季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

アジサイ文化祭

2012-06-30 20:54:59 | ハンドワーククラブ HandworkClub
クリニックの文化祭。
準備万端整えて向かいました。

午後の2時間が割り当て。
他にはお茶会(美味しい和菓子あり)、喫茶、水彩、木工、体操、小さいお好み焼きやさん。

みんな予定表とメニューを見て「どこから行こうか?!」ってすごく考えてる。
準備してる時にお茶会の茶菓子があまりにも素敵で美味しそうなのを見てしまって、みんなに言ったら始まると同時に大移動。
喫茶店のコーヒーにも。(お菓子付き)

それで初めの30分くらいは静かな感じ。残った人とゆっくりと作った。フェルトのコースター。
時間あるからって凝り過ぎ。雫が垂れても大丈夫なように立ち上がりを作っている。

       

だんだん人が集まってきて計20人ほど参加でした。
いつもは参加しない人たちもスタンプラリー形式になっているので、頑張って参加してくれました。
そして簡単に素敵なものができるので驚いていました。自分で選んだ色で作ったのを見て自画自賛。
良かった。

2時間はあっという間に過ぎて片付け。そして講師とスタッフで反省ミーティングを喫茶室でしました。それがとっても素敵な演出。

       

茶卓はスタッフの手作りです。みんなのために一つ一つ切り紙で作ったらしい。
こうやって花もいつも玄関に活けているように飾ってありました。
これがこのクリニックのスタッフの素晴らしい仕事を象徴してると思う。

反省と言っても大変なのはスタッフの方々で、講師の方は楽しんで特別困ったことなどありませんでした。
みんなでいろいろなあった事を話をしたりして過ごす。

患者さんたちはとても活き活きとこの文化祭を楽しんでいた。何週間も前からこの日を楽しみにしてワクワクして。そして当日もどこのブースでも何かあったら患者さんたちがサッと助けてくれたりしてうまく進行していたのです。
たくさんの人たちがほっこりとじっくりと楽しい一日を過ごせた。講師たちもお互いの顔を見れて交流もできて楽しい有意義な一日だった。

それにしてもこのみんなでの話し合いで患者さん達を語るときの様子。本当に温かくて空気も輝いて膨らんでいるよう。みんなどうしてこうも患者さんの事をそんなにまで?!ってふと思うほどの愛情の深さ大きさそして輝き。患者さん達、ものすごく愛されている!と心底感じました。
患者さんたちはこの愛情の海の中でふくふくと自分を戻れるだけ小さな自分まで戻してそしてそこから回復していくのかもしれない。安心な安全な温かい空間で。この人たちは愛する事のプロです。
私もそれを構成する一員でいられて本当にうれしい。ここで仕事をすることってすばらしい!そしてすごい!と思います。

また文化祭やりましょう!と言う話で締めくくられた。是非是非!私たちは賛成です。今度はもっとたくさんの先生たちも一緒に。ゆっくりとやりましょう!

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初夏のアップルシュトゥルーデル

2012-06-28 18:56:51 | 食べ物 Eat
朝から準備を始めてた。
まずクラムと言うのを作る。今回は普通に食パンをフードプロセッサーでパン粉にして、ヘーゼルナッツとアーモンドも砕いてそれをフライパンで焦げないように炒る。
そして良い香りがして来たらバターと砂糖を加えてなじませて出来た。もうこれだけで美味しいです。スプーンでパクパク食べたくなる。

       

元はと言えばこのリンゴを見つけたから。スーパーにあったニュージーランドから来たもの。
見た時にピンときた。「もしや?」って。そして買って食べてみたら「やっぱり!ビンゴ!!」
オーストリアで食べた味と同じ!酸っぱくて美味しい。
これであれを作らなければ!!アップルシュトゥルーデル!!

