季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

春、と新しいお仕事について

2017-03-31 16:29:14 | 暮らし Daily life
薬師寺から帰ってきたら春になっていました。

ミントがすごい勢い。

       

ザウアークラウトが出来てた。これ、ほんとに簡単でちゃんとできます。スープに入れたら美味しい。

       

今月は心療内科のお仕事がたくさん入っていました。
小さなクリニック。
ここでは手仕事を教えるだけではなくて、スタッフとして一緒に参加しています。
手仕事の時は助けます。

体操をしたり、トピックスについて話したり、手仕事をしたり。この前はリリアンを編みました。思ったより意外と楽しくて夢中になる。
神戸のクリニックではハンドワーククラブだけなので、こんなにいろいろなプログラムに参加できるのが興味深いし楽しい。
しかも、他のスタッフの方と一緒にやって、進行などについて話し合えたり分かち合えたりするのが嬉しい。

その心療内科はうちからは近くて遠い。どうやって行ったら良いのか、毎回いろいろ考えて行っています。
昨日は自転車で行ってみた。結構行けるな。車の次に早い。
でもお天気が悪いと難しいなと。
それと荷物がある時。

商店街の中にあるので、いろいろ楽しみ。神戸のクリニックもだ。
地の利ってあるなあと思う。患者さん達が来て、楽しいと思って帰れる土地柄。

十八番(おはこ)焼きって言う小さな回転焼きを売ってる店を見つけた。
そこの豆乳クリームってのが漉し餡が入ってて美味しい。
いつも終わったら小腹が空いてるから楽しみに食べています。

その午後のプログラムについては患者さんたちとの話し合いで決めるらしい。
4月には花見などある。
楽しそうだな。彼女たち、気候の変わり目だけど少しでも元気で気分よく過ごせますように。
4月にも会えるのが楽しみ。


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さんげ

2017-03-29 15:45:48 | 心と体 Mind&Body
薬師悔過法要、修二会、花会式。
詳しくはここを。

とにかく1300年毎年やっているそうです。
何回も参加しているのに、今回初めて気付いたのはこれが悔過と言う事。懺悔(さんげと読む)する行。
初めて言われた。日頃している悪行を悔いるようにと。
それってよくカトリック教会のミサで言われるやつだ。あれ、あんまり共感できないなあと思っていた。
毎回毎回「罪人です!」って言われて言って。反省ばっかするのはどうなの?って思ってた。
そして一晩中その事を考えたけど、結局あんまり反省ばっかするのもあれなので、この世の悪いことがなくなるように、良くなるように祈ってお経を唱えた。
もしかしてそのお坊さんの考え方なのかもしれない。そう持って行くの。今まで言われた事なかったから。

一日に6回、一度に2回をまとめるので3回あります。その7時からのと夜中の3時からのに出る。
お経の本を渡されるので、お坊さんのお経に合わせて大きな声で読みます。
国の安泰、五穀豊穣など祈る。
途中、散華があったり、真っ暗な中で刀を持ったお坊さんが走ったり、大きな法螺貝の音や鐘の音が鳴り響いたり。
3時からのはとても寒いし、お腹も減ってるし寝てないしで、大声で経を唱えて、世の中の平和を祈っているとなんだか不思議な興奮状態になる。
夜中に起きてまでどうして参加するのかな?と私も思うけど、やるととっても気分よくスッキリする。新しい良い人生が送れる気がする。
それで飽きもせずに参加しています。
また行きたいな。

朝、薬師寺をくるっとお参りして帰ろうっと。
今、東塔を再建しています。

       

桜と西塔。

       

花会式のある金堂。復興再建の一番初めになった建物。ここに私が子どもの頃に書いたお経も入っているはず。

        

御堂の中は写せないけど、なんとなく見えるかな?紙で作った花がたくさん飾られています。
この花の色は薬草で染められていて、昔は法要が終わると配られたって。それで持って帰ると具合が悪い時に煎じて飲んだんだって。
花と一緒に餅も備えられていて、その花より餅が欲しいと言う人が多くて、そこから「花より団子」って言葉が出たと。本当の話だと言っていた。

