季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

小さな研究室

2012-03-31 19:04:35 | 暮らし Daily life
緑シリーズのこれまで紡いだ糸。写真ではわかりにくいけど、それぞれいろんな色が合わさっていてとても素敵です。こんなに良い糸になるなんて私でもびっくり。

       

今日は義弟が地元の落語会の前座をすると言うので観に行ってきました。
短気な人のお話。うまいんだな、これが。甥っ子が「そことちがう!」ってとこで笑う。お父さんがあんなところに居る事がおもしろいのかな?甥っ子弟に「お父さんのお仕事は?」って聞いたら「落語」って言う。ほんとは違うんだけど。

       

話は替わって、これはもっと寒くなり始めの時に書くつもりだったけど延ばし延ばしになってた。まあたいしたことじゃないから。でも私にしたら「この冬一番の大発明!」です。

お米を研ぐときに冬は水が冷たくて研ぎにくい。それでいままでいろいろな方法を試していた。
湯沸かしのお湯の温度を下げてみたり(水の質が疑問)、シリコンの泡だて器で研いだり(結構いらない力が入って研ぎにくい)。でもどれもしっくりこなかった。そしてこの冬、私はその悩みから完全に解放された。すぐそばにあったもので研いでみたらまるで自分の手で研いでいるみたいにうまく研げるのです。
それは、木製のパスタサーバーです。

       

今までそんなにしょっちゅう使わなかった。パスタは作る方だと思うけどそれでも。日本人だからね。
それが今は毎日使っています。もうこの木の棒がちょっとゆるくなっているところが出てきたくらい。
これと部分的に穴が開いているボウルで完璧に冷たい水でもお米が気持ち良く研げるようになった。うれしい。
最近は押麦とモチキビを入れるのがうちで流行っています。押麦はお米と一緒に研ぐ。
モチキビは小さいのでボウルの穴を通ってしまうので別に研ぎます。
パステルのプリンカップに入れて水を入れて茶こしの柄でかき混ぜて茶こしで水を切るのを数回繰り返します。これも便利。

       

学生の時になりたいものが「研究者」でならなくて良かったって思ってたけど、良く考えたら家で台所と言う実験室で私は日々研究をしているな。なりたいものになってる。
こんな風にちんまりと楽しく研究生活しています。自分で「大発見!!」とか言って大騒ぎしてる。ぷふっ!
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七色の果てしない点々を描く

2012-03-30 21:31:05 | 手仕事 Handicraft
今日は温かい。自転車を漕いでくるくるプラザへ。
バーナーワーク。

今日は図書館で借りてきたとんぼ玉の本を見て作りたいのを先生に言って作ることにした。
まず細い棒を作る。たくさん。色は虹の色。右の太い元のガラス棒の端から溶かしてそれをピンセットで引っ張って細ーく伸ばします。これが糸を紡ぐときの引っ張り方に似てる。あと、学生の時にガラス管でやったから得意です。あれの方が中心に穴が開いてるから難しかった。パイレックスだし。(高温じゃないと融けない)

       

並べて見たらきれい。

       

「きれい!」とか思ってやり始めたんだけど、それがまあ果てしない作業だった。
昨日の草間彌生に影響を受けてかこれが点々の応酬。
細いガラス棒で玉の上に点々を置いていくんだけど、全部で1時間半くらいかかった。終わりの時間を30分も遅れて出来た。その間左手はずーっと棒を持って上げたまま。すごいね。少しも休むことができなかった。
半日でとんぼ玉一つ。出来上がりを見るのが楽しみなような怖いような。
でもまた作ってみたい。それくらい憧れるようなきれいな玉だった。見本のやつ。

前回のはこれです。わかりにくい。
でもお日さまの下でじっくり見たらかなり面白いのが出来ているのがわかります。ネジネジがきれい。

       

今度万華鏡を教えてもらう機会があるので、ガラスの小さな破片を集め始めた。どんなのができるのか楽しみだ。
帰り道、良く見たら春の花がそろそろ咲き始めています。心も膨らむな。


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うわさの水玉

2012-03-29 21:42:06 | 暮らし Daily life
ずっと前から前売りのチケットも手に入れて満を持して行ってきました。草間彌生展。
淀屋橋駅から歩いて行く。春の日差しの中、気持ち良く川辺を歩いていたらフェスティバルホールがあった。新しく建て替え中。壁面の装飾が新しい。デザインは前のまま。色は違うんじゃないかな?これは鮮やかなラピスのような青でした。

       