いつもは秋に作ります。紅玉を買ってパンも特別に美味しいのを粉にして。
でもこれだったら手軽に作れる。紅玉って結構お高いしあまり売ってない。
このオーストリア菓子は日本にある材料で作れます。クラムとパイシート、レモン、レーズン、シナモン、バター、小麦粉。そんなところかな。

       

パイシートをなるべく薄く広く伸ばす。そして融かしバターを塗って、まずクラムを広げる。レーズン、切ったリンゴ、レモン汁、シナモンを乗せる。

       

そして巻き寿司みたいに巻く。今回シナモンを振り忘れた。残念!まあ食べる時かけたらいいや。
巻いた上にも融かしバターを塗る。

       

オーブンで焼いたら出来上がりです。

       

切って粉糖とシナモンをかけて頂きます。この温かい焼き立てってのも美味しい!そして次の日も味がなじんで美味しい!リンゴ、やっぱりこれで正解でした!

       

初夏のアップルシュトゥルーデル。珍しいけど美味しい。本場の味です。甘くない。
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ふわふわ羊たち

2012-06-27 13:54:14 | ハンドワーククラブ HandworkClub
今度、クリニックの文化祭がある。初めてするらしい。
心や体に心地良い空間を味わうために開催されるらしい。
自分の「手」によって作り上げる感覚を味わう。「口」で風味を楽しみ、「目」をこらして取り組む。
仲間と共に過ごす時間によって「心」を育むような時間を楽しめる空間、らしい。
その一つに我がハンドワーククラブもブースを設けることになった。
その準備をする。
いつものメンバーではない患者さんたちがたくさん体験できるように、簡単で楽しいものを考えています。
「余るかもしれないけど50人分用意してください。」と言われたのでとにかくやらなくちゃ。
羊毛を測ってキットを作る。並んでいる様子が可愛い。まるで羊の群れのようだ。またはふわふわパンが並んでるみたい。

       

来る人の事を考えながら一つずつ丁寧に包んだ。
きっと忙しくなるだろう、でもきっと楽しい。

初めての事なので患者さんたちも何があるのかどうしたらいいのかまだわからない様子。
この前は「フェルトしたいんやったら、月曜日に来た方がいいよ!」と言ったら「それやったらお手伝いに行こうか?」って言ってくれた。やさしいなー。お願いしときました。

みんな初めての文化祭。ちょっとドキドキそしてワクワク。楽しみです。
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図鑑系

2012-06-26 21:21:46 | 暮らし Daily life
ペパーミントが伸びて来たので、少し刈り取って使う。
この前友達がやってた美味しい水。

ペパーミントを煮だしてそこに水を足して飲むって。
さっぱりして美味しい。無くなってきたらまた水を足したりして一日楽しむ。
夏には良いなあ。この水でココアを入れたらチョコミントになる。好きな味。

       

この前甥っ子に貰った冊子。手描き。題名は「きのこ」。字を覚えました。パチパチ!

       

中はキノコの絵がぎっちり。かなりな再現性。そしてマニアック。どれも名前と生態を言える。

       

5歳にしてこの才能。でもお勉強は嫌いなんだって。ママに言わせたら。
あー、だれかに似てるなあ。 

妹が言うには「こういう子は学年に一人居るねん。図鑑系。」
一番初めは魚、そこから深海魚、妖怪、妖精、キノコ…。いつも深く広く興味がピンポイント。
たぶん耳が聴こえにくいから面白い形に興味が出るんだろう、って思ってたけど実は遺伝かも。
私もそうだったから。

図鑑系って言葉を聞いて「それや!」って思った。私の事。

たぶん幼稚園くらいの頃、ちょうど彼くらいだったと思うけど、母が百科事典を買ってくれた。いつも学研のおばさんが来ていてそれで研究系の本が結構あったのだ。図鑑だけでもジャンル別のと五十音順のと2種類あったと思う。

毎日毎日その図鑑を見るのが楽しかった。とくに生き物の。動物とか植物とか魚とか。
それを飽きもせず何回も毎日暇があったら見ていた。
きょうだいで遊ぶ時も図鑑だ。
ページをめくってみんなでどれが好きか指差すってのを競争でやってた。何十回もおんなじ本でするから、もうどのページに何があるか大体覚える。そして名前も覚える。