       

金堂の後ろには講堂があって、金堂の仏像と似てるのがあるけど、ここは弥勒菩薩なんです。あと、そこにある仏陀の十大弟子の像がとても素敵です。
それから、私の一番好きな所は横っちょにある観音堂。そこの観音様がほんとうに好き。いつもじっと座ってずっと観る。
どんなにしんどい時でも苦しい時でも、そこにいると安心します。

特別展もやっていて、刀の。観た。正宗とかあった。
じっと見たら怖くて、良く観れなかった。刀の魔力。じわじわ。

西塔の下も特別開扉。お釈迦さんの一生を銅像で現している。
去年出来たインドの友達がブッダガヤの人だけど、そこで成道したと言うのだから、なんだか近く感じた。
苦行、やったけど意味なかったわ。って開眼する仏陀が好き。
死んじゃダメだよね。自分大事にしなきゃ。乳がゆでふくふくした仏陀。
そう、食べなきゃだよ。

玄奘三蔵院は写経道場の向こう。
平山郁夫の壁画があります。
ちょうど盆栽展をやっていました。とっても美しい。

        

       

あんまり寝られなかったから、なんだかふら~っとします。ゆっくりすごそう。やっと温かく春らしい。

     

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観自在

2017-03-28 17:25:33 | 心と体 Mind&Body
毎年と言うわけではないけれど、お知らせが来るので時々参加している花会式。
奈良の薬師寺で3月の末に一週間ある修二会。
それに参加して来ました。参籠と言う夜泊まって夜中の行にも参加するもの。

まず、早めに着いて写経をする。
写経道場があります。

       

口にクローブを含んで入るときにお香を跨いで、体の中と外から清めて写経を始めます。
小さな硯に水を入れて、墨をする。説明書を読みながら。
お経の意味、写経の意味や心構えなど。
そしてすり上がったら書きはじめる。
いつもいろいろな心づもりをするけれど、今回は一文字ずつ丁寧に意識して書こうと思った。
お経のそれぞれ一文字に仏様がいらっしゃると言うので。
そしたらいきなり初めの三文字で何か私の中に意味が流れ込んできた。
観自在
そこは普通は観自在菩薩だから観音さまと言う意味でここには注意を払わない。「観音様が言いました」って言うところ。
そこがひっかかった。

ここに在る自分を観る。そう読んだ。

観音様とはここにある自分をものすごくものすごく深く観察して考えた人なんだ、きっと。
菩薩とは精進をして真理に行きついて、その力で人を助ける存在だから。その人は自分を観ることで悟りを開いたのだと。

それはここ数年の私のテーマであるし、今の世の中に大切なものだと思っている事。
人の感覚は外に向かう事が多い。外に向かう感覚を育てる教育が殆どだ。
でもそればかりしているとおおもとの所がスカスカになっていて、実際に何か事を起こそうとすると頼りないものになりがちだと思っていた。
おおもとの所。それが自分を観ることで確立されると私は思っている。
そして自分をじっくりと深く観ることで限りない深みから天の意志に通じる道があると思っています。
それがいきなり始めの3文字で来たなと。
子どもの頃から知っているお経なのに、今頃新しい意味に気付くなんて。すごいよ般若心経。

他にもいろいろと文字をじっくりと味わって感じる事考えることでいろいろな事が浮かんでくる。
存在について、存在しないことについて、般若心経って量子力学みたいだなあと思う。
あるかどうかははっきりしないよねって。

私が閉口するある傾向は、その人のもっている知識や考えが絶対だって押し付けてくる人だ。
そして他の感じ方や考え方がまったく意味がないと断定する人。
困るなあと思う。どうしても正しいんだって言うんだもの。
でもお経にそんなものなんてないって書いてある。
絶対と言える知識や考えや物なんて。
私もそう思う。その時、その場合、その人で移り変わるものこそが真実ではないかと。
いつも一歩一歩自分が感じ取って考えて良いと思う方へ進んで良いんだと私は思います。

薬師寺には子どもにも言える般若心経の粋を現した言葉がある。髙田好胤さんが考えたもの。

とらわれないこころ
こだわらないこころ
かたよらないこころ
ひろくひろく もっとひろく
これが般若心経「空」のこころなり

その言葉が私の中で深く深く根付いているなと感じる。


そんなこんなを深~く考えながら書いていると、あんなに短いお経なのにすごくエネルギーを使う。
それでもなんとか最後まで書き終えた。
そしたら法話と参籠の説明会が始まりました。
花会式。夜に起きるのが大変だし寒いけど。楽しみ。



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紡ぎ仲間誕生!