いきなり赤い水玉のオブジェでお出迎え。

       

そして大いなる巨大な南瓜。

       

写真を撮って良い所は限られていた。そして私が好きなチューリップは大丈夫だった。

       

こういう写真だけ見て想像を膨らまして行ったら、もっと激しい感じの展示だった。
ポップではないなあ。
一説によると彼女は統合失調症だそう。子供の頃から発症しているそうなので、きっと幻覚や幻聴、被害妄想など激しかったのではと思う。それがわかるような作品がずらーりと並んでいた。
何千何万と言う目。何百と言う横顔で表される口。ゲジゲジのような虫など。それらが絶えず彼女を見ていろいろな事を吹き込んでいたのだろう。
そんな事を考えずにはいられない激しさだった。繰り返しのしつこさ。人間の限界を超えるようなパワー。
すごいすごい。
それでも前に見た同じ症状の方の作品と比べると平穏な感じだ。そこが世間で世界で認められるゆえんかもしれない。前のは性器や武器などで満たされていて見る人を選ぶ作品だったように思う。

彼女は自殺願望が強く、生きている意味を見失いそれを芸術と言う手段で世界を肯定することで生き延びているのだそうだ。そうやって毎日を生きて現在80歳。

そんな彼女の中の不条理の昇華によって生まれた作品だがその中に希望や光がある。それが人を元気にするのだろう。今も精神病院で生活しながらアトリエに通う日々だと言う。そして死ぬまで描きつづけると言っていた。

今回のは比較的彼女の中では最近の作品ばかりだった。もっと「これぞ草間!」と言える作品を見てみたい。うわさの水玉や網目模様など。そして「ハプニング」についても覗いてみたい。

彼女は今起こっている障碍者がアートで生きていくと言うムーブメントの先駆者だ。だって今まで障碍の事は伏せても広まり受け入れられ売れているのだから。
これから続く何百何万と言う人たちの事を思わずにはいられなかった。
彼女が歩いてきた一歩一歩を見てどれほどの人が勇気を貰えるだろう。

作品には立体と絵の他に小さな部屋に入ってみる「魂の灯」と言う作品があるんだけど、始めは混んでてやめようかな?って思って見てた。それでも一緒に行った姪っ子が「行って見ようよ!」と言ったので並んだら並ぶ価値のある驚きの素敵な作品でした。
作者の映像コーナーも飛ばそうかと思ったけど「観る!」と言う姪っ子の言葉で見たらそれがやっぱり良かった。言っているところ動いているところ描いているところ。見るのと見ないのと大違いだと思った。
姪っ子の好奇心に感謝!

帰りは梅田まで歩くことにしてその代り姪っ子と一緒にお茶をした。
頼んだハニージンジャーエールってのが始めにグラスに生姜のハチミツ漬けが入っていてそれにジンジャーエールを注ぐと言うもので美味しかった。やってみよう。自分だったら炭酸でいいな。両方甘いので水を足したから。

       

姪っ子との会話も楽しくいっぱい歩いて目も頭も体も良い感じで動いて満たされた一日だった。
姪っ子とお出かけ良かった。自分の子どもが大きくなって今の課題は「子離れ」だけどこうやって小さい人たちと一緒に過ごせることでその衝撃は緩和されると思う。ミーちゃんありがとう!
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どこでもドアたくさん

2012-03-28 23:54:03 | 暮らし Daily life
前々から行くたびに言われていた「また新幹線観に行こうね!」って。
それで甥っ子たちと一緒にまたもや新幹線を観に新大阪まで。

見始め、食い入るように見る甥っ子弟。



新幹線。きれいだし良いんだけど。あのホームにいると全部新幹線。そうすると3歳の甥っ子弟はやっぱり飽きるらしい。「さくらが来たよ!」と言っても売店の駅弁を凝視してたりする。

在来線の方に行ったら毎回違う電車が来る。もう普通でも新快速でもサンダーバードでも喜ぶ。
そして待ちに待ったこの前見れなかったトワイライトエクスプレス。
これが来た時はもうすごい興奮でした。体が10センチくらい浮き上がってたと思う。
この子たちにとってはここは遊園地にも匹敵する場所だ。そして入場料が大人だけ120円ってすごく安い。そして来るのは全部本物。

