夏の帽子

冬の帽子はフェルトで作れるけど、夏の帽子はいつも買っていました。
でもなかなか気に入るのが見つからない。

「帽子を被らないとおうちを出られない病」にかかっているので、帽子は一年中いるんです。

それがいいのを見つけた。KAPITALで。
今までの帽子の概念を覆すような快適な一品だ。
とにかくフワフワでフニャフニャなんです。
柔らかくて頭にスポッと被せる感じ。

それが作れないかと探してみたら、帽子の作り方の本に似ているのがあった。
で、早速作ってみる。
うちにあった端切れを縫い合わせて。

　　　　　　　

クラウンの所が一枚の布で出来ているので、簡単だし被った感じもいい。

　　　　　　　

chico-laboのタグも付けて。

　　　　　　　

なんと、リバーシブルです。

　　　　　　　

これが元になったKAPITALのもの。鍔の具合とか、絶妙です。

　　　　　　　

私が作ったのはきっちり感があり過ぎ。たぶん新しい布で作っているから。
それときっちりと折る癖がある。
何回も被って洗濯したら柔らかくいい感じになると思う。

着古して愛着の涌いた綿シャツやくたくたになったジーンズなんかで作ったらいいと思う。
手で縫えるかどうかやってみて、出来そうだったらハンドワーククラブに持っていってみよう。
何人もの人たちに「夏の帽子は作れないの？」って聞かれたから。

さあ、帽子研究も進行中です。
chico-labo大忙し。

カエル研究

カエルのがま口を下げて歩いていたら、それに反応する人たちが結構いるんです。
世の中にカエル好きは結構いるもんですね。
「レタスについてきたアマガエルを飼って、もう３年にもなるよ！」
って人まで。そして「私もそれ作って欲しい。」と言ってくださった。
で、作る。

この前ガチャポンで手に入れたカエルを参考に、トノサマガエルとアマガエルにしよう。

いろんな色の羊毛を混ぜてふさわしい色を作り出す。

こんな感じです。

　　　　　　　

これは面白いな。カエル研究の火がまた着いた。
カエル辞典が欲しいです。
今作りたいのはイシカワガエル。

豆だぬき

この前甲賀に行った時、ブリージング・グレイスのメンバーに貰ったこれ。
言わずもがな、信楽産でしょう。
小さなタヌキの下ろし金。（陶器だけど）

　　　　　　　

小さくてかわいいだけじゃなくて、生姜がみるみるすりおろされる。すごい！
このしっぽの所は飾りじゃなくて、持ちやすく生姜や醤油を入れやすくなっています。
おろした生姜がまた取りやすい。箸でサッサッと。
このままお膳に出してもいいし。これからの季節に重宝します。
冷奴、素麺など。

いや～、これはいいもの貰ったな。
すばらしいデザインだ！！
大切に使います。

Hさん、ありがとう！

夢のシャツ

ハンドワーククラブにて。

この頃写真を撮る余裕がないです。
めくるめく時が流れる。

自分の中でしっかりと「これが作りたい！」というのがある人々。
私が作った事ない物でも、一緒に考えて何とか完成までこぎつける。
思ってもいない良いものが出来るので、いつも感動。

彼はいつもチェックのシャツを着ている。
アニメの主人公のように、いつの回も服装が似ているのだ。
それくらいチェックのシャツが好きだ。
「この前ユザワヤでいい布を見つけたから、それでシャツを作りたい。」んだって。　　いきなりシャツか！裁縫は中学の家庭科以来してないらしい。
ミシンもないしなあ。
ハンドワーククラブだったら手縫いだ。
この構想はもう半年くらい前からずっとあった。今でもどんどん実現したい欲求が高まっている。だったらやろうじゃないか！

とりあえず採寸や型紙作りの前に、ちょっと縫う練習をしてみよう。
端切れを縫ってみる。
いや～！結構縫えますね！　いい感じ。
手縫い。私は好きです。縫っている時間もそれから縫ったものを見るのも。
縫い目ってその人の存在のいろんなものを映し出してくれる。それが楽しい。
ミシン目と違う。

