達の結婚式の準備をする。
まずはテーブルの飾り。
いろいろみんなで考えた。花がほんとは良いなと。それでこの前ハワイアンレイを買いに行った時に、一つそのためにレイを買っておいた。
店の人が、これだったら一つ一つが形が立体的だからテーブルに飾るのに良いですよって。これをまず糸をほどいてばらします。
このまま繋げた感じでグラスの周りに巻こうかとも考えたんだけど、それには長さが足りない。それに並べてみたら、花は外を向いてる方が断然華やか。
それで考える。ただ置いただけだと風で飛ばされるしなあ。
うちにちょうどあった造花用の細い針金を中に通す。ちいさい白いビーズで留める。針金の使い方を工夫してそれがしっかりと花に固定されるように。
それを全部。50個くらい。
その一つ一つを順に針金でまとめて行って弧を描くように繋げる。
こんな感じでグラスにロウソクを入れて周りに置こう。葉っぱを持って来て貰える予定だから、それとアレンジしたらきっと良い感じになると思う。
次は料理。
ポルサンボーラと言うスリランカ料理を頼まれた。
それはココナッツフレークとスパイスと柑橘の果汁を和えたもの。ふりかけみたいなやつ。
他に何を組み合わせようかなと考えて、スリランカ人の友達に聞いて決めた。
1つはエビのふりかけ。
この前にしあわせの村に行った時に良いのがあったので、それを取っておいた。これ、あるようでなかなかいつも見つかるわけではないので、あったら買って置いています。赤いのでも良いんだけど、できたら色がない方が良いなあとおもって。これは限りなくスリランカ本国のに近い。
作り方はこの本を観たら大丈夫。今回のメニューは全部乗っています。
一番手に入りにくいのがランペと言うハーブ。生なので。神戸の北野にあるハラールショップに「パンダンリーフ」と言う名前でタイのものを置いています。冷凍です。
冷凍だけど融けても大丈夫。持って帰ってまた冷凍して大丈夫です。
スリランカだと裏の庭のを取って来て使う。それはココナッツも。裏の庭の木の実を専門の人に採って貰って、裏口の横にゴロゴロころがしてあります。
それを割って実を削るのがスリランカでは日課。
ココナッツを削る音が聴こえたら「食事の用意が始まったな」と思う。毎日毎回フレッシュなココナッツを削って、それに水を加えてギュッと絞ったのがココナッツミルク。
台所の塩入れも、お玉もココナッツの殻で出来ています。ココナッツとは切っても切れないスリランカの台所。大好き。
ポルサンボーラは友達に教えて貰ったレシピと作り方で。
これはやっぱり独特らしい。ただ混ぜるだけだけど。スリランカ人の友達も特別に美味しいんだと言っていた。
ちょっとした違いだけなんだけど、たぶん特別の美味しいものを食べてそれを覚えてるから作れるんだと思う。
これだけだとパサパサするから汁気のあるカリーも持って行きたい。
それでスリランカ人は大人も子供も大好きなポテトカリーにしようとジャガイモを茹でた。
そうしたら油断して茹ですぎた。
すぐにスリランカ人の友達にメールで聞く。「茹ですぎたけどカリーに出来る?」って。
そしたら「ペースト状になっちゃうから無理ですねえ」と。「コロッケにした方が良いんじゃない?」って。
やっぱり。
スリランカのコロッケってこれにスパイスと魚が入ってて、すごく美味しい!でも今日はその余裕ないなと。ジップロックに入れて冷凍することに。
残った余分に買っておいた小さなじゃがいもを注意深く茹でてカリーを作る。
でもそれだと足りないんだよなあ!どうしよう?
それで次の案のパリップ(レンズマメのカリー)を作ることに。
ポテトカリーのために準備したカリーの元があるし。
それで作った。
それで当日は汁のカリーが2種類あったんです。
でもそれが良かった。この豆のカリーが美味しいと何度も食べにくる人が結構いました。
これは私が一番たくさん作っているカリーだから、やっぱり慣れてて美味しいんだなと。
スリランカでは毎日パリップです。基本の毎日のカリー。
出来たものは冷まして、冷蔵庫に入れて、当日は保冷剤を入れて持って行きます。
冷めても美味しい。ご飯で食べるのが普通だけど、パンでも美味しい。それも正統派の食べ方。
スリランカでは朝にパン屋さんが小さな車で音楽を鳴らしながら来ます。
それでその人からフレッシュなパンを買って朝食に食べます。ものすごく美味しい!
スリランカはオランダやイギリスに占領された歴史があるけれど、だからこそパン文化は本物。そこも取り入れて残して文化になっているところが素晴らしい。
料理と一緒にスリランカの良さや文化も伝えられたら良いなと。
当日はたくさんの人たちに喜んで貰えて、スリランカの事も知って貰えてほんとうに良かった。
小さなスリランカと南インド大使の役目。大切にしています。
カリーが出来たら散歩ついでに花や葉っぱを集める。
都会だけど自然のたくさんある地域に住んでて良かったなあと思う。ぐるっと一回りしたらたくさん良いものが集まった。
じっと明日の事を考えながら、公園や植え込みの植物と向き合う。
貰うときは感謝しながら丁寧に使う分だけ。ちょうど欲しいと思っていた種類や大きさのものが次々と見つかる。
帰ったら洗って種類ごとにビニールに入れて持って行けるようにまとめる。
さあ、準備出来ました。バンザイ!
当日の様子です。撮影隊の写真を拝借。
用意したロウソクを使って、急きょキャンドルサービスをすることに。
それでリボンか何かあったら良かったんだけどなかったので、持ってきた紅白のクローバーと紫蘭の葉っぱでアレンジしました。
キャンドルサービス。やって良かった。みんなのテーブルを二人が周って、ロウソクを点ける間に写真を取ったり少し話せたり、おめでとうを言えたり。
やっぱり定着しているアイテムって意味があるなあとここでも思う。
こんな風にいろんな人たちがいろんなことを出し合って繋がって素敵な温かい式でした。