昨日乗った京阪の特急が2階建てで素敵だと言う話をしたら今度は2階建ての事で頭がいっぱいになっちゃったらしい。これからまた会う度に「2階建て電車観に行こうね!」って言われるんだろう。
今度はちょっと乗ってぐるっといろいろ周って帰ってきてもいいなと思う。
今日も「阪急電車は?」って言われた。それは今日は乗らない。
甥っ子の目になって電車を見たらいつもの電車でもとっても魅力的に見えるから不思議だ。
近い親類がたくさんいるとこうやっていろんなチャンネルが開けるな。面白い。
まあそれでも私には、「こうのとり」と「くろしお」と「はるか」は同じに見えた。横の線が違うだけ。
まだまだ修行が足りない。

甥っ子たちのお楽しみは駅のマクドナルドでポテトを食べる事だ。無類のポテト好き。他はいらないらしい。私もひさしぶりに食べた。マクド。関西ではマックって言わないでマクドと言うのは結構有名か。

実家にみんなで行って甥っ子兄と遊ぶ。いろんな本を一緒に見る。それにしてもマニアック。キノコの本。どれだけ見たか。菌類、私も好きだから良い。
あと、あいうえおをお菓子で表している絵本を読みながら言葉の遊びをする。それで私は随分とキュードと言う彼らの手話のあいうえおを覚えた。今まで何回聞いても忘れたのに、随分使えるようになった。良かった。これしょっちゅうしたほうがいいと思う。甥っ子兄も私に手話を教えてくれようと親切にしてくれるので助かる。いつも先生に丁寧に教わっているからか丁寧に教えてくれる。
それでももうずいぶん話せるし文字も読めるようになってきたし書けるようにもなってきたので、もうしばらくしたら筆談で細かい事まで伝えられるようになるのだろう。すごいと思う。
姪っ子ミーちゃんも来てた。久しぶりに会えてお互いに喜ぶ。またゆっくり遊びたい。

兄弟が多い事は子どもの頃はあまりうれしくなかった。自分の部屋もないし食べ物もいつも分けないといけないから好きなものもちょっとしかたべられないし、喧嘩ばかりだし。
でも年を取るにしたがってそれがどんなに良い事かわかるようになってきた。兄弟って財産だと思う。
自分が生きる一人の道と別にどこでもドアみたいに彼らが生きている別の世界を分かち合える。すごい財布をもってるのと一緒だと思う。子どもも自分の子どもだけ育てるのと甥っ子や姪っ子も面倒みるのとは全然違う。子育てが自分育てなんだったら自分が育つ機会がそれだけ増えるって事だ。
ハンドワーククラブでも「先生は引出し多いなあー。」っていつも感心されるけどその秘密は兄弟にある。
そうじゃないとそんなに自分が切り開けないスポーツや漫画や落語のことなんてわかるわけがない。
得した!この頃はそう思っています。
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新しい仲間

2012-03-27 19:35:26 | ハンドワーククラブ HandworkClub
今日はやまんばさんの繋がりで得た友人と会いました。
前にちょこっとはお見かけしたことはあったんだけど、お互いにあまり認識してなかったので今日のあいさつは「初めまして」。

車で迎えに来てもらって京都宇治のとんがりやまと言う所にある素敵なレストランに連れて行ってもらってランチ。
ランチもどれも優しいお味でおいしかったんだけど、穀物コーヒーって言うのが初めて飲んで美味しくて驚いた。もちろんカフェインが入っていないので私でも大丈夫。
そこは手作りの品がいろいろ並べられていたりした。そういうのって良く乱雑になりがちだけど、そこはそうはなってなかった。どの品物も部屋に融けこんでいる感じ。違和感がなく調和しています。

その後彼女が働いていた障碍者の施設の見学に連れて行ってもらう。貴重な体験。
そこは通所施設ではなくて利用者はみんな中で暮らしているところ。不用意に出ないように柵がしてありました。

中はサッパリとしていて広い。芝生の広場があって建物もすっきりとしていて居心地が良さそう。
お部屋も見せて貰ったけど暮らしやすそうでした。

私が参加させて貰ったのは高齢者棟のハンドワークの時間。周りに彼らが作った作品がありますが、そのパワーに度肝を抜かれる。大作ばかりです。
ピンクの彼女は連れて行ってくれた友人の「師匠」に当たる人だそう。
油絵の木枠を使って紐を自在に張って結び目を自在に結んで作品を作っていく。その仕草に迷いはないし、はたから見ている方にはその行方も測れないほどの自在さ。それでも危うげではなくてしっかりと繋がってものになって行くのです。さすが師匠!