たぶんそれでだと思う。私は動物や植物を見たらすぐに名前がパッと浮かぶ。人の名前は全然覚えられないのに、これだけは不思議だと思っていた。そして面白いのは子どもの時に読み間違いで覚えてたらそのまま出てくる。あと、似てたらその名前が出てきたりする。左脳ではなくて右脳に入ってるらしい。

小学校低学年でもう「一番美しいと思う形はミトコンドリアの断面」と言うマニアックぶりである。
何かわからなくても見て読んでるので覚えてる。

小学校の高学年になると顕微鏡を買ってもらったので裏の池の水からプランクトンを採ってきて見て、観察して絵を描いてた。もちろん名前は図鑑で調べる。家のになかったら図書館で調べる。
甥っ子にあの世界を見せたら喜ぶだろうな~、と今からワクワクする。たしか家にもあったはずだ。
息子に買って上げたんだけど使ってないと思う。

いつも甥っ子と遊ぶ時は図鑑を一緒に見る。そして甥っ子が名前や生態を解説してくれる。今はどのキノコが食べられるか食べられないかが関心事らしい。
図鑑系どうしまた遊ぼう。こうやって仲間がいるのがいいなあ、うちにはいないけど飛んで甥っ子や姪っ子で似てる性質が出るのが面白い。

この前、新聞でパソコンのインターネットでなんでも調べられる時代になったので図鑑が売れなくなったとあったけど、やっぱり画面と本では違うと思う。今の事はわからないけど本で何回も見たのが私は面白かったし良かった。まあでも買ったからと言ってすべての子どもがそんなに見るわけでもないかもしれないけど。私のきょうだいでもそんなに見るのは私だけだったかもしれない。
弟は「人体」の巻ばかり見ていてみんなに「きもちわるい~!」って言われてたけど、そういう仕事についているところを見ると「三つ子の魂百まで」ってあながちウソでもないと思う。
図鑑、良いよ!今も好きです。今のお気にいりは牧野富太郎植物図鑑。絵は全部手描き。
あと、ハーブの図鑑とスパイスの図鑑。

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スリランカの夕べ

2012-06-25 21:12:36 | 食べ物 Eat
昨日の夜に作って置いた。どうしても食べたかったスリランカカリー。
仕込んでおいたのはチキンカリー。
それにキャベツのマッルンとポルサンボーラと言うココナツのふりかけみたいなのを作った。
スリランカの食事は単品で食べたことがなくて、こうやっていろいろ取り揃えて食べると美味しさが増すので。仕事から帰ってすぐだったけどチャチャっと作る。
米もバスマティライスを炊く。これは洗ってすぐに炊けるから良い。

       

こうやってどれもこれも皿に盛って食べる。

       

スリランカ料理の特徴は鰹節を使うところ。この赤いふりかけみたいなのに結構入っています。
旨味が濃い!辛酸っぱくて美味しいです。

キャベツのマッルンは辛くありません。名前の通りまろやか~。ココナッツフレークが入っています。

チキンカリーはうまく出来た。ちゃんとスリランカの味です。

始めは探るように食べていた家族も味がわかると怒涛のように食に突っ走っていました。
うまいうまい!!

この夏はスリランカ料理がたくさん登場しそう。めちゃうま!
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草団子でハッピー!

2012-06-25 20:55:08 | ハンドワーククラブ HandworkClub
ハンドワーククラブにて。

今日もたくさんの人が集うハンドワーククラブです。
みんなのやる気が衰える事を知らない。

「自分でヨモギを採ってきた。」と見たらそれは「キク」でした。前にキクの花で染めたことがあってとてもきれいに染まったのでやってみようと。

やってみたらとってもきれいに染まりました。輝くような黄色です。長生きしそう!