糸がなくなったので変えましょう。自分で。
糸の長さは長すぎず。
玉止めをしてみましょう。

「やったこと無い。」
じゃ練習。

そして玉止めの練習を30分ばかり。
指でつまんでくるりとネジって引っ張る。
取った糸がなくなるまで、結んでは切りおとして。
一回一回皆で見て、面白くて笑う。
だってものすごく端から遠い所で結べてたりする。
そんなの私にはできないよ。どうやってしたの？
そして、うまく結べるようになった。

今までいろいろハンドワーククラブでやってきたけど、彼にとって裁縫は心地よいらしい。食いつきが違う。
さあ、私も彼の夢の実現に向かってお勉強しないと。
自分でも手縫いでシャツは縫った事がない。
未知の世界へ連れて行ってくれるのはいつも生徒たち。
私の世界も広がる。
ゴールデンウィーク中も手仕事散歩。

たなびく鯉のぼり

久しぶりのブリージング・グレイスの活動。
メンバーの自宅に招かれて、ゴールデンウィーク前にふさわしい手仕事。

場所は甲賀です。
前々から行きたかったところ。
新名神が開通したのでシャーっと走って行った。
途中の山々が新緑でなんとも美しい。
高速を降りていくとそこには「NARUTO」の漫画で見るような忍びの里が現れた。
山に囲まれた小さな里。平屋の家々を見ていると「住んでるのはみんな忍者なのか？！」と思うような雰囲気を醸しだしている。
普通に暮らしてるって言ってもわかってるよ！って感じだ。
（いや、本当は普通の人たちだと思うけど。）

メンバーのお家はとても素敵なロケーション。
ウグイスがさえずり、裏の林からは久しぶりに雉の「ケーン！」と啼く声を聴いた。

手仕事も程々に昼食会。「待ってました～！」
温かい手作りの品々が並ぶ。
サラダ菜までもが裏の畑から。

　　　　　　　

なんだかエンドレスに続きそうなご馳走のパレードもそのうちに終焉を迎え、
手仕事の続きに入る。
またまた話にも花が咲いて深く味わい深いものになって行く。

そして出来ました。大空にたなびく鯉のぼりのタペストリー。

　　　　　　　

上に付けた枝がなかなか趣をアップさせています。


裏で採れたフキをお土産に貰って
帰ったら早速調理。
茎は茹でてスジを取って、葉も茹でて刻んで
醤油と少しの味醂で煮た。

　　　　　　　

結構苦いけど、それがご飯と合う。「デトックス効果がありそう！」と、娘。

人生も山菜も、ほろ苦さが肝心とは今日のお話。

また会える日が楽しみ！みなさんその日までお元気で！

ほめられたい人！

わかっててもうれしい。

大丈夫

落ち着いた。

状況の変化で慌てふためいていた私。
自分でも必要以上にグーッと気分が落ち込んでいた。
そしてそれから逃れられなくもなっていた。
そんな時に彼女と会えた。
厚い厚い信頼を寄せる彼女と話して、「大丈夫」と言ってもらって
なんだか心の底から大丈夫な気持ちになった。

だいたい私は私なのだから
やりたいことを我慢したり、やりたくないことを我慢してやったり
長期継続的にするのは無理だ。
出来る事はするし、出来ないことは出来ない。

今まで育んできた「私」そのものをないがしろにする所だった。
これまで創り上げてきた宝や幸せもないがしろにする所だった。
ちょっと早く来た五月病だった。

このままで、行動の幅を調整して行こう。

せっかく芽を出した「節約の種」を少しずつ育てて乗り切って行こう。
大丈夫。
みんな元気だし。


彼女と話すといつも「私は私でいいんだ。」と思う。
彼女の存在に感謝！

ひま！

ひまである。
節約生活とは。

今までどれだけの時間とエネルギーとお金を「購入する」事だけに費やしていたのかわかる。
通販の雑誌を見なくて良い。
ウィンドウショッピングしなくていい。
テレビもダラダラ見ない。