2017-03-27 20:23:32 | ハンドワーククラブ HandworkClub
ハンドワーククラブにて。

ずっと長い間、一緒に紡げる人が居たら良いなあと思っていて、折りを見ては紹介しているんだけど
なかなか難しいらしく、形になるまで続ける人に出会わなかった。
それがやっと出会いました。
彼女のお母さんは編み物の先生だったそう。彼女はお母さんから習ったのではないけれど、編み物を息をするように出来る人です。
ゲージとか取らないで、いきなりどんどん編んで行って作品に仕上げていく。
時々大きすぎたりするけど、大体大丈夫。
しかも鉤針編みや棒針編みなどをうまく組み合わせて、とても魅力的な編地を作るんです。
いつも何か編んでいるその彼女に紡がないかと言うと、「紡ぎたいです!」と言う事。
それでスピンドルの紡ぎを少しずつ教えていました。でもなかなか思うように行かずに半年くらいぼちぼち頑張っていた。
初めての作品は去年のクリスマス会に出したベレー帽。
そして私が昨年末に開発したペットボトルのスピンドルを渡したら、紡ぎやすさが上がったらしく、どんどん紡げるようになった。
日本の羊毛と色の羊毛をハンドカーダーで混ぜてそれをスピンドルで紡ぐ。
どんどん慣れてどんどん紡げるようになってくる。糸もどんどん素敵になる。
そして編地もどんどん柔らかく滑らかになってきます。
旦那さんが自分の相手をしてくれないと嫉妬するくらい、紡ぎと編み物に夢中。
好きな色を混ぜて好きな糸を作って、次々と作品を形にしていきます。その色と質感と仕上がりの魅力にワクワクして、また次に作ろうと言う気持ちがわき出る。

これが作品の一つです。ニット帽。

       

この写真ではわからないけど、てっぺんのところが鉤針編みになっていて、しっかりとしている。縁の端の所も編み方を工夫していて、くるっと縁取りがしっかりするように出来ています。
少し縮絨したそう。
ほんとうに綺麗。可愛い。被りやすそう。
素敵な作品だ~!

ハマりすぎだと言うから、「食事や家事はどうですか?」って言ったら、「それは大丈夫」だと。それなら大丈夫です。
日常生活に支障を来すならやりすぎと言えるけど、ちゃんと暮らしが整っているなら、紡ぎと編み物にハマってこんなに素敵な作品を産みだすことはとっても彼女のためになる。
素晴らしい!本当に私も嬉しい。
キラキラ輝くスピンドルと編み針で、これから彼女の手からどんなものが生み出されて行くのか、観るのが楽しみです。

カバンを作っている彼。しっかりと縮絨させて後はファスナーと紐を着けます。

       

この前から始めた取り組みも。
数年前にハンドワークで初めて自分の手縫いでピッタリなズボンを縫った彼。
また作りたいとお気に入りのズボンを持ってきた。それからまた型紙を取って布に写して縫って行っています。
ジーンズ。
手縫いのジーンズですよ。どんなのになんだろう?
すごいパワーだと思う。良いものが出来るように私もサポート頑張ります。

ずっと長い間、私たちを観ていてくれて、そしてやっと初めて参加した彼も。
フェルトのブックカバーを作りました。
ドキドキしながら頑張って、一日で仕上がった。嬉しそう。
こうやって参加まで何年もかかることもあります。その関を超えられた事は素晴らしい。

春。みんなのやる気も膨らんでいます。一週間、どんなものを作ろうかと考えてそれを形にして行きましょう!
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ぐるぐる、着々

