Aroma salon mi tierraにてフェルト講習。
この前はよちよち歩きの子どもたちとお母さん。
今回は同じく1歳すぎのお子さんを持つお母さん1名と小学6年生の女の子3人。そして3年生の女の子が1人と男の子が1人。
みんなフェルトは初めてなので、羊の話やフェルトの話をして始める。
細かい手順などはあまり説明しないです、いつも。私の基礎講習はジェットコースター。先が読めないままどんどんめくるめくフェルトワールドが広がる。
好きな色を選んで重さを測って始めます。女の子たち、模様を作るのに一生懸命。丁寧に素敵に可愛く作っています。
模様が出来たら羊毛を置いて行く。好きに乗せて良いよ!と言うとこんな風に。なんて素敵なんだろう!このまま額に入れて飾りたい。
男の子で1人で参加している彼。始めは外で遊ぶって言ってたんだけど見て聞いたらどうしてもやりたくなっちゃって、お母さんに頼み込んで作ることにした。
おっきな声を出したり寝転がってバタバタしたり、いたずら暴れん坊かと思いきや、丁寧に繊細に仕事を進めるなかなかのアーティストでした。
作業を進めるごとにどんどん面白くなってくる。
スイスイと進めてずんずんと仕上げて行きます。結局一番に仕上がった。持っているカードを入れられるように蓋を付けました。
鮮やかな緑と紺とオレンジの混ざった所の対比が美しい。その4色の混ざった所の色の複雑さ微妙さ。なんと素敵なんだろう!
小さなお子さんのお母さん。女の子は一人で、他のお姉さんと、またはお母さんと静かに楽しそうに穏やかに遊んでいます。全然ぐずらない。大したもんだ。いつも穏やかな日常を過ごしているのだろうなあと。しまいには歌も歌って踊りまで踊っている。
彼女を見てると体が健やかで居る事そのものが気持ち良いんだろうなあと感じる。
小さい子、良いなあ。居る事そのものが、良いなあ。
お母さんの作品もシンプルで可愛くて素敵です。
お姉さんと妹の二人組。二人で一つを作ります。それも全然喧嘩しないで。穏やかに相談しながら丁寧に。
あと、これだけ女の子がいるのにきゃいきゃいならないんです。集中して熱を持った空気に包まれて作品作りに取り組んでる。
彼女たちも、おうちでお母さんが穏やかに幸せにしてくれてるんだろうなあと思いながら観る。
素敵な色の洪水を作ってくれた彼女。本当に楽しそう。始めは丁寧に模様を作ってたけど、色を味わい初めてもう楽しさが止まらなくなった。広がりまくった。彼女のウキウキした気持ちが周りにも伝わる。
見たら穏やかで静かだけど、心は嬉しくて楽しくて明るく温かくふわ~っと広がってる。そんな彼女を観るのが幸せ。
やっぱり子どもの感性や生命力ってすごいな。輝いてるな。まぶしいほど。
メガネケースを作る彼女。羊毛を少しずつ取って丁寧に置いて行く。飽きずにしっかりと作りました。その静かな根気が魅力。
切った縁の始末もとっても丁寧なので良いものが出来ました。
大きさが希望のものになってきたら洗って仕上げを一緒にします。
フェルトの作品はこの最後の仕上げで全然変わってくる。これを観た人は誰もが感心して息をのむ。
少しの手間とコツで、本格的な機能的な作品が完成して行きます。
みんなで作品を並べて記念撮影。
満足そうな顔!キラキラの笑顔!
フェルトはどの感覚もたくさん使って、体も頭もたくさん使って出来るので作ったらとても生き生きとします。
そして、出来たものはとても質の良いものなので満足度が高い。
出来た後、毎日のように暮らしの中で使って行く間中も満足が味わえる。
やっぱりフェルトは良いなあと、あらためて感じた。
作り終ったら女の子たちは小さな女の子を順番に抱っこして可愛がって遊んでいる。
そうやっている大きな女の子たちが私には可愛い。なんて素敵なんだろう。
良いもの見せて貰った。
嬉しい気持ちを胸に笑顔でみんな帰って行った。男の子にも「今日来て良かったね!」って言った。
子どもを教えるの、やっぱり楽しいなあ。またこれから広がって行ったらいいな。
フェルトの特徴その2は「とってもお腹が空く」です。ぺこぺこ!
それで主催の方が冷蔵庫からケーキを出してくれました。ドイツ料理人である旦那様の作ったもの。
プルーンのケーキ。それとドイツ製のハーブティー。メキシコのカップが可愛い。
生地がケーキって言うよりパンみたいです。発酵させて作るって言ってたからそうかも。それでも口どけが良くプルーンの酸っぱさと合ってとっても美味しい。パクパク一緒に食べる。
今日も充実したお仕事でした。来てくれる人、企画して場所を整えてくれる人、みんなに感謝。