       

そして良いヨモギが来たら作ろうと私が秘かに用意していたものが…。
ちょうど雨なのにきれいなヨモギを採ってきた人がいたのでそれを使う事に。(朝の散歩に行く人が多い)
その内容を披露したらみんな「キャー!ウワ~!」ってぐらいのテンションの上がりよう。
ヨモギ団子を作る用意をしてたのです。先週だれもがヨモギ餅の気持ちに成り果ててたので。

ヨモギの柔らかいきれいなところだけを摘んで、湯がきます。それを包丁で刻んでカップに水と一緒に入れてミキサーでつぶす。青汁みたいになります。
それを白玉粉に直接入れます。水分が足りなかったら水を足す。
耳たぶくらいの柔らかさまで良く捏ねたら、小さく丸くしてそれを指でつぶして茹でます。
この丸める作業を二人の女性がやってくれて、同じ大きさで美しい形を作れる才能のすばらしさに自分たちで感動してた。びっくりするくらい正確なんです。
沈んだ団子が浮かび上がってきてしばらくしたら水に取る。それに粒あんを添えます。

       

みんなで食べたので少しずつだったけど、これがもう想像以上にやたらと美味しかったです。
団子はもちもちつるりとしていて、ヨモギの薫りがハンパなく上品で豊か!!!
みんなあまりの作り方の簡単さにびっくりしていました。そして団子を丸めてお湯に入れて浮かんだのを取ったりするのが面白いって。

幸せなひと時を共に過ごす。こうやってゲリラ的に簡単手作りおやつタイムを企画するのはすっごい効き目がある。こっちもうれしいくらいのみんなの反応です。

またやろう!食べましょう!ゲリラおやつ会。何にしようかなあ?
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底から這い上がるには;その1

2012-06-23 23:30:50 | 心と体 Mind&Body
友達と一緒にバーナーワークの先生の個展へ。この前来て下さってた男の先生の。
ダイナミックですばらしい渦巻が見れました。圧巻!

その後友達と一緒に美味しいと言う評判のパンを買って彼女の家で食べた。
その人は仕事が合わなくてしんどくなりすぎて今は休憩&治療中。

食べていろいろ話すうちに体と心の回復の話になった。
私は自分が底にいた時に有効だった方法を少し話した。それが彼女には初めてだったらしく感心していた。
とっても小さなことだけど効き目はあると思うので、ここに書くことに。

体も心もだるくて起きれなくて何もできず、そしてそれがどこから来ているのかもわからず、どう対処したらいいのかもわからず、とにかくそんな自分に焦って余計に落ち込む状態になることがある。
そんな時に私がやってみたのは、体の声を聴く事。ずいぶん前になるけど、何かで聞いたか忘れたけどとにかくこれから始めた。

寝たまま出来たら仰向けで楽な姿勢。そして体の端から(足とか)順番に体の様子に意識を持って行く。
つま先、足首、ふくらはぎ、ひざ…。って感じで。そうするとそれまで気付いてなかった「右の膝が痛かったな」、「肩が張っている」「あ、頭痛してるわ。」など気付く。そうやって意識して時間を取ってしないとわからないくらいその時は自分の体の内側への感覚が鈍っていた。
それからじゃあ今どうしようか、って自分と対話する。鍼灸院に行くとか薬を飲むとかもうちょっと寝るとかちょっと運動に行こうとか。
この対話ができるようになるまでに何年もかかったと思う。全然会話できなかった。自分の体なのに。
何が食べたいかもわからなかった。

この対話がフェルデンクライスのスキャンニングにとても似てるのが面白いと思う。


もう一つは、その時は子どもの世話やうちの事でまったく余裕がなくて自分の体も時間も自分のものではない気がしていた。それでこういう事をやった。
「今から3回呼吸するあいだは自分のための安全で安心な時間と言う事にする。」って決めてゆっくりと深く呼吸すること。それを余裕があるときは10回にしたりする。小さな泡みたいな空間でも作ることで息がしやすくなって、のちのちにそれが広がってより生きやすくなって行くと思う。

