季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

話す、作る、食べる

2015-03-31 21:17:21 | 旅 Journey
朝起きて食べたもの。
日本では食べないな。めちゃ美味しいです。チョコレートプディングの上に生クリームが乗ってるの。



朝ごはん。何キロ増えるかな?気にしない。



今日は、もう一人のここの娘さんのうちに行く。

       

素敵な犬が居ます。

       

まずはこのワンちゃんと一緒に森に散歩に出かける。

オーストリアの分別ごみ箱。20年以上前に初めて行った時からこれがある。今では日本も分別回収が当たり前になっているけど、ここの歴史は長い。

       

森の中が良い気持ち。

       

小さな教会がある。

       

友達とその犬。ホワイトシェパードと言う犬種です。大きく美しくとても賢い。

       

山が見えます。

       


大きな紙袋一杯に季節の野草を取ってくるのが私たちの使命。これですBärauchと言う植物。花が咲く前に葉を収穫します。

       

帰り道もきれいな景色。

       

たくさん採った。

                     

帰ってそれをオリーブオイルとミキサーにかけて、パスタソースを作った。瓶に何個も。

       

       

昼ごはんはそのパスタ。ジェノベーゼソースみたいだけど、それより美味しい!

       

食べ終わって、始めの目的のチューリップを作る。

       

小さいけど、手間も時間も結構かかります。

       

それでも出来た。

       

ちょっと休憩。美味しいものを食べながら。子どもたちが作ってくれたカナッペ。

               

この前注文で作ったホワイトシェパードの作品の写真を観せたら、ものすごく驚かれた。時間があったので作ってみようと。
そしたらなんと出来ました。この前の様に本格的とは行かないけど。かわいいの。



また今日もフェルト旋風が吹き荒れる。喜びようがとんでもない位に。
また、他の人が買えるようにしないといかん!と言われる。
とにかくこのまま何もしないでいたら勿体無いと。
世界中の芸術を観て来た彼らにここまで賛美されたら本望だなぁと。そしてほんとにやっていけるんだなと思う。
やらなくちゃ。ほんとに。

帰ったら晩御飯はヴィエンナーシュニッツェルでした。トンカツ。豚肉でも良いらしい。

       

あいにくここは天気が悪く、寒くて外に出られないけど、食事を作りながら、食べながら、子どもと遊びながら、片付けながら、いつも話が尽きない。
たくさんたくさん話をします。それがすごく楽しい。
ほんとはドイツ語が出来たら一番だけど、英語が話せて良かった。

一日がゆるくて濃い。素晴らしい日を今日も過ごした。


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鰹節旋風

2015-03-31 05:55:14 | 旅 Journey
今回の旅に持って来た物の目玉は、鰹節。
削り器と削る前のまんまの鰹節を持って来た。

       

削り器はこちらにもある大工道具と同じだと。
そして鰹節。その姿にまず驚く。
食べ物とはとても思えない位硬いと。そして香りの豊かさ。
削って見せたらまたその様子と姿にビックリ。
恐る恐る摘まんで口に入れる。

そしてその香りの深さと広がり、豊かさに言葉を失う。

まさにこれはセンセーション!
ウィーンでは親戚が集まった時にみんなの前でレクチャー。
ザルツブルクでは削った鰹節をキッチンに置いといたら、通る人がその度に口に入れてひたすら感嘆してる。「美味しいオーラ」がその人からボッファー!と出てるのがわかる。

受け入れられるかどうかわからなかったけど、これほどの衝撃を与えるとは思ってなかった。

何の化学物質も使ってなくて魚だけで、ここまでの芳醇な味を出せる食材は世界に稀だと思う。
ここの人は世界中を巡って、美味しいものを食べてきたので、その人たちがこれほどの衝撃を受けると言うのがすごいこと。

日本の食のど真ん中、深いところから勝負に出て良かった。
この日本の味の魂(ソウルオブザテイストと伝えた)でまだまだ伝えられるものがある。
面白くなって来た!
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愛するザルツブルク

2015-03-30 21:04:10 | 旅 Journey
大好きなザルツブルクの家族に会えた。
過ごしながら、どんなにそれが幸運で嬉しい事かと思う。

昨日の夜はたくさんの親しい人たちが集まって、晩御飯。私も知ってる人たちばかり。
ずっと知ってるのに、偶然に今、酪農と農業の勉強をしている人が居たり、手仕事の新しい情報を教えてくれる人が居たり。
何より私の作ったチロリアンベストが好評で、みんなを驚かせています。
これはフランクフルトの空港で、セキュリティーチェックの女性にわざわざ呼び止められて、何が不都合かと思ったらひたすらベストが素晴らしいと褒められたと言う事もありました。