中央の彼女はかなりの高齢だそう。それでも途切れなく羊毛を丸めてボールにして行きます。

       

出来た玉を縫い付ける専門の人もいる。もう百聞は一見にしかず。見てください。すごい時間と労力が伺える。淡々と絶え間なく続けるそのすごさ。

       

彼の仕事ぶりに感心する。ひたすらひも状の羊毛や布を結ぶ。それがすごい大きな作品に生まれ変わる。

       

彼らは結構なお年寄りだけれど元気でやる気もあり丈夫そうです。そして人懐っこい。友人はそこをやめてしばらく経つのでそれもあってか会う人みんなが声をかけて優しくしてくれます。
施設の暮らしが丁寧で彼らが尊重されているのだなあと感じた。

改めて障碍ってなんだろう?生きるってなんだろう?年を取るってどういうこと?なんて頭でぐるぐる。
ここの人たちにはそんないろんな事をマイナスとして考えるのを吹き飛ばしてくれるようなパワーを放っていた。

それでもこの人たちの持つ膨大な時間の事を考えると気が遠くなりそうだ。
施設でただ息をして寝て起きて食べていると言う事の他に、生産的な芸術的な生活を取り入れる事で彼らの人生は変わるだろうと友人と話した。

いつもその話になるけど、朝から夜中まで毎日めいっぱい高性能で働けなくてもとぎれとぎれでもたくさんの時間がある人たちがする仕事、それも社会と繋がって行けるものがあるといいなあと思う。
それとこれも不思議だけどこの人たちと一緒に居るととても心地よくなって楽しくなって自分が充実してくる。彼らのくれるものって測れないけどすごい価値があると思う。これの恩恵に預かれるのが少数の人に違いない事は残念なことだ。

そんなこんなを新しくできた古くから一緒に居るような友人と共に分かち合う。
彼女の事は前々からうわさでは聞いていて会いたい会いたいと思っていた。それが叶って良かった!
一日ゆっくりと楽しく過ごせた。これからのお付き合いも大切にしよう。出会いは偶然ではなくて必然。
一期一会、神様に感謝。

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空の青 海のあをにも染まずただよう

2012-03-26 20:44:48 | ハンドワーククラブ HandworkClub
ハンドワークくらぶにて。

「なんだか眠いよね、ボーっとするよね。春だから?」なんてみんなで言いながらのハンドワーク。

指編みのマフラーを作業所に出したいって彼女。
「自分で持ってきた材料で作るんだったらいいんじゃない?」って。それで一つ目出来ました。
タイトルを付けてタグを付けようと提案。うーんと考えて青いから故郷の海にちなんで名前を付ける事にした。大村湾というらしい。その湾をこの世で唯一つと言う意味でoneにしてローマ字で。それでこれからタイトルの数字が増えていくって言うすんぽう。

       

バッグインバッグを作りたいと彼女。いろいろな布を持ってきてそれを組み合わせてどんなものが作りたいかを具体的に一緒に考えて図面を引いて考えて考えて作った。
中にファスナーの着いているポケットを作ったりマチを入れてそのポケットがちょうどになるように計算したり。外のポケットも裏と表で違う。そんな工夫を重ねて全部手で縫って出来た。
すごいと思う。みんなで絶賛!みんな欲しい欲しいと言っている。私も欲しい。こんなかわいい使いやすそうなもの。

       

さあ。これは何を作っているのでしょうか?彼はいつもいつも何を作りたいか考えていて作業よりも先走っているほど。これも発案した。前に友達の家で見たことあるけどあんまり普通はフェルトで作らないもの。
まあ出来上がりをお楽しみに!って言うかどうやってこの後作ったらいいか、私も考えなくちゃ。使えてなんぼ。

       

スピンハウスポンタからみんなの作品が帰ってきて、カタログもなんとみんなに同封されていてみんなとっても嬉しそうだった。
クリニックの和み部屋に飾ることにした。
見る人の心の花になり力になったらいいなあ。

私たちの活動スペースを少しオープンにしたおかげと先生たちの声掛けで新しい人たちが覗いてくれるようになった。それぞれ興味津々って感じだ。
そして作り始めるととっても楽しそう。参加するのはみんなとてもたくさんの勇気がいると思うけど、それを超えたらこれから豊かな時間が待っている。そんな人が増えるのはうれしい。

