背骨の周りの筋肉を痛めて動けなかった時に、いろいろ映画観ました。 録りためていたもの。
カンヌ貰ってずっと話題になっていたから観た「万引き家族」が、私には全然感動を呼ばなくて、ものすごい後味の悪いものだった。
ずっと一貫してほのぼの温か家族の風景なんだけど、その底の冷たさと異常さを感じるとほんとうに冷え冷えする。
救いが殆どない。救いようもない。
もやもやとしたまま。同じ監督のずっと前の話題作「誰も知らない」を観た。
そしたらわかった。これも救われない話だった。 救われない話を撮る監督なんだこの人。
その人たちにとってはまっとうな日常なんだろうけど、私の中では警報がなりっぱなし。
そんな人たちの話。 話題の映画が自分には合わない事もあります。
それを言うと、最近の事件で思い出した映画がある。前にも書いたかも。
こういう人はどんな家庭で育ったんだろう?と言う疑問に答えてくれる話。
「葛城事件」と言います。 三浦友和怪演。 まったく救われない話だけど、恐ろしさが突き抜けていて、もう一回は観ないけど観てみて良かった。 付属小学校の事件を下敷きにして作られたらしい。
ちょっと引っかかりはあるけど当たり前の普通の家庭なはずが、どこからか歯車が狂って悪い方にどんどん回って行く。
普通の中の異常性と言う意味では良くここまで撮ったなと思う。 家族の誰もが不健康な生き方をしているけれども、一番怖かったのは無差別殺人をした次男と獄中結婚をする女性。 この人は本当に怖い。一番まともなようだけど一番怖い。
落ち込む映画ばかり観ていたのではなく、良い物も観た。
ドリーム。Helpを観てから観たら良いかも。
優秀な頭脳を持っている黒人女性だけど、パンプスで走るのが走りにくそう。女性の服装も枠にはめられてたのか。
とにかくスカッとする映画。
もう一つ
ワンダー君は太陽。
主人公の男の子の障碍の事だけでなく、周りの家族や友達一人一人の立場からの観方を描いているところが良かったなと思う。
ちょっと主人公が賢すぎかなあ。作り話だから仕方ないけど、もし人がびっくりするような容姿だったとして、たとえ頭が良くなくても人としての存在価値には何の変わりもないとは私は思うけれど。
あと、Amazonプライムの動画で好きだったドラマを観た。
やっぱり何回観ても好きな話だった。高橋一生キラキラ。
最終話の鮫島教授の言葉。忘れないようにしよう。
あ、これも結局は宇宙出て来たな。
今回の好きな話は宇宙つながり。