そして、もう一つ作って行ったチューリップがどれだけ評判が良いか!思ってたよりも遥かに大きいです。
着いてからずっとずっと褒められてる。

そしてこれを作って売ったり広めたりする仕事を是非やって行って欲しいと、みんなに言われる。この素晴らしいものを埋れさせないで、たくさんの人たちに広めて触れさせてあげて!と頼まれました。そんなにか、そうなのか!
やらなきゃな。

そのチューリップの講習を!と言われたけどいきなりは大変なので、まずコサージュを作る。
友達と子どもたち。
いつものように型紙を作って色を選んで、手順を伝える。
羊毛の色の世界、手触りの優しさ、水の感触、温度、質感の変化、手で形を作り上げる楽しさ。
世界中いつどこでやっても、その喜びは変わらない。
スーッとズーンと創作の世界に入ってここでも静かな豊かな琥珀の空間が生まれる。
そして出来ました。しっかりとそしてどの縁も丁寧に始末されている美しいフェルト作品。





友達は、自分が持ってた羊毛でも作ってみて、その作業の進めやすさと質感の違いを体験していました。全然違うって、ビックリしてた。

子どもたちもそれぞれにぴったりな作品が出来て嬉しそう。

お昼はお好み焼きを作りました。ソースはないからポン酢を作ってかける。



材料がそれぞれとても良いので、また違った味になる。
いつもここはお昼がご馳走、たくさんの人が来て食べます。
楽しくお腹いっぱい食べて幸せ!

ほんとに来れて良かった。
私の中の「私」がとても喜んでふくふくとまた一つ成長するのがわかる。「私」のふるさと、ザルツブルク。愛する故郷。


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ウィーンからザルツブルグ移動、電車にて

2015-03-29 13:22:11 | 旅 Journey
ウィーンからザルツブルグへは電車での移動になります。
ウィーン西駅は改装がすっかり終わって大きい近代的な建物に変わりました。
鉄道も以前のいわゆる国鉄ÖBB(ウーベーベー)と合わせて、私鉄のWestbahnと言うのが出てきています。チケットの買い方にもよりますが、大抵国鉄の半額くらいで移動できるようです。ウーベーベーは前もって駅に券を買いに行くかインターネットになるのですが、このインターネットが誰がやっても難しく発券できないと言うくせ者。それで今回はヴェストバーンにしました。時間に行って乗って、乗ってから券を買うと言う仕組みです。

朝、余裕でしたく出来たと思ってスマホを観ていたら、なんだか時間が時計と違う。
それでよくよく調べてみたらなんと今日からサマータイムでした。一時間早まります。と言う事は8時の今はもう9時?!

急いでうちの奥さんに伝える。急いで支度して車で飛ばして駅まで。
そして間に合いました。これはウーベーベーの車両です。

       

ヴェストバーンの車両は2階建て。2階の方が良く景色が見えるよ!って聞いたけど、荷物置き場が1階で心配だったので1階にいる事にした。
乗ってしばらくすると係りの人が来て、券を買いました。ウーベーベーだと50ユーロするところが半分の24ユーロほどです。

       

いつも電車に乗るときはウィーンの奥さんがお弁当を持たせてくれます。
美味しい。オーストリアの弁当は簡単で良いなあと思う。

       

車窓からの景色。のどかです。森や畑が多い。
電車の中でWifiが無料で使えて便利でした。スマホを持っていたら大抵のことが出来る。読書も、インターネットも。

       

不思議だと思ったのが座席。浮いてるように見えます。

       

前は3時間くらいかかってたのが、新しい電車だと2時間20分。あっという間にザルツブルグに近づく。
近づいたらうちの様子が変わってきます。チロリアンな感じになって来て情緒が出てくる。

       

家族みんなで迎えに来てくれていた。久しぶりの再会。嬉しい!
ちょうど奥さんの弟さんの誕生日をお祝いすると言うのでご馳走とパーティー。
大きな肉を焼いてたらふく食べた。

       

そして手作りのケーキもたっぷりと。

       

