季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

アジサイのおまじない

2020-06-20 07:23:00 | Ethnology  民族学
明日は夏至で新月。

夏至の日にすると良いと知ったので、やってみる。
アジサイの花を今日の朝早くに切って、水揚げをしておく。
半紙と水引で巻いて明日の日の出前に玄関に吊るす。

だそうです。
詳しくは調べてみて下さい。




お金もかからなくて自分が良さそう!と思ったらやってみる。
別に効果とかわからなくても。
面白きことは良きことなり!


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ブックカバーチャレンジ6日目

2020-05-21 17:17:00 | Ethnology  民族学



漫画を結構読みます。
そんなにたくさん持ってないけど、好きなのは何回も読む。
この乙嫁物語は電子書籍で持ってて、寝る前に読むの思いつかないときによく読む。
何回読んだかわからない。

私はテレビドラマ観てても、ストーリーより着ているものや食べているものや生活のあれこれに関心が行く。大河ドラマなんて特に。
そんな私が何回でも観て飽きない本です。
19世紀末の中央アジアの暮らし。
夫婦、家庭のあり方。考え方、生き方。
アジアの人たちはやはり西洋の人たちとは違う独特の感覚があると思います。私はそれが好きだし大切にしています。
1話目から出てくるカルルクが大きくなるのが楽しみ。


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お国柄が出る。

2020-05-07 20:04:00 | Ethnology  民族学

私はニュースで全国の知事さんの会議を観るのを楽しみにしています。
徳島県は藍染め、滋賀県はハイテク素材などお国柄が出るものが見られて興味深いことこの上なし。
アイヌ模様の刺繍。素敵です。
この方が北海道の方かどうかは知らないけど。

マスク、この頃たくさん売られ始めたらしく、そうなると布マスクの出番は減るのかな?いろんな仕組みやデザインの物を観るのは1つの楽しみだったけど。

サージカルマスクの方が効果あるだろうけど、布でも良いとなれば観るのは楽しいのにな。私は毎日捨てる事で出るゴミの事も焼いて出る二酸化炭素のことも考えてしまう。
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ヤードム ドムドム

2019-08-03 16:34:53 | Ethnology  民族学
運良く友達に誘ってもらって、国立民族博物館の講習に参加しました。
タイの習慣である嗅ぎ薬であるヤードムを作ると言うもの。
前にお土産でもらった事あるけど、何かよくわからなかった。

タイで食べ物の研究をしている方が、ヤードムの習慣について話してくださって、それがわかった。
面白い。



そしてたくさん並んでるスパイスを一つずつ嗅いで、自分の気に入ったものを取ってブレンドしてヤードムを作ります。
私のはこんな風。



スッキリとそして優しい香りになりました。
2年くらいでも持つらしい。
気分転換や気付けのような感じで使えるらしいです。



同じテーブルの人たちと香りをシェアしたけど、みんなそれぞれに違うものになっていて面白かった。
香りを嗅ぎながらブレンドしていく作業がとても楽しかった。
また作ってみたい。うちにあるものでも作れそう。やってみよう!
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シーボルトと牧野富太郎に会いに東大まで

2018-02-25 22:01:35 | Ethnology  民族学
着いたのはここ。赤門です。

       

入ってすぐに学食のイタリアンレストランがあって、そこでお昼を食べる。
美味しいビーフシチュー。

       

そんなに高くない。牛肉はトロトロだし、野菜は根菜を蒸したもの、キノコを焼いたものを乗せてある。
考えてるなあと。参考にしよう。

着いたのはここ。

       

東京大学総合研究博物館。

       

今回の旅行の一番の目的地。
国立民族博物館友の会の体験講座があります。
「本草学とその日本での歩み」
東京大学とは私が敬愛する南方熊楠、牧野富太郎両氏が関わった大学。そして今日はシーボルトの標本も観れるらしい。
ワクワク!

まず本草学についての話があって、その後に植物標本を作る部屋での説明。そして標本室の見学。

本草学とは薬になる植物ならびに鉱物や動物についての学問。
それを太古の昔からの時の流れに乗って再体験、把握して行くと言う内容。
元々薬になるものについての学問だったのが、薬効がない物も収集してまとめる人が出てきて、それが博物学に発展したと言う。

大学の先生の話は面白くない事が多いけれど、この講座が面白くて。
まるで透明のタイムマシンに乗って時代の流れを観て飛んでいるよう。
今まで小耳に挟んだ人も挟んでない人も、その思いつきと行動の素晴らしさに胸を打たれる。
その話の流れのダイナミックさに胸がときめく。