2017-03-26 21:58:47 | 暮らし Daily life
熊本で食べそびれたものを見つけたので食べました。
一文字のぐるぐる(「ひともじのぐるぐる」と読みます)

       

分葱をぐるぐる巻いて酢味噌で食べるもの。関西で言ったら分葱のぬたです。
さっぱりして美味しい。うちでも作ってみたい。

注文した本が届いた。
去年のクリスマスにブライアン・メイに勧められてから毎日読んでいるものの日本語版とその著者の他の本。

       

これだと、紹介しやすいなと思って。良い感じに訳されてると思う。

工房も新しい段階に入る準備をしています。
・収納を増やして出ているものをもう少し片づける。
・IHの調理機を導入。コンロが調子が悪いのでカセットコンロで調理してたけど、足りないので。
・料金表を作ってる。みんな来た人がわかりやすいように。
・私が持っている本を少し置こうかと。読みたい人が読めるように。共依存やアダルトチルドレン関連のもの。
 結構そう言う事で困っている人がいるなあと思っていて。私は治療はできないけど、本をヒントにして必要なら専門の治療に繋がったら良いなと思う。

裏メニューだけど、希望の人にはランチ(カレー)とコーヒーを出せたらいいなと思っています。


どれも小さな小さなステップだけど、大きな変化かも。
春から工房に来る人は楽しみにしていてください。
作品作りもいろいろ考えて頑張っています。


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春を迎える食べ物とフェルト

2017-03-25 18:21:41 | 暮らし Daily life
箕面のお楽しみスペースにて(準備中)食事会。
今日はおうち料理。仲間の一人がメニューと作り方を教えてくれる。
どれもシンプルで滋養があって美味しい物ばかり。
レシピも教えて貰ったので、うちでまた作りたい。

一人がフキノトウを持ってきた。それで私がフキノトウ味噌を作る。
緑の光。

       

サッと茹でて刻んで絞り、味噌・砂糖・お酒かみりん(今日はなかったので水)を鍋で煮詰めたものに絡めて出来上がり。
春の薫りが口いっぱいに広がる、ごはんがお酒が進む。
この苦さが心地良いと。
冬の間にじっとして冷えて、肉や油をたくさん食べて、体に貯まっている要らない物たちを、こういった苦い命の力にあふれる食事が追い出してくれる。
そのためにもこの春の伊吹を頂くことに意味がある。

       

里芋と絹揚げの味噌煮、にんじんのグラッセ、鶏肉のトマト煮。
どれもとっても美味しい。
そして豆ごはんにフキノトウ味噌が合う。
みんなおかわりして食べる。

この空間。来るたびにスッキリと柔らかく過ごすのが心地よくなって育っているなあと。
具体的にどんなふうに使って行くのかゆるりと話しながら、でもしっかりと日程など決めながら。
美味しいもの食べながら話すとほっこりとゆっくりと盛り上がる。その楽しさ。

夕方少し前に終わって、行きたかったギャラリーまで。
何度も前を通った事があって、中に入った事なかった不思議空間「ギャラリー草」



友人の作品が出ている。5人の作家さんの可愛い楽しい不思議な作品が奥深くのお店にひしめいている。
アートなナチュラルな空間でいろいろな作品に触れて楽しむ。
友人の作品を手に入れた。この時計は前に買ったもののシリーズで、ずっと使っているけど狂わないしとっても可愛くて、毎日の生活で観るたびに楽しさを与えてくれるので好き。それでもう一つ別の部屋に欲しいなと思っていたので。

       

可愛い素敵なバッジも。この花束のが好き。
また行ってみたい楽しい空間だった。友達にも久しぶりに会えて、いろいろ話せてうれしかった。
元気でまた近いうちに会えますように。