今日の帰り道は出た時は晴れてて明るく、電車で進むにつれてだんだんと景色にブルーが入ってきて、ちょうど淀川の橋を渡るときには世の中が薄いブルーグレーで満たされていた。淀川のおおらかな少し深いブルーの水と浅いブルーの空。ビルがキラキラと輝いて次々と夕日を交代に映してそれがとても美しかった。一面ガラスで出来てるビルってその時が今まで見た中で一番の美しさだった。それだけでも存在価値があると思えるほどの美しさ。
電車を乗り換えてまた進んで行くと景色はもっと深いブルーになってとうとう群青色に染まった。
それがまたなんとも言えず沈んで行く感じが良い。
友達で「一番好きな色は絵の具の群青色、あれをチューブから出したそのままの色が好き!」と言った人がいた。珍しいと思ったけど今はわかる気がする。

その後、月と木星と金星が並ぶと言う天体ショーがあったらしい。観そびれた。
それでも空の変わり具合を今日は満喫した。気分良い帰り道。

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原始機作り

2012-03-25 18:35:30 | 手仕事 Handicraft
羊パレットで講習を受けた「原始機」。忘れないうちにやらないとと思ってホームセンターで丸棒など買ってきた。それをのこぎりで切ったり小刀で削ったりして細工をする。
この方向で切り込みを入れるのは難しいけど、椅子とか牛乳パックとか使って力が入るように工夫して削りました。

       

あとは綜絖をどうするかだ。スピナッツに載っているように段ボールで作ろうとしたんだけど、一穴パンチが見当たらない。また探してやってみよう。それか糸綜絖にするかだ。
ほとんどこれだけで布が織れるんだからすごい!

       

毛糸をクリニックから持ってきて織ってみよう。ワクワクします。

これと図書館で借りてきた「新聞エコバッグの作り方」を見て新聞で作っています。
ハンドワークで出来たらいいなあと思って。
お天気もすぐれないし時間があるから、こうやって仕込める。

ああそうそう。ずーっと探していたスプリングコートが見つかった。
探して探してなくて、「ここは?」って探した夫の衣替え用の衣装ケースの中にあった。
私は家族でも人の領域に入らない習慣があるのでなかなか見つからなかった。
そう言えば初めに「俺んとこは?」って言ってたな。聞いとけば良かった。
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くるくる双糸に

2012-03-24 21:30:05 | ウールクラフト WoolCraft
このシリーズは色が多いので全部を単糸に紡いでから双糸にするのではなくって、色ごとに双糸にしていく。それはこの糸巻で言うと一巻きとか二巻きなので久しぶりにこの糸巻台を使った。
ドラムカーダーってうまく出来ていて、それでいっぱいに梳いた羊毛はちょうどこの紡ぎ車の糸巻の一つ分にあたる。およそ30g、めいっぱいで40g。

       

この色は二枷出来ました。出来た糸は結構いい感じ。ふわっとしていてそれでいてしなやか。色もとっても素敵です。いろんな色が入っているのが良く見るとわかる。セカンドカットを除かないで入れているので、それがネップみたいになって素敵だ。

       

毛刈りに立ち会ってそこから自力で作業をしていって虹染めで糸を作ってそれを編んで着るってのは初めてです。これを編んだらどんなふうになるのか?もう楽しみでわくわくする。
いや~、楽しい。一人で家で楽しいオーラがボッファーって立ち上っているはず。    

すえぞうさん。ピックランドの羊の毛がこんなに素敵な糸になりました。
これから楽しみにしててくださいね。   
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Shoot the Moon!

2012-03-23 20:13:59 | 心と体 Mind&Body
子どもたちもすっかり春休みに入ってゆったりモード。
それでもこれからの一年は彼らにとって特別な一年のはずだから少しの緊張感が出てきている。

息子は早ければ今年の秋には受験だ。あまり勉強モードには入っているようには見えないけど、とにかく新しい世界に入る準備をする時期に入った。もう私の出来る事はやったと思うので、いろいろ世話を焼いたり心配したりしないで任せようと思う。自分の足で歩いて着かないと。

娘も秋には就活に入るのだ、一年先輩の話を聞いても結構大変そう。
彼女もいろいろ考えているよう、夫に時々相談したりしている。

私が彼らに送るのは"Shoot the Moon!"と言う言葉。
P.S. I love you と言う本にあった。
(映画で面白くて原書を読んだらとっても気のめいるような落ち込みようの連続で参ったけど、良い所もあった。旦那さんが死んでしまい。その彼から毎月手紙が届いて彼女が落ち込みのどん底から回復して行く物語。その中で旦那さんが手紙で言った言葉が"Shoot the Moon!")
直訳は「月を射よ!」。たくさんの小さな星たちから選ぶんじゃなくって空で一番大きく輝いている月を狙えって事。