もう一つはちょっと宗教チックになるけど「祈る」事。
これを「だれからも聞いたことがない」と言われて驚いた。と言うのは私は祖母が信心深かったのでそれが習慣になっていたから。
朝起きて、また夜寝る前に静かに手を合わせて神様に祈る。それは自分が帰依していたらその宗教の神様でもいいし、私は何の宗教にも帰依していないので漠然と神様だ。
良い一日を過ごせたことに感謝し、明日も良い一日であるように祈る。それとなにか思う事があったらそれに力を貸して下さいと。自分以外の人に対しての願いだったらその人に神様から明るい温かい光を送って貰えるように祈る。
一人で籠っているとどうしても悪い事ばかり考えて暗くて深い方向にばかり気持ちが行く。そしてそれにはとてもたくさんのエネルギーが使われるのでまた疲れる。
そのエネルギーを上の存在に繋がることに使うのだ。

このどれも寝たままできるしお金もかからないし、やってみてもし効果がなくても損はない。
ダメもとでやってみて、何か良い方向に向いたらもうけものだ。

そんな話をした。もし気が向いたらしんどいとき、やってみて下さい。

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飛び立つ決意

2012-06-22 15:54:49 | 心と体 Mind&Body
天気予報では一日雨だったのに晴れてる。よっしゃー!
息子の懇談がある。彼の通っている高校までは自転車だと30分。電車だと1時間以上かかりその上、駅からは遠くかなりの坂道を登らなければならない。自転車で向かう。台風の余韻?すごい風。その中を走る。

教室で先生と彼と3人で進路の事を話す。息子が大学に行くと宣言。そしてそのために勉強頑張ると言ってた。
そうかー、決心したな。

頑張れるかどうか、そして受かるかどうかは別として自分の将来について考えて決めて行動しようとしているのが良かった。そこが心配だったからここ数年。
他のお母さんからしたら「なんだ?」って事になるかもしれないけど私はそれで、もううれしい。

自習室に行く息子を見送って自転車でまた今度は続く登り坂を漕いで途中で休憩しにアイスクリームショップに寄る。嬉しい日なので特別に食べることにした。
今サーティーワンではダブルを頼むとトリプルにしてくれると言うキャンペーンをしているのでそれに。スモールサイズだけど。
私たちはサーティーワンって言うけど欧米ではバスキンロビンスって言わないと通じないらしい。車のベンツもヨーロッパではメルセデスだった。そんな感じ?パナソニックは統一されたね。

       

ちょっと多かった。でも最後に好きなチョコミントだったのでいい気分。

ゆっくり満喫しながらこの前読んだ本の事を思い出す。

f植物園の巣穴
梨木 香歩
朝日新聞出版


いつものごとく不思議な内容だけど、読んで良かった。

その中である事柄が出てくるんだけど、それが「子どもの頃、サナギになったばかりのものを中を確かめようと思ってカッターナイフで開けて見たことがある。そうすると中は原型を留めておらず、液状になっていた。」あ、虫嫌いな人、気持ち悪くてごめんなさい。

一回融けてそして動かず眠っているうちにそれが再び形成されて新しい器官になって行き、まったく違う形へと変容すると言うことだ。(生物学でそう習った覚えはないけど、書いてあるからそうかも。)

息子もそんな感じだったのだろうなーと思う。日常の生活自体もほとんどとろけて体をなしていない状態だった。学校には行くけど。(そこが偉いと言うか不思議と言うか。そこだけは押さえてる。)

最近の彼を見ているといろいろな器官が再形成されて動きだす準備が整ってきている様子。
しゃべり方や服装も、部屋もなにげにスッキリしている。ノートを見ても全然違う。
前は薄い筆圧でよめないくらいのほにゃほにゃ字だったのが、この頃は薄さは残っているけど丁寧に読みやすく書いている。勉強も力を入れてやっているようだ。

アイス食べながらサナギの事考えるとか…、私ってば。

帰りの自転車を再びぐいぐい漕ぎながら考える。私の出来る事。
とにかく弁当は作ろう。
応援って言ってもそれくらいだ、食事と私が健康で機嫌が良くてうちが平和な事。
それをやろう!短かったらあと半年。

サナギから出てきたら羽が固まるまでは触らない方が良い。私もそうしよう。ちょっと離れて応援。
そして飛び立つのを楽しみに待つ。いや~、想像するだけで楽しみ!
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のうにとう

2012-06-21 21:03:01 | 暮らし Daily life
娘も息子も甘いものをたくさん食べたり夜遅くにおやつを食べたりしているのに、全然太らない。むしろ細い。なぜ?