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青い空、青い河の色を映して

2017-03-24 23:23:25 | Art
アートの一日。
今週末で終わってしまうから、あわてて美術館鑑賞仲間と行って来た。
東洋陶器美術館。
故宮博物院などから来た青磁の器が来ていると言う。
入ったらすぐにその青磁の部屋。
いくつか同じような水仙盆が乗っている。
なるほど、美しい色だなあ。形だなあと。入口に近いのから順に観て行く。
後で詳しく読んでみたら、水仙盆とは言うけれど、始めは水仙を飾るために使われたものではないのだそうだ。
どうやって使うのかは不明らしい。
11世紀から12世紀に中国で作られたらしい。
口が欠けたから銅で縁取りをしたものや、同じ青でもヒビが入っている模様の、少し大きいのなどいくつかじっくり観る。
同じような大きさで同じような形で同じような色なんだけど、一つ一つ随分と印象が違う。
そして真ん中の一番奥のを観る。それが人類史上最高のやきもの」と言われるもの。
簡素な器がどうして?って思って行ったんだけど、観たらわかった。

他に同じ部屋にそれらも何万枚もっとかもからの選りすぐりの国宝級の器ばかりがならんでいるのに、それだけまったくまとっている空気が違う。
少しの縁の角度、表面の滑らかさ、そして色。天青と言われるその色。
ほんの少しの事なのに、まったく違うんだと感じた。
何気なく近くに行ってガラス越しに立って観たんだけど、そうしているのがまるで罰当たりかと思うくらいの神聖さ。
きっと昔はこの器は限られた高貴な人しか観ることが出来なかったんだと思える。
神々しいと言われる所以か。
あまりにも魅力的過ぎてなんだか吸い込まれそうになる。
ちょっと不思議な感覚。何千万円でもこのためだったらすぐに「はい」と差し出してしまいそうなそんな魅力だった。
(あとで観たらそんな値段で手に入るものではまったくなかったんだけど、私の中では器には十分その値段が高かったので)
ちょっと美しすぎて怖いなあと思って、あまりまじまじと観れなくなってしまったくらいだ。

部屋の外に近年になって日本人が作った物が置いてあって、それは撮影可能だった。これ、結構その神々しいのに似ています。

       

結構じっくりと青い器を観て、その他のたくさんの同じ時代の陶器を観たり、日本の物を観たり。
仲間といろいろと品評しながら歩くのが楽しい。
しっかりたくさん観たので、すごくお腹が空いた。
出ると前に中之島公会堂。大阪でもしかして一番美しい建物かも知れない。

       

その地下のレストランで食事をする。
随分前にここを使っていた事があるけど、その時はレストランはいわゆる洋食屋で、オムライスが美味しかった。
今は素敵なおしゃれなレストランに生まれ変わっている。

それから今度はみんなで苦楽園のギャラリーストラッセに行って、フェルトの作品を観た。
たくさんの人たちのフェルト作品が並んでいる。小さな小さな羊パレットみたいだった。
作家の方もいらしていろいろと話を聴く。
ゆっくりと興味深く素晴らしい作品を見せて貰った。

結構あるいてるんだろうけど、それでも美術館に行くととにかくお腹が空く。
夕食は朝から用意していた「スリランカのコロッケ、カットゥレット」(また!)
このところ、どうしても食べたくなるから作る。
コロッケが爆発しない揚げ方、をネットで調べてやってみた。
タネが温かいうちに揚げたらいけないらしいから、朝作って冷蔵庫に入れておいた。
しっかりと中の空気を抜いて形を作った。
玉子と小麦粉と水を溶いた液にまんべんなくつけて、パン粉をしっかりとつけるってのを2回やって
高温の油で揚げた。
全部守ったよ。
なのに揚げてたらやっぱりちょっとずつ爆発してくる。ほんとにしっかり中身が出て来たのもあった。
嫌だな。
どうしたら爆発しないんだろ?ずっとながいこと苦手でたまにチャレンジするけど、いつもだめだ。
まあでも食べられるくらいにはあげられるようになってるので良かった。

       

これ、辛くて薫り高くて香ばしくて、本当に美味しい。
人に知れたら絶対に流行ると思える味だ。
ちゃんと作れるようになって、他の人にも食べて貰いたい。

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クルミの赤ちゃんに再会

2017-03-22 22:12:25 | 手仕事 Handicraft
うちでやりたい事とやらなくちゃいけないことがたくさん。それで一歩も出ないでうちに居る一日。

玉子を塗るのに絵の具が欲しいなと息子の部屋の森をかき分けて押し入れに入ってる画材道具を探してたら、何か見つけた。
クルミが一つ。新聞紙に包まれて。なんだろ?
それで開けてみたら、すっごい懐かしい可愛いものが出てきた!