このご時世から言ったらいろいろ外的な要因や自分の安全を狙って妥協に次ぐ妥協を繰り返すのが普通かもしれない。それでも何でも取りあえず今は自分がやりたいと心の底から思っていることを捨てないでやってみたらいいんじゃないかと思う。それはとにかく大企業に就職せよとか有名大学に入れとか言うのとちょっと違う。
月って認めるものは世間が決めるんじゃなくて自分だ。自分の存在の中心を探ってみてそこにある核みたいなもの。それをするために生まれてきたと言えるようなもの。それに呼応する職業や大学。そういうところに行ってほしいと母は思う。世の中なんて移りゆく。私が大学を卒業した時はバブル真っ最中で、そのころに絶世を誇っていた企業でどれだけがその後のバブル崩壊で衰退し無くなったかわからない。それだったら苦しくてもダメでも自分がどうしてもやりたい事を選んだ方がいいんじゃないかと思うのだ。世間や人の作った波に乗って良い目に会おうって方が虫が良過ぎる。

私が子どもの頃は「医者か弁護士」ってのが職業の最高峰だったかもしれない。今でもか。
でも私の周りで実際にそういう偉い職業について甘い汁を吸っている人なんてほとんどいない。能力が高くて体力もある人はそれだけ責任を負うしんどい仕事を任されるものだ。

だからほんとうに自分の得た体で心で歩ける道を進んで欲しい。
すべてが自分の意志通りになるわけじゃないけど、それでもその中でも自分で選んで歩いて行って欲しい。

私自身はいろいろ紆余曲折があったけれども、今は月を射ぬいてものすごくピンポイントで自分にふさわしい合っている職業についていると思うし環境に居ると思う。それが幸せ。
私もこれからも月を射続ける。

あっ、そうそう。「自分にとって月って何かわからないなあ」なんて思っていても心配はいらない。
そういうのを見つけるのが専門の人たちがいて、自分の中の月を見つけてくれる。それが輝いていたら絶対その人たちにわかる。私はその人たちの力量に感服する。運命ってそんなものかもしれない。
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いろんな緑を紡ぎ始める

2012-03-22 13:51:39 | ウールクラフト WoolCraft
昨日の晩にくるくるまきまきローラグ作りも終わって、さあ紡げますよ!
そこでしばらく使ってなかった紡ぎ車を取り出す。埃を払って、さあ。
え?えっ、え~??!!
どうしたらこんなことに??????ハテナマークが頭に100個くらい。

       

これは紡ぎ車を持っている人しかわからないかもしれないけど、大きな上の車に張ってある紐が下に垂れてるんだけど、なんと3本の足を締めているベルトにかかっている。
放っておいてこんなことにならんよ!わざわざベルトを外して通しなおさないとそんな事にはならない。どう考えても。この謎を解くにはガリレオ(福山の)に登場願わないと。
探偵は来てくれないのでベルトを解いて紐を出しました。
うちにはいたずら小人がいるに違いありません。もうびっくりしたわ~!!!

そんなことにかかわっている時間も勿体ないくらいの紡ぎたい一心。
こんな風にしばらくぶりだと始めは人見知りならぬ紡ぎ車見知りをしていてなかなかなじみにくい。
それでも気を使いながら紡いでいると自然と紡げるようになってくる。ローラグから自然と糸が出てくる感じに。
今回の注意点は「しっかりと気の入った糸を紡ぐこと」。
なんだか今までの糸を見てみると気が緩んで急いで紡いだところは撚りが甘くまたは細く弱くなっている。そうすると出来た物がほつれやすい。減りやすい。それでしっかり紡ごうと思って。
この前編んだジャコブがとっても良く紡げていた。先生に習ってちゃんと紡いだ初心を忘れないできちんと紡ごう。それでも肩は凝らないようにゆっくりとじっくりと。

       

好きな色が続きます。緑系。
日本人の女性は緑をあまり着ないそうな。中学の時に初めて家庭科実習でスカートを作ると生地を友達と買いに行って、薄い黄緑のを買ったら母に怒られた記憶がある。そんなスカートだれも履いてないって。
それで買いなおしたんだけど、今考えたらあれで良かったと思う。どんなの着たっていい。
既成概念にとらわれないで感性で選んで何も悪くないなあと。昔の落ち込んだ自分に「よしよし」って言う。今は(息子は結構言うけど)誰にも何も言われないので好きな格好ができて良かった。

と言う事で緑の糸をどんどん紡ぎます。いろんな緑。牧場の色、カエルのいろ。森の色。楽しみです。
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