あと、この前たんぽぽの帰りにバスで見た女子高生のカバンにフェイクのスウィーツがいろいろぶら下がっているのを見て、「女の子は甘いものが好きだよな~、私もアイスがたくさん印刷された紙を下敷きに挟んでたなー。」と思い出した。

あの人たちは甘いものが好きでそして太らない。なぜ???

娘は「頭に使ってるから!」って言ってた。そうかも。
それは勉強してるからとか言う単純なものではなくて、青春って何かと頭を使うのだと思う。

前に「ハヤブサ」の糸川博士の話を聞いたことがあって、彼の話で一番印象に残っているのが「私は毎日大福を食べています。」と言うものだ。とにかく体中で一番カロリーを必要とする器官は脳で、その糖分を一番早く効率的に届けるには大福餅が良いのだと言う。

大人になった今思えばどうでもいい事でも青春真っ盛りの時は真剣になって脳ミソから汗が出るくらいいろいろ考えている。
進路の事とか彼氏の事とか友達の事とかヘヤースタイルの事とかスカート丈の事とか…。
だからきっと糖分が足りなくなって甘いものが欲しいのだろうと思う。

そう思っていたら面白い記事を見つけた。

"ストレスには甘いものが効果的であることが言語学的に証明される - ねとらぼ "

そうかもー!なるほどー!
stressed と desserts ね!!良く考えたなあ。

そう思うと今は女の子時代に比べてストレスがないと言えるなあ。
そして甘いものもそんなにたくさん食べられなくなった。

女の子達、そして男の子達も、思いの丈甘いもの食べなさい!今しか食べられないから~~!
とおばさんになった私は叫ぶ。
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私の奈良ふらふら歩き

2012-06-20 21:33:19 | 暮らし Daily life
奈良たんぽぽの家へ。
続いています。交通費が出るようになったとは言え、ボランティアで続けて遠くまで行っていると言うと大抵の人が「偉いね~。」と言う。そうなのか?聴いて初めてそんな見方があるのかと思うくらい私には自然。貰うものが多いので今の所足が向いています。私は胸の底がチクチクしたらたぶん行かなくなると思う。それだけ良い所。たんぽぽ。

またメンバーと一緒にフェルトを一生懸命作って、美味しいお昼を食べて、カフェでココアを飲んで楽しく会話して。またフェルトを作って…。今日はグングン作業がはかどった。よーし!!

そして前々から行きたかった美術館に急いで行く事にする。時間がギリギリ。
ほんと、危なかった。行っても入れない所だった。
観る時間は30分くらいしかない。それで走るようにしてそれでも心に響いたものはじっくりと観た。
前にテレビの特集番組で見て感動してそれからずっと本物を見たかったんだ。「藤城清治 影絵展」奈良県立美術館にて。

その緻密でダイナミックな輝く作品たち、ほんとに一目でも会えて良かった。
やっぱり印刷で観るのと全然違った。
アナログバンザイ!
また彼の絵をこれからも観たい。

美術館を出て5時。さあ、ちょっとふらふら歩いてみようかなあ。(私のって「ふらふら」歩いてるように見えるけど大抵最短で良い所を巡るコースになってます。)
勝手知ったるこの地。歩き出す。
美術館の横の道を奥に入って行って若草山の方に右折、この道が好き。このまま大仏池の横を通って二月堂に行くコースが好きです。
思った通り、ここは清い流れがあって道の様子も「あおによし」って感じ。
大仏池(たぶん、違うかも)の所でゆっくりと腰かけて(出来るだけ丸い粒々を敷かないように気を付ける)、携帯にかかって来てた友達に電話する。鹿がゆっくりと過ごしてる。
この水分も空気の薫りも好きだ。しみじみと思う。