       

赤ちゃん入ってました。それと小さなプレゼント。
これ、もう20年近く前に大阪オイリュトミーの会でクリスマス会したときに、子どもたちへのプレゼントで作ったんだった。
蜜蝋粘土のハートが今でも可愛く残ってるなんてびっくり。
あんまり可愛くて嬉しくなる。この秋のクリスマスマーケットに出せたら良いなあ。

パステルを見つけたのでそれを使う事にした。
少しずつ色を重ねて付けて行く。

イースターと言えば、ウサギ。

       

春の花。

       

玉子増えました。まだいろいろやってみたい。

              


うちのやりたかったこと。それは吹き溜まりへの着手。
仕事から帰って来たり、何か作ってたりして「あ、ごはん作らなくちゃ」って時にとりあえず物をそこにおいて、ってのを繰り返してると
うちに「吹き溜まり」ができる。できませんか?
貯まってくると動きにくいし見た目は悪いし、探してるものも見つからないから何とか片づけないとって感じになってくる。
そしてなって来てました。なんとかしないと。
それで片づけた。もともと「あとで」って思ってて面倒くさくなってた物ばっかりだから、なかなか進まない。それでもえいやっとやる。
ベランダの段ボールをまとめたり。
でもそうしたらクルミが出てきた。前に買ったやつ。ちょうどクルミの赤ちゃんが作りたかったから割ろうと。和栗です。
まず水に浸ける。半日くらい。

       

フライパンで炒る。

       

そうすると割れ目ができる。

       

そこにマイナスドライバーを入れてひねって開けます。

       

開いた。綺麗だな。でも実を取りだすのがなかなか大変。「たこやきひっくり返すやつ」で取るんだけど、なかなか入り組んでる。

       

しかもこのクルミ。中が複雑で狭くて赤ちゃん入れへんやん。
西洋のクルミを手に入れて、殻を確保しないと。
これはこれできれいで可愛いから何かに使おうと思う。

今日は一日居たお蔭で、甘酒作れた。ヨーグルトも出来た。
パンも焼けました。今回はライムギ粉入れたからちょっと風味が違うだろうな。
今度はこのクルミを入れて焼いてみよう。

       

暮らしの土台作りに一日。
そして可愛いサプライズや季節のクラフトの試行錯誤も出来た。
私が真剣に仕事をすればするほど、遊んでるように見えるって言うのがやっぱり面白いなと思いながら。
さあ、これでまた外に出てしっかり働ける。
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JACK

2017-03-21 20:23:35 | 映画 movie
寒さと温かいのがまだらにやってきて、光は明るく春にぐんぐん近づいてきている。
花祭り、復活祭の気分で作り始めた。

       

復活祭の玉子を飾りたいなと思ってるんだけど、どうやってきれいに塗ろうかなと考えて、この前手芸屋さんで手に入れた物を使ってみる。
前に石鹸につけて花石鹸を作ったナフキンがたくさんあったので使える。
簡単できれいだな、しかもこの塗料、屋外でも大丈夫らしい。まあ部屋に飾るけどね。
これをどんな紐で下げるか、どんな枝に付けるのか。考えるのも楽しい。
そうやって春がやってくるのを待つ。

       

この前観た映画。噂に聞いてて録画しておいたんだけど、なんだか重そうで覚悟がいるなあと思って頃合いをみてた。
そして時間をとって観た。



「ぼくらの家路(JACK)」
ドイツの映画。

― 以下、ネタバレしてます。

やっぱり切ない映画だった。
とんでもない様子だけど、これって世界中でほんとうに普通に良くある光景なんだと思う。
いわゆるネグレクトと言うやつ。
奔放な母親の元で小さな弟の親代わりになって家事をする兄ジャック。
弟のやけどが原因で施設で暮らすことに。
施設でのいざこざから抜け出して母に会いに出るけど、たどり着いた家に母はいない。
預けられた弟を迎えに行って母を探すけど、何日も全く手がかりもなくサバイバルの日々。

