マインドフルネスが、あんなに静かで穏やかでじっとしているのに
「パワフル」だと言われるのは、何か持っていないパワーを身につけられるとか
自分でない何かになれるとかそう言うのではない
他の人には別のことが起こっているかもしれないけれど
少なくとも私に起こっていることは
言葉で表現するのは難しいけれど、
今の状態は「感覚の表面と心の源泉が繋がった」こと
何かの刺激を受け取った感覚器、意識の表層
そしてそれを感じ取る心の奥底。
双方向で行き来が滑らかになった。
そう、元々持っていたものが掘り出された、再び使えるように整備されたのだと思う
それまではどうだったかと言うと、その二つの間には重くて硬い、鎧のような瓦のような、またはごろた石のようなものがたくさん積もっていたようだ。
毎日毎日静かに自分の体を礎にして瞑想を続けていくと、その間の障害がなくなって
水や空気が通りやすくなった栄養のある地面のようになる。 底の泉にすぐに降った雨が届く
その泉には手を伸ばせば届く
そんな感じ
それに気づいた時はとても感動的だった
まずはいろんな「ながら」をしなくなった
テレビを観ながら食事をする
音楽を聴きながら料理する
そう言う事。
静かなところに居ることが苦痛でない。むしろ喜ばしい。
いろんなものを聴いて観て、それが楽しみだったのが、そんなに刺激をてんこ盛りにしなくても良くなった。
だらだらとテレビを観たりもしなくなった。
それが嫌悪感で起こるのではなくて、静かさに対する好意で起こるのも面白い。
自分にとって何が快適か、より感じられるようになった
ある日、いつもの電車に乗ってふと窓の外をじっと観た
すると窓から見える山の景色の瑞々しさ、美しさに心打たれた
その電車には何百回も乗ってるしその景色も何百回も観てるのに 深く深く感動した。
なんだこれ?って思った
またある時に人とのやり取りで「ちくっ」とすることが感じられた
ほんの些細な痛み。でもそれがわかる。
ちょっと自分で距離と時間を取ってそれを味わって安全なところに行った。
そして落ち着く。
前だったらその刺激が自分の中で繰り返されて、すごく大きくなってから
それに気づいた時はもう動けなくなってたかもしれない
さすがマインドフルネスストレス低減法
なんかでもその一言では表わせないような、生き生きとした実態のある事が私の中で起こっている
レイチェル・カーソンの「センス・オブ・ワンダー」にあるような子どもたちの感覚に近い
そんな感覚で生きている
穏やかで楽です
そんな中、久しぶりに観たくなって好きな映画「アバウトタイム」を観た
https://youtube.com/watch?v=rpLMlowf17s
やっぱり本当に良かった!
そしてこれぞマインドフルネス!
最後の言葉
「僕たちは一緒にタイムトラベルしてる
今を精一杯生きて
素晴らしい日々をかみしめよう」
まさにマインドフルネス!
マインドフルネスの紹介の講義で
「人生が楽しくなる」って言ってたのはこう言うことだったんだな。
これからも楽しみだ