       

途中「ゲストハウス」と書いてある大正時代に建てられた民家に泊まれると言うところを通り過ぎる。一泊2900円くらいらしい。いいねえ。

結局二月堂には行かないで引き返す。また自転車でゆっくりと周るときに行こう。
好きな道を引き返して大学の方に出てくる。大学が近づいてきたら気配でわかる。特別な空気を持っている学校だ。それを感じながら歩く。昨日台風だったこともあるだろうけど、なんなんだろうさっきから特にここに来ての良い匂い!森と苔と水の匂いだ。
私の通っていた大学は特徴的でとても美しい学校です。下見もろくにしないでよくこんなに素敵なところを選んだなあと昔の私にグッジョブ!と声を送る。
駅近なのに春日野原生林の飛び地かと思うほどに木や植物が活き活きと茂っていてその中で学ぶ。たまに鹿もいるよ~!

       

学校を通り過ぎて見てみるとまだあった、角の鰹節屋。うれしくなって美味しいのを200g買った。少し店主と話す。

       

そのまま通りに出て横断歩道を渡って東向き通りの一本横に入る。少し変わった。小腹が空いたので食べようと思ってみるけどなかなか決まらない。と言うのは始めから「ここで食べたい!」って決まってたから。

       

私にとっては「奈良と言えば…」お好みとかき氷です。(わかる人にはわかる)
大体学生にそんな良いもの食べられるわけない。懐石とか…。私が奈良に居る間に食べたものを多い順に言うと、1.学食 2.寮食、3.バイト先の賄いの中華 で飛んで特別な時にお好みや釜飯や甘味処のかき氷(←これが美味しいの!)そのお好みの店がまだ残ってた。東向きの向こうの方の左。

       

前に行った時に店の人に勧めて貰った「ミンチ」のお好みを頼む。

       

全部店の人が手際よく焼いてくれる。最後のマヨネーズは行った人は絶対に頼んだ方が良い。このかけ方はなかなかできないから、芸術の域に達してる。
ソースもかけすぎてないから生地の味がしっかりと味わえて上品!(ってお好みに上品てのも面白いけど)今どきのはソースかけすぎ、そして生地は柔らかければ良いってもんでもない。

       

関西のお好み事情について一般的な認識があるけど、実際はそうでもなかったりする。
まず、お好みとご飯を一緒に…食べない。お好みを一人に一つずつ、それと二人に一人前くらいの焼きそばを頼んだりする。私はご飯食べたことないです。すべからくソース味のものしか頼まないよ。
あと、コテだけで鉄板から直接食べ…ないよ。熱いし。鉄板はお好みが焼けたら火を止めてくれる。そしてコテで少しずつ切りながら小皿に取って箸で食べます。それで全然問題なし。それでも後は鉄板に残して置くって言うのが店で食べる贅沢かな。家だとすぐに丸ごと皿だから。少しずつ熱々を食べられる。
大体お好みはうちで食べるものであまり外で食べない。
食べるとしても今のようにチェーン店とかに行かないで近くの歩いて5分以内とかのおばちゃんが一人でやってるような店に行って「お父さんがお出かけの時」とかに母と子で行ったりするもの。お母さんの息抜き?

そして一般的な奈良の認識を覆す、「奈良でお好み、奈良で鰹節」そして「奈良で大仏を見ない」私です。でも奈良が大好き。
「奈良でカリー」もあってなかなか行きたいところに全部行くことが出来ない。ほんとに今度自転車持ってこないと…。心に誓う。

鰹節の包み、良いでしょ!「これをビニールに包んで冷蔵庫に入れてや!」って店主が言ってました。そうする。

       
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