ジャックはいつも冷静に目の前の課題に取り組んで淡々と生きている。
生き残っている。

私が一番悲しかったのが、お腹が空いてたまらなくなったらファーストフード店でこっそりがっつり盗んだスティックシュガーとフレッシュをベンチで口に流し込むシーン。
うわ~うわ~、わかるけど、あかんやん。やばいやばい。
終末的やわ。
ジャックの「一応タダやしカロリー摂れるし美味しいし」って言う切羽詰まった感じがひしひしと伝わる。

結局お母さんは帰ってくる。やっとやっと会いたかったお母さんに会えた。
んだけど、やっぱりいつも通りに新しい彼に夢中な幸せモード全開な母。
子どもたちの事も実際は愛してるんだと思う。でもお母さんの意識の範囲内ってすごく狭い。
死ぬかもしれなかったんだよ、ほんとに。ずっと寂しかったんだよ。でもそれは言わないで、朝起きたら弟を連れて安全な所へ向かう。
その決断がこの映画の要点だと思う。

10歳のジャック、ほんまにダメな親を見限る。
それはものすごい決断で勇気のいる事だと思う。なかなか出来ない事。ここにどんなヒーローにも出来ないスーパーパワーが表現されている。

親はだれでも子どもにとって一番の保護者だと言うのは迷信だ。実際、子どもに一番のダメージを与えられる人が親でもある。
それはクリニックでたくさんの患者さんを観て来てもわかる事。
子どもこそがどんな親にとっても全身全霊で愛してくれる唯一無二の存在である。それは真実である。でもそれに気付く親は少ない。
ある時にある範囲で親を見限る事。誰にでもある意味必要な事なんじゃないか。
それが放任であるか過干渉であるかに限らず。
そんな思いを持った映画でした。
淡々としてるけど考えさせられる。とんでもないのに当たり前みたいに進んで行くそんな映画だった。








       
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新しいミシンが来ました。

2017-03-20 22:22:53 | 手仕事 Handicraft
今使っているミシンは、私がお嫁入りの時に持って来たもの。
何年も前でも、修理に出したときに「そろそろ買い替え考えた方が良い」って言われたくらいの古いもの。
でも良いものを買ったのでずっと大事に使っていました。
それでも、ミシン売り場に行くといろいろとどんなのが良いのかずっと観ていて、欲しいなあと思っていた。

そしたら今日、不意にものすごい上等な新品のミシンがうちにやってきた。
伯母さまから。
義母のところに来ると聞いてたんだけど、車に乗ってうちにやって来ました。お義母さんは使わないからって。
開けてみたら、一回も使ってない「サラ(大阪弁で新しいってこと)!」なんてこと!
しかも使ってみたらものすごく上等な事がわかる。
カバーがビニールでちゃちだったので作ったんだけど、なんのストレスもない。
すごく便利な楽な機能がたくさん。
しかも私が要らないと思っている機能はない。
シンプルで使いやすい素晴らしいミシンです。

       

説明書を読んだら、なんと繕いもの専門の縫い方まで出来る。素晴らしい!繕いものすること多いから助かる。

       

すぐに手芸屋に行ってボビンとキルティングを買ってきた。カバー作りました。
小物を入れるポケットも内蔵されています。

       

こんな事あるんだなあ。不意にこんなずっと欲しかった宝物が来るって事。
凄いなあと思う。

つくづく私は幸運だなあと。
時々こうやってもたらされる富。
人にやってあげる事がだいたい多いんだけど、私の場合はこうやって誰かからその分の良い事が廻って還ってくる。
どうしてかな?って思うほどラッキーな事がちゃんと起こる。

だから心配しないで、しようと思った事は見返りを期待しないでやって行ったら良いんだなとやっぱり思う。
まっすぐ今までどおり生きて行こう。
そしてこのミシンでまた役に立つ事どんどんしよう。
伯母さま、本当にありがとうございます。
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