ザルツブルグの日々が始まる。

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茶の本

2015-03-29 12:35:52 | 旅 Journey
友達から聞いて、Kindleで買った岡倉天心の書いた、茶の本と言うのを読んでるけど。
ひたすらためになるなと思いながら読んでいます。
彼は日本人でありながら、原書は英語で、これは日本語訳だそうです。
お勧め。

電車でザルツブルクに向かっています。
電車内でWi-Fiが使えて便利。

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ミュートリンク

2015-03-28 21:12:21 | 旅 Journey
今日はこの小さな街で過ごすことに。
まず、ウィーンの奥さんの経営するWelt Ladenと言うフェアトレードのお店で朝食そしてインタビューを受けた。もしかしたらヴェルトラーデンの機関紙に写真入りで載るかもって。

       

近くにあるお店。レープクーヘンと蜜蝋のろうそくを扱っています。この二つはどこでも一緒に売ってる。

       

お店の外にはマイスターの称号。

       

街の手芸屋さん。とても素敵な所です。魅力が一杯。

       

毛糸がたくさん。編む人がたくさんいるなあと。羊毛も少し売ってた。でも高かったので買わなかった。

       

で、思わぬ良いものを見つけた。
これぞ収穫。





温泉の話になって、近くにあるから行こうと。
途中の歩道で。これ、日本のと同じ印だ。

       

ユーゲントシュティール様式の温浴施設だった。3ユーロくらいで入れる。

       

大きな滑り台があります。素敵な内観。

       

始めに冷たい水に腕を浸して、それから足を漬けて、それから入ると言うのが健康法らしい。
水着を着て泳いだり温かいジャグジーに入ったり、ぐるぐる回る滑り台で滑り降りたり。水温は30度くらい。ジャグジーのはもっと温かい。

ここは残念ながら地下水の温泉ではないらしいけど、それでもウィーンの水は山からの水なのでミネラル入り。
他にもこんなテルマエが幾つかあるらしい。入ってみたい。
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わくわくウィーン巡り

2015-03-27 22:07:35 | 旅 Journey
ウィーンの周りにはたくさんブドウ畑があります。でもだれもブドウとは言わなくてワイン畑って言います。(ヴァインヤードって)
これがある所には探したら杉玉が下げてあるお店があって、そこは新酒を出してくれるホイリゲンと言う居酒屋です。ウィーンらしい雰囲気でウィーンらしい食べ物を出してくれて、ウィーンらしいホイリゲの音楽の演奏が聴けます。もちろんワインを楽しめるところ。

       

この近くに、羊毛を扱ってる手芸屋さんがあるって言うから連れて行ってもらいました。

       

羊毛はなかった。でも編んで縮絨したらフェルトになると言う専門の毛糸が売っていました。結構流行っているらしい。籠にてんこ盛りに。

       

出来たらこんな感じらしいです。見本。

       

それから行ったのは、私が長年愛しているお城。リヒテンシュタイン城です。

       

ウィーンで有名なのはシューンブルン宮殿とベルベデーレ。優雅で華やかな、そして質実剛健なお城。それと打って変わってここは古城と言う風格そのもの。でも何度来ても一番印象深い。

       

中を案内して説明してくれるガイド付きの見学。ドイツ語と英語の両方でやってくれました。とってもわかりやすかった。
窓から見た景色。

       

中世の貴族の暮らしが良くわかる。とっても寒かったけど来て良かった。

周りにはきれいな花が咲いていた。

       

それから待ち合わせして奥さんとプラタへ。映画の「第3の男」で有名な観覧車のある所です。遊園地。
手前の木に寄生木がたくさん付いているの見えますか?ここで良く観ました。日本ではあまり見かけないので珍しいなと思って。

       

ここにマダムタッソーの蝋人形館があるから行こうと。

       

オーストリアらしく、クイーンエリザベート。

       

そしてモーツアルト。他楽聖たち。

       

フンデルトヴァッサーもいらっしゃいました。

       

マハトマ・ガンディーもいらっしゃった。感動!一緒に写真を写す。
メルケル首相は今もいらっしゃいますが、会って感動した一人です。

歌手。マイケルジャクソンやマドンナ、オーストリアのロックスター、ファルコも。

       

何より私は心深く感動しました。フレディーマーキュリー!

       

もちろんレディーガガもいます。

       

どれもあまりにそっくりで生きているようで、一緒にいると不思議な気持ちになります。どんなに近くで観ても遜色ないすばらしい作品たちでした。

たくさん歩いて観たのでお腹がぺっこぺこ。がっつりと夕ご飯を家で食べました。濃い一日だった~!

