季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

イースターエッグを作る

2022-03-30 09:24:00 | ハンドワーククラブ HandworkClub
クリニックのハンドワーククラブ拡大版としてのイベントがありました
今回はイースターエッグ作り

2月末に題材を決めてから、
茹で卵で作ってみたり
中身を抜いた方が良いという話になって、中身の抜き方を研究したり
色をつけるのに何が良いかと水彩絵の具やポスターカラーやアクリル絵の具を塗ってみたり
絵を描くのは何が良いかとクレヨンやクーピーやいろんなものを試してみたり
吊るすのにどうやって紐を通したら良いかと画策してみたり

毎日毎日何かを試す日々が続き

それに協力してくれる他のリラクゼーションの先生方
玉子の殻を集めてくれるスタッフの方々

できた見本を伝えた通りにネコヤナギに飾ってディスプレーしてくれた相談員さん

たくさんの人たちの慈しみの愛が集まって今日を迎えた
🌸

それぞれの個性や特性に合わせて、いくつかの手法の中から選んで玉子を装飾できるようにブースを配置して
始めた

どうしていいかわからない人が多かったらどうしようかな?とちょっと思ってたけど
このクリニックの患者さんたちの想像力と創造力を信じていたら
裏切られなかった

自分が何をしたいか選ぶ力
これと決めたらそのことに集中する力
そして諦めないで最後までやり抜く力
それを目の当たりにする

始まってしばらく決まるまでザワザワしてて、
その後、それぞれの作業に入った時に
無音の集中の時が訪れた

私の好きなこの琥珀の空間
ゾーンに入ると言うらしい最近は
その心地良さ

そしてそれぞれの手から生まれる個性的な力強い作品の数々

これこそこのクリニックの醍醐味
毎日の繰り返しで育まれたパワー

玉子のパックを切り分けたものに入れて持ち帰る人
クリニックのディスプレイに自分の作品を加える人
それぞれ満足して作業を終える






作っている人の熱
作り上げた人の輝き
その素晴らしさ尊さが私の心に響く

支えた人たち
参加した人たちが
少しの頑張った疲労感と温かい心と体で帰り道についたと思う

こんな作業ができるイベントができる職場で本当に良かった
私の仕事 本当に楽しい 
これからも大事にしていきたい

次は5月 染め物をしようかなと思っています。
またちょっとずつぐーんと考えて準備して行きます
楽しみにしていてくださいね😊
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私の苔世界

2022-03-30 08:48:00 | 庭 garden
毎朝、庭を観て廻る
この季節は、気温の変化や雨などで植物がぐんぐん変化しているから面白い
毎日の変化をつぶさに観る

ここに引っ越してきた時、カラカラの砂漠のようだった地面が、だんだんと苔に覆われて来ている






せっかくの日本庭園だから苔が生えたら良いのになあと思いながらお世話をして来たことは間違いないけど
あんなに乾いてたのに思ってた通りに苔が生えるなんて本当に不思議だ

私が1番大切にしている苔エリアは落ち葉を取り除いたり、苔の間に生えた雑草を抜いたりして手入れしている
(合ってるかどうかはわからない。前に銀閣寺に行った時に近くのお寺のお世話をしている人がそうしてたのを見て同じようにやっています)
苔が生えてそれがふかふかになって、間近で見ると本当に気持ちいい
まさにナウシカの世界






パッと見たら一様に見える苔だけど、じっくり観たらいろんな種類の苔が共生しているのがわかる
まさに苔群落




岩の上にはノキシノブなどのシダや粘菌も住んでいる
豊かな地位類の植層が嬉しい


苔の生えてないエリアも地面がふかふかになってきています。
そして砂利エリアでは雑草がずんずん生えてきて、雑草抜きが本格化してきています。
生えてくる雑草も年々変わるのも面白い。
庭は生きている 世界と繋がって
一つの庭を育てることはそこからつながる世界のお世話にもなってると思う
私は私の庭を育てよう



Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小さなマスク

2022-03-27 09:14:00 | 子育て Childcare
入園準備にこんなものを縫うなんて。時代か。
柔らかい布で不織布を中に入れて、付け心地と機能を併せ持ったマスクを作る。
手縫いのマスクがどんなに心地良いか知っているから手縫いで。
小さいからすぐに縫える。