いくつもの大事なキーワードを貰って、これからも学びを広げて深めて行きたい思いにかられる。
この先生の本もいくつも出てるみたいだから読んでみたい。

話の中で特に感心したのは
ヨーロッパでリンネやゲーテが植物の分類や遺伝について研究する1世紀も前に、日本が植物の分類を体系的に進めていたと言う事。
日本人の探究心や生真面目さや几帳面さが素晴らしいなと思う。

あと、やっぱり本草学、植物学、薬学の祖が神農さんだなと。
神農さんの事もっと知りたいなと思う。道教とも関係あるらしい。

あ~、面白かったなあ。勉強楽しいなあ。
何歳になってもいつでも、求めればそれに応じた学びが出来るのだなあと。
嬉しく思い、その巡りあわせに感謝する。

ばらばらに見える学びも実は一つの流れで一本の線で繋がっている。
その流れに乗って、私はいつまでもどこまでも行こう。

たくさんの知的な感覚的な体験をお土産に、また新幹線で大阪に帰る。







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熊楠に会いに東京へ

2018-02-23 20:13:49 | Ethnology  民族学
満を持して東京ミュージアム巡りの旅へ。
久しぶりの新幹線のぞみ。
やっぱり富士山はうつくしかった。

       

品川で降りて自由が丘へ。
MBTと言う靴をメインに取り扱っている友人のお店にちょっと寄る。
久しぶりに会います。元気そう。
靴だけでなくて、彼女が自信を持ってお勧めしたい小物や行動食も取り扱ってます。
私は手袋と靴下をいくつか分けて貰った。
MBTいくつか持ってるので、意識的にもっと履いてみようかと思う。

そしてひとつ目のミュージアム。
岩立フォークテキスタイルミュージアムへ。

       

もう一つ予定してるリクシルギャラリーとリンクしている展示。
衣の原点、南太平洋諸島の樹皮布、編み布など。

       

パプアニューギニアをはじめとする南太平洋は気候が一年中温暖なので、あまり衣服を必要としていません。
特にタパは儀礼の時に身に着ける飾りとして、またはお嫁入りなどの時に財産として持参する事を目的として作られているようです。
木の皮を剥いて硬い表皮を貝で削いで、内側の白い部分を叩いて伸ばしたものに顔料で模様を描いています。
まとう様子はどう見ても着心地は良くなさそう。だけどかっこいい。

それと今度はヤシの葉の繊維を細く裂いて績んで糸にしたものを手で編んで行って布にしたもの。
それは細かくて滑らかで、本当に手で編んだだけとは信じがたい質感でした。息をのむよう。
チラシの写真がそれです。これはまさに財産として扱われていたらしい。わかる。

丁寧な説明も聞けてためになった。
いくら着方や製法がプリミティブ(原始的)でもこれが発達以前のものだと言う事はできないと思った。
長い歴史の中で、洗練され専門家によってしか作られない特別なテキスタイルだと言えると思う。

このタパに出来る木はクワ科の木だけだそう。イチヂクの木もそうらしい。
それで蚕の事を思いだして、桑の葉だけ食べるなと。
これは私の考えだけど、クワの木ってやっぱり繊維になるのにふさわしいもので出来てるんだろうなと。
タパを良く観たらただの樹皮の伸ばしたものでなくて、斜めに細い繊維が重なってまるで織られたかのような構造になっている。
木そのものが特別に人に与えられた神様からの贈り物だったのだなと。
あ、オシラさまの事を思いだしちゃった。そうだった。神様がくれたのだった。わー、ぞくぞくするな。世界って繋がってる。

自由が丘はおしゃれな街だけど、そこにあるビルのひとつをエレベーターで上がって行ったらそこにタパがあって、コテカもあると言う。
それが不思議な体験だなと思う。
わざわざ大阪からそれを目指して行く私も私。

午後は上野に行ってもう一つの目的地「国立科学博物館」
外に大きなクジラのモニュメント。

       

威厳のある建物。

       

お目当てはこれ。南方熊楠の展示。

       

前に来たのは随分と昔の事。展示の様子も変わっている。
日本館と言うところをまずはじっくりと観る。
こういうところだと一番上からだんだんに降りてくるのが私の観方。
展示が美しくわかりやすく面白い。
引きこまれる心が踊る、体まで熱くなってくる。ワクワクしながらたくさんの展示を観る。
1階観終わるごとに階段で降りる。見上げると、なんと美しい!博物館でありながら芸術を感じることが出来る。

       

大理石の素敵な空間。そこここにソファも置いてあって、みんなゆるりとしながらじっくり展示を観ている。
ここは空気そのものがアカデミック。
アカデミックを呼吸しながら部屋を廻って行く。

       