       

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宝石に次ぐ宝石のウィーン散策

2015-03-27 07:25:23 | 旅 Journey
ウィーン市街にある、王宮の至宝博物館で、興味深いものを観た。
Golden Fleece 騎士団の衣装。
15世紀以降フランスとオーストリアで存在したらしい。
私は世界史をあまり知らないけど、何回もオーストリアに来ることで少しずつ分かって来てる。
その歴史が羊と今日結びついたのが面白い。
前からゴールデンフリースの伝説の話は聞いていたけれど、それを元にした騎士団が存在したこと、また調べてもっと知りたいと思う。
なんせ、超豪華でした。金ピカの衣装。
一部屋使っての展示。

他にも「これぞ財宝!」って言うようなものばかり観た。
冠や錫、教会で使われる様々な道具。
キリストや洗礼者ヨハネの骨や歯が入っていると言う説明の位牌のようなものまで。
ほんとにそうだったら、こんなところに置いてたらいかんな、と思いながら。

外に出たら壁にゴールデンフリースの印が。紋章のしたに、羊がぶら下がってるみたいなの。



其の後、広場でサンドイッチのお弁当を食べて、自然史博物館へ。
入口が美しい。

       

あらゆる生物のはく製と詳細な説明。その中でも私が一番心を動かされたのが微生物のエリア。
入ってすぐの壁面にステンドグラスかとみまごうばかりの美しい展示が。この一つだけじゃなくていくつも並んでいます。
これは目がハートになります。

       

そして下の階ではここ、膨大な鉱物の展示を、丁寧に時間をかけて観た。
そこらのミネラルショーより遥かに素晴らしい内容。

       

一日お宝を観て、ゴージャスな気分に浸る。

夕方、友達と待ち合わせのシュテファン大寺院。周りのお店も見て回る。花屋さんがいつも綺麗!

       

春を感じるディスプレイ。大好きなチューリップ。

       

大聖堂に入って。時間があったので、他の人に習って祭壇の前に座って長い間お祈りを。教会で初めてと思う。

その時に不思議な体験をした。
今の幸せな境遇への感謝と大切な人たちの幸せを祈っていたら、体がものすごく温かくなって汗がふわぁーっと出てきた。教会が教会としてある意味が分かった気がする。とても神聖な気持ちになれた。
また機会があったらお祈りしてみたい。

       

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ウィーン散策、憧れのクリムトを観に

2015-03-25 12:20:18 | Weblog
ウィーンでの二日目。家の中はすっかりイースターの飾りでいっぱいです。とっても可愛らしくて綺麗。

       

ベルベデーレ宮殿に行きたいと言ったら、うちの人が一緒に来てくれると。
車で連れて行ってもらう。

ベルベデーレ、スフィンクスで有名です。私たちが思ってるのと違う。女性で美しい。ネバーエンディングストーリーの映画に出て来たのと同じです。

       

ここはクリムトの絵を多く所蔵することで有名。もちろんクリムトも観たけれど、エゴンシーレやフンデルトヴァッサー、他のたくさんの素晴らしい絵が収蔵されています。
建物そのものも美しい。これはオーストリアどこの美術館もそうです。

       

美術館を観た後に歩いて市内へ。シュテファンスド-ムのエレベーターに乗って鐘つき堂を観に行った。上から見る大屋根も素晴らしい。

       

       

下に降りて、前に比べると随分褪せてしまったけれど、これが昔の定規です。この円の大きさがパンの大きさの基準、下の棒も一定の長さの基準。

       

長年の友達のうちにお邪魔してたくさんおしゃべりして帰りました。彼は私たちのウール作品のブランドAllesGuteのロゴを描いてくれた人でもあります。
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着きました。

2015-03-25 06:48:47 | 旅 Journey
15時間くらいかかってオーストリアのウィーンに着きました。
チケットを知らないで落として、拾って届けて貰えたり、乗り継ぎの搭乗口を間違えて慌てて移動したり、あったけど奇跡的に寸前でかいくぐってゴール。

友達が迎えに来てくれて、美味しい晩御飯。ウィンナーソーセージと黒いパン、


果物とシャンパンに続いてトプフェンシュトゥルーデル。



一晩よく寝てウィーンの朝です。



ほんとに来たな。嬉しい!
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