口元がもたつかないようにステッチで布を抑える。
上下がわかりやすいように印を入れる。

拡散を抑えるものだと分かっていても、これで子どもが守られるように祈る気持ちで一針一針縫う。
いくつもたくさん縫っていく。

小さいモモちゃんと言う本で、モモちゃんが保育園に行く前にパンツをたくさん縫う場面があるけど、
そんな感じで。
いろんな布で縫いましょう。
暮らしの合間に手仕事。ゆっくりと温かい気持ちで。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

猪谷さんの靴下

2022-03-13 15:30:00 | 手仕事 Handicraft
これは!と思った号だけ買っている暮しの手帖

この猪谷さんの靴下ってのに興味があったんだけど、そのページを見てびっくり。
全部文字と記号でした。しかもその説明が文章で長い。
何度か字を読んで作り方を理解しようとしたけれど、全く頭が受け付けなかった。

知り合いの羊の手仕事の先生が「猪谷さんの靴下を編む会をします!」と言ったので、参加希望を出した。
結局日が合わなくて会には出席してないのだけど、親切な彼女はメールでとっかかりの肝心な所を丁寧に伝えてくれました。
そしてそれを元に、やっぱり編みたくてう〜んう〜んと脳みそに汗をかきながら少しずつ編みながら解読していくと、
なんとか一足編めた。

履いてみて本当に驚く。なんて気持ちの良い履き物なんだろう。
これは素晴らしい!
編み方もわかってみれば、論理的で実用的で長年の試行錯誤の末に編み出された集大成だとわかる。
面白い。

それで2足目を編み始め、わかりにくいところはまた彼女に質問して、3足目も編み上がりました。
糸の始末をして洗って形を整えて干しています。




中細の毛糸って昔はよく使ったんだろうけど、ここ数十年は余り見ていません。
それでリサイクルショップに安くで出てたりするのを買ったのが家にもクリニックにも溜まっていたのでそれを使っています。
この靴下はその中細の毛糸を3本または箇所によっては4本で編んでいます。そして履いていると縮んでくるのを計算に入れて編むようになっています。
その組み合わせが絶妙で色合わせも面白い。
編み方は上のゴム編みから始めて、4本針で。
少しの増やし目や減らし目の箇所もその人に合わせてちょうど良いところに入るようになっているので
履いてみたら足にピッタリ沿います。

履いていると穴が開くだろうから、靴下を編むのは勿体無いと思ってた。
しかも難しそう。
ずーっと興味はあったけど、編まないまま月日が過ぎていた。
それを今、習得しました。
そしたらこれは何より素敵なものだと確信する。
絶対に快適だし暖かいはず。
しかも編むのがちょうど良い。
何がちょうど良いかと言うと、少しずつ編み進められる、2〜3日で片方出来る。
1週間もあれば一足編める。
一仕事してちょっと腰を下ろした時に、食事の後の休憩の時に、寝る前の1日の振り返りに
靴下を少し編み進めることが手と心の栄養になっている。
タバコを吸う人がタバコを吸うように、コーヒーを好きな人がコーヒーを飲むように
多分私は靴下を編んでいる。
このように編んでいると肩も凝らない。

増減のないメリヤス編みを延々編むのも好きだけど、それだと何かをしながら編むことが多く、時間も長くなるから結局は疲れてくる。まあオリンピックの時などは最適だと思うけど。
いつも少し気を張って頭を使って編む靴下はその時はそのことに集中するので、その作業が心と頭を整えてくれるのだ。
ハリーポッターでダンブルドア校長の趣味が靴下を編むことだったし、ルドルフシュタイナーも靴下を編むことが面白くためになると言っていたし、やっぱり何かそう言う要素があるのだと思う。

穴が空いたら塞げばいいし、毎年一つ編んだら良い。
靴下。これからも楽しんで編みたい。 
次はやっと自分のを編む番。色を選ぶのが楽しみ!


Comments (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

入園準備

2022-03-13 13:50:00 | 子育て Childcare
幼稚園の弁当入れとコップ入れを頼まれました。
はい、作りましょう!