あらゆる「買って！これいいよ！」というメッセージを受け取ることをやめたら
たくさんの時間が生まれた。

よく見渡してみたら、家には
何年もかかって着るほどの服があるし
何年かかって読むほどの本もあるし、
何年かかって作品にするほどの羊毛もあるのだ。

忙しい忙しいと言って読みたいはずの本も読まず
「買う」という行為に依存していたのかもしれない。

このぽっかりと空いた時間を埋めるべく
いろいろとちまちまとやってます。


いつか「ためしてガッテン」で小松菜を冷凍させたら茹でたみたいになってそのままお浸しや料理に使えると言っていた。
それでこの前一束そのまま凍らせたら少しずつ解凍するのに手こずってうまく行かなかった。（葉っぱの部分が砕けて粉々になるんです。）
それで今度は切って小分け。味噌汁の具にする事にした。
うす揚げと小松菜を一食分ずつラップに包む。

　　　　　　　

それをジップロックに入れて冷凍。
塾に行く前など一人で食べる事が結構あるので。
こうやって置けばそんな時「出し入り味噌」をお湯で溶いてこれを入れればいいと思って。

　　　　　　　

きったね～字！それもひらがな！　　　まあ読めたら良し。

おやつも作るよ！
得意の大学芋。絡めるみつの具合が丁度良い。

　　　　　　　

昨日はサツマイモのミルク煮だった。

羊の事も追々して行こう。
とにかく今は大きな変化の時だから、大きくは動かないで水面下で地固め。（←この言葉ヘン！）

鶏はむ！

待望の鶏はむができました！
作り方はクックパッドで。レシピはこちら。

鶏の胸肉にハチミツと塩とハーブをすり込んで置いておき、しばらく水で塩抜きをしてからラップとタコ糸で包んで沸騰したお湯に入れて5分煮てそのまま置いておくだけ。
チョー簡単です。なんと、ガス代もあまりかからない。

　　　　　　　

ドキドキしながら包みを開けて切ってみました。
薄いピンク色！美しい！ちゃんとハムらしく丸い形。
肌理が細かく柔らか！

　　　　　　　

で、食べてみたら！なんと！！ちゃんとハムの味です！！！
すばらしい！（感嘆符多い…、それくらい感動した。）
さっそく昨日の夜焼いたパンをスライスしてレタスと挟んで食べました。
ウマ～～

これはまさしくハムです。
ちゃんとできた。
すばらしい！胸肉がこんなに美味しい物になるなんて、知らなかった。

我が家はハムが好きだけど、いつも値段と添加物が気になってたのです。
これで解決なり！
クックパッドありがとう！

ぽつぽつと たんたんと

ハンドワーククラブにて。

ここしばらく調子が悪かった人が久しぶりに来た。
「ここに来るだけでもう精一杯やったわ…。」
そうだろうと思う。
ここには結構遠くから来てる。それも毎日来るのだ。
それだけでも大変な事だと常々思っている。

彼女はまだしんどいけど、まあちょっと作品の続きをしてみることにした。
ちょっと動いては一休みして、でも仕上がりまで進んだ。
ちょうど畳の部屋なので、ちょっと横になる。

毎日を生きると言う事の重さを感じる。


アルコール依存症って、いろんな物を失ってから病院につながるらしい
家族、仕事、健康など。
だから生活保護を受けている人たちも結構います。

私の今最も関心のある節約生活について彼らに聞いてみた。
観ていない時はテレビの電源を切るようにしたら待機電力が減るとか。
買い物は8時以降に行ったらいいとか。いろいろ。
話を聞いてたらなんか私も大丈夫な気がしてきた。
いつも思うんだけど彼らは切羽詰った感があまりないんです。いつも。
平和そうなの。
それに結構気前が良い、人にいろいろ上げて喜んでもらうのが好きな人もいる。

「心配してお金が増えるわけじゃないし、やるしかないよね。」
そのとおりだな。

そしてまたまた野生の三つ葉を貰ったり、お気に入り歌手のCDを貸してもらったり
蕗の葉のつくだ煮を貰ったり
「年末に貰った丑の折り紙を大事にもっています。」って言われてうれしくなったり。
福々とほこほことして家路に着く。

彼らと居て、元気を貰っているのは私なんじゃないか？
そうだと思う。