一通りの展示を観て思ったのは「日本って素晴らしい所だな」と。その自然の豊かさ、気候の豊かさ。
鉱物、植物、動物、微生物、そして人間まで。ありとあらゆる日本に生きる物たちの事を観たり知ったりできます。
これは日本中の人たち、子どもたち。そして外国から来た人も観るべきだなと。
私もまた東京に来た時には何度でも行くべきだなと。

そして1階の熊楠の展示へ。
随分昔から熊楠ファンなので、こんな晴れ舞台に熊楠が取り上げられてるのがとにかく嬉しい。
たくさんの人たちが観に来ているのも嬉しい。

特に興味を引いたのは「菌類図譜」。
なんと4800種類の菌類を図と標本と説明でまとめてあります。

しかもそれがけっこう大まかな絵だったり、情報が足りなかったり。いろいろ。
公に発表する事もなかったもの。
どうしてそんなものを作ったのかと言う理由が
「疳癪を押さえるため」だそう。大好きな菌類の標本を作ってまとめていたら、持病の疳癪が抑えられるのだと。
それで淡々とそれに取り組んだと。
そこが私がやっている仕事と関係あるなと思って印象的だった。

ミュージアムトークには会場に入りきれないくらいの人が参加して。
気の合う人たちとも出会って。
ほんとに楽しい。

隣の地球館も走るようにして観て。それでも夜になっても全部は観れなかった。
半日ずっと居たけれど、ここのカフェや休憩所はお手頃で素敵で落ち着くし、ミュージアムショップも充実してるし。
コインロッカーなども使いやすいから長時間居てもあまり疲れない。
住むように展示をじっくりと観れるなと思う。
また来よう。次を楽しみにしよう。













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日本民家集落博物館

2018-02-18 21:38:30 | Ethnology  民族学
散歩で服部緑地まで行って、そこにある民家集落博物館に寄る。
私の好きな場所。

入口から入ってちょっとしたら、もうそこは日本昔話のせかい。
里山に民家が美しい。今は梅も咲いていました。

日本各地の古民家が移築されています。中に入って囲炉裏に当たったり、展示を観ることが出来ます。

       

今はひな人形がいろんなところに飾られていました。
地方の気候や地形によって、家屋の形態が工夫されている様子が興味深い。

古い日本家屋。良いなあ好きだなあと単純に言えないところがまた。
とにかく寒そうだ。囲炉裏しか暖を取るすべがない。お風呂だって桶のしかない。
寝る時は家族みんなが狭い窓もない部屋にぎゅうぎゅう詰めで寝るんだって。

なんだか本当にずっと一生懸命働いて、子育てをゆっくりする時間も余裕もない感じ。
昔の人は大変だったなあと。

いつも見るたびに「ここに羊が居たらなあ」って思う。
ずいぶん温かく冬を過ごせただろうになあ。羊も飢えないで冬も越せただろうになあと。
日本に羊が居なかった事。つくづく残念だと思う。

それでもこうやって囲炉裏の火にあたって、火を観ながらじっとしているととっても気持ちが落ち着く。
火のある暮らし。怖いんだろうけど好きだなあ。良いなあと思う。

       

昔の人の国取りよりも、普通の暮らしに興味がある。食べたもの、着てたもの、作っていたもの。
ここにきてまた知りたい。

すごく良いところだけど、来る人があんまり多くないんだそう。
もっとたくさんの人に知られて来たら良いのになあと思う。
特に外国の人。日本を知るのにとっても良いです。お勧めです。

Comments (2)
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日本の文明の夜明け

2018-02-03 20:26:45 | Ethnology  民族学
民博の友の会講座を聴きに。
それと常設展を一回り。

講座は「青森県の三内丸山遺跡」の話し。
縄文時代の事って、この遺跡が出てからは私たちが学校で習った事と随分違う事がわかったらしい。
こんな昔にこんな洒落た進歩的な人々がこんなに寒い青森に居たなんて。不思議。

年間フリーパス会員で、去年の末に申し込んだんだけど、いろいろ考えて正会員に成る事にしました。
お金はかかるけど、その値打ちがあるくらいの冊子が送られてくるし、いろいろな特典があるので良いと思う。

今年は特に民博に行っていろいろ学ぼうと思う。

今日の一回りで興味深かったもの。
インドの聖書のキリストがイケメン。

       

インドのポスター。糸紡ぎをするガンジー。これ、欲しい。素敵。

       

今やってる企画展のアイヌの木彫りが素敵だった。来月の講座はその話らしいから楽しみ。
民博、毎週のようにいろいろな講座や映画やツアーがある。良く調べてどんどん参加しよう。
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