布は両脇が開くように縦長に取るのが作りやすい。
マチはこうやって下を折って横を縫ったら出来ます。
簡単で洗濯の時に乾きやすい。この縫い方考えた人、天才だと思う。




表にかえして、ワッペンをアイロンで着ける。



紐の結び目を余り布で包んだら、ほどけにくいし小さな子どもでも締めやすい。




良い感じです。




結び目の布にイニシャルを刺繍して、アイロンで着けたワッペンは洗濯を繰り返したら剥がれやすいから細かくかがります。




入園の前に、幼稚園の事だけ考えて作りがちだけど、実際こういうのって長く持ちます。
大人になってもあるくらい。
だから丁寧にシンプルに良いものを作る。
毎日の新しい生活の記憶の中に一緒に生きますように。






Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

美しい玉子

2022-03-10 08:41:00 | ハンドワーククラブ HandworkClub
3月の終わりにクリニックで拡大版ハンドワーククラブのイベントがあります。
考えに考えてイースターエッグを作ることにしました。
調べてみたら今年の復活祭はもう少し後のようだけど、毎年大体この時期にあるのでまあいいかと
そして厳密な宗教的な目的ではなく、春を迎えた喜び、生命が生まれることの嬉しさを味わいたいなと思ってなので。

オーストリアで何回かイースターを迎えたことがあって、その体験がとても印象的でした。
教会に行って祈るのと同じく
玉子に色を着けたりみんなでご馳走を食べたりすることに意味があると感じました。
玉子のデコレーションもとても素敵なんです。

今までもイースターエッグを作ったことはあるけれど、イベントでできるように色々と考える。
何度もいろんな方法をやってみて、やっとみんなでやって楽しく綺麗にできる方法を見つけました。

1つはクレヨンで模様を描いて染める方法




もう1つは染めたものにシールを貼る方法




またまた偶然見つけた工業用のクレヨンで描いた絵が綺麗に出たのが、今のお気に入りです





他のリラクゼーションの先生方も色々考えてくださっています。
相談員さんもネコヤナギに玉子を飾ってくださったりして一緒に盛り上げて下さっています。
患者さんたち楽しかったら良いな。うまく行きますように。


イースターエッグの事を調べていて、いろんなデザインや技法が無限にあることがわかりました
そしてその中でも息をのむような美しいものがウクライナのピサンキというものです



謂わゆるバティックの技法だと思うけど、蝋燭の熱で溶かして仕上げるところは布のものとは違います。興味のある方はネットで検索してみてください。本当に素晴らしい物凄い技です。

この玉子が今のウクライナを思い起こさせられる。
壊されるのを見るのは本当に辛いです。

玉子の形そのものに力があるように思う。
ここに色や形が乗ることがこんなにも楽しく気持ちが良いとは。
まだしばらく塗り方など模索していきます。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

休日の午後の楽しみ

2022-03-05 15:00:00 | 暮らし Daily life
この頃の週末のお楽しみは午後のお茶。
昼ごはんを食べ終わって、しばらくしてから始めます。
今日は美味しい草餅が用意出来たので、それと一緒に。
今の家にはいい庭と縁側があるので、庭を観ながら縁側で頂く。
道具は茶碗と茶筅は買ったけど、あとはあるもので
抹茶は私の体に合うものが見つかったので、それがすごく嬉しい。
眠れなかったことは今はないです。

習った通りの手順で、茶筅を洗って器を温めて
抹茶にお湯を注いで点てます。

草餅はその柔らかさと口に入れた時に広がる香りがご馳走
餡の具合がちょうど良い。さすが。
夫はこの頃、お茶をおかわりします。

ちょっとだるい時、お茶を淹れて飲みたくなる
甘いお菓子と抹茶の組み合わせが何より体と心に元気をくれる

前は茶道ってとっても遠かった。抹茶を飲むのって特別だと思ってた
それがやってみたらこんなに気持ちよく楽しいなんて。

お菓子を買っておいて、あとはお湯を沸かして
用意をさっとして 丁寧に淹れて ゆったりと頂く
そしてさっと後片付けをする




暮らしの中に生きるお茶のひと時
出会って良かった。始めて良かった
これからも楽しんで行こう。
道具も少しずつ揃えられますように。


Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする