季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

もふもふ

2012-10-31 20:36:28 | ウールクラフト WoolCraft
紡いでいるマキバカーディガンの糸。紡毛糸に。
もうドラムカーダーで梳いてたしなんちゃって紡毛糸なんなんだけど、それでも紡げば紡ぐほどその違いに気づく。引っ張ったら伸びるよ。そんでふわふわもふもふです。
双糸にした段階でももうこの通り。光と空気が入ってその気持ちよさそうな事と言ったら!

       

うっわ~、弾力ある!軽い!この姿が私にとっては男子にとってのグラビアアイドルの写真ほどの魅力がある。

       

番手の計算をしてみたらまた不思議。元のと殆ど同じ。でも見かけは全然違うんです。元のはきりっとしてる。これはふんわりふっくら。

       

面白い。一緒の作品の中にでも良いから入れて編んでみよう。どんなになるか楽しみ!



昨日大事なカレーリーフを忘れたのはひとえにこのココナッツオイルのせい。(せいにした!今)
この涼しさでボトルの中で固まってしまい、取り出すのに苦労した。ボトルを押さえすぎてこんなベコベコに。それで瓶に移し替えることにした。ボトルをお湯に浸けて融けたら瓶に移す。それを繰り返して全部を移動させました。これでこれからはスプーンで取り出せます。
今は透明だけど冷えたら白くなります。

       

これでスリランカ料理を作りたい時にはココナッツオイルをすぐに使う事が出来るようになりました。めでたしめでたし。でもこうやってオイルが固まる時期はスリランカ料理には寒いのかな?と考えたりする。向こうではきっと年中融けてます。
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初めての料理&フェルト教室

2012-10-30 19:00:44 | 講習 PrivateClass
この前のバッグ作りの続き。
持ち手を作る。
それと合わせて彼女たちがスリランカ料理を食べたいと言うので作りました。材料をそろえて貰って私はスパイスを持って行って。私にとって初めての料理を教えるチャンスです。

行く途中にカレーリーフを入れ忘れたことに気付く。あ゛~~!残念!でもなくても作れるってどの本にも書いてあるからとりあえず向かった。次があったら次は忘れないで持って行こう。

結構すぐに出来ました。
チキンカリーを煮込んでいる間にフェルト作業をする。
持ち手の紐をフェルトで延々作ります。巻き簾が百均で売ってたらしい。フェルト用のと瓜二つのが。それは良いなあ。今作る職人さんがいないって言ってたからめっけもんだと思う。

すぐにお昼に(待ちきれなくてちょっと早めに)
チキンカリーとエビのふりかけとオクラのテルダーラ。



       

盛り付けて食べる。私はやっぱり手で。

       

美味しいと言って貰えて良かったです。なんと、1歳半の娘さんがご飯にチキンカリーの汁を少し混ぜたのを3杯もお替りしていました。すごい食べっぷりです。大丈夫かな?
そんなに辛く作らなくって良かった。

初めてホウズキを食べました。おうちにあったのを貰った。
マスカットみたいな味で甘くて香りがあって美味しかったです。これは果物だった。

       

カバンの紐がいい感じに出来てくる。きちんと作られたフェルトを観るのが気持ち良い。

       

赤いカバンの紐は長く作り過ぎたので余ったのでくるくる巻いて鍋敷きを作った。可愛いし使えそうだ。これは良いな。

       

緑のカバンにはコサージュも付けて出来上がりました。

       

カバンの持ち手一つでも長さや太さや付け方や縫い方まで探って自分で決めて作るのが楽しいし充実感がある。出来た物が誇らしく愛しい。これを持ってこの秋冬はさっそうとお出かけですね!

おやつまで頂いて夕方帰る。帰り道いい匂いと思ったら銀木犀。
金木犀も花の盛りがいつもより2週間くらい遅れてたと思う。これもかな?
久しぶりに見た。香りも少しサラッとしてる気がする。

       

学生の時に1年間大学の寮に住んでた時があって、自分の机の横にある窓を開けたら大きな銀木犀の木が見えた。この季節、奈良の冷たい空気の中で夜明け前に見た暗闇に光る薫る白い花の大きな影が夢の続きのようでした。空気も時間もあの薫りに浸されて特別の世界になっていた。そんな事を思い出す。
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山あり谷あり一針一針進んで行く

2012-10-29 20:04:20 | ハンドワーククラブ HandworkClub
ハンドワーククラブにて。

昨日は日本断酒会の全国大会。それが神戸であった。ずいぶん前から意気込んでいた神戸の断酒会の人たち。さぞかし疲れているだろうな、と思いながら出勤する。

午前中はやっぱり少し少な目だったけど、いつもと変わらず来て物作りを始める。
その確かなリズムに尊ささえ感じる。

彼女は大きめのバッグを作ると言う。今までも大きな作品を作ろうとしてがんがん作り上げて来たから見て置く。模様を置いているのがきれいだった。

       

今は縫い仕事が流行り。
雑巾を縫いたい!と言う人が二人もいました。大掃除の準備らしい。両方とも男性。素晴らしい!
その雑巾がなかなかアーティスティック。勿体ないほどです。雑巾コレクション、一回やったら面白いかも。

       

だぼっとしたパンツを縫い上げて、チュニックワンピースを縫っている彼女。もうすぐ出来ます。

       

「こんな形の帽子が縫いたい!」と具体的に言って来て、自分で履かないジーンズを持ってきてそれで型を取って縫っている。言ったらデザインも縫製も自分で。布も糸の色もオリジナル。つばの幅や長さにもこだわりがあります。

       

縫い目がハンパなくきれい!「おぬし何者じゃ!」って言った。ここに来る人はいろいろ訳ありだから聞かないけどいろいろなお仕事の人がいるので。でも彼は手先の仕事ではなかったって言ってました。勿体ない!

       

こうやって一針一針縫うのが気持ちが良い。早くなくても淡々とするのが気持ちが落ち着く。
良い時間が流れる。
その合間にもおしゃべりも。お茶も。今日は美味しい薔薇と桃のお茶を頂いた。

細編みジャケットとこの前ハンチングを仕上げた彼は作品をトリオにしようと「マフラー編むわ!」と言った。マフラーは細編みだったら硬すぎるからどうしよう?となって。「棒針編みしてみる?」って言ったら「やる。やってみたい。」と言う事に。すごいです。チャレンジ精神がもう尋常じゃない。だって生まれて50年以上やったことないんですよ。

そして編み始めました。初めは私が見せてそして横につきながらしばらく。1段編んだら覚えた。
他の人の所に行っている間にどんどん進んで見てみたらもう慣れた手つき。すごいよ!
なんだか楽しそうです。持って帰って忘れないようにやるらしい。
これが人生で初めて棒針編みをする人の記念すべき写真です。

       

終わって片付けながら話す。彼はハンドワーククラブ結構長いです。その間に山あり谷あり。
谷から這い上がれないんじゃないかと心配したことも。
でも今は落ち着いて穏やかです。健康さを感じる。
そんなこんなを話す。本当に苦しくてヤバくてどん底の時もそこからうすい紙を重ねるようにして少しずつ元気を取り戻して行く様も、見て来たからこその会話。
そんな中でのハンドワーククラブの位置づけがうれしかった。
「こうやって治療とか投薬とかの他に自分に合ったやることがあるからクリニックに続けて来れる」
「ハンドワークの何が良いかって言ったら目標が出来る事。次、何作ろう?!って思って仕上げて行くのが楽しみになってる。」
「続けたら達成できるって事をハンドワークで学んだ」
そんな事を話してくれました。実際に本人の声で聴けたのがとても嬉しかった。

本当に嬉しかった。これからのパワーになる。いつも私が仕事で教えているみたいだけど、やっぱり私はこの人たちに支えられて育てられていると思う。
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宇治、伏見桃山の秋

2012-10-27 20:41:26 | 講習 PrivateClass
一年に2回くらいのペースで集まっている仲間。宇治にてフェルト教室。
数えてみたらなんともう7年ものお付き合い。自分たち自身も変わって、子どもたちの成長も一緒に分かち合って来た仲間。
それがみんな年を追うごとに元気で活き活きしてきてるってのが素晴らしい!子どもたちも短いスパンで見たらいろいろ底の経験もあるけど、長い付き合いの中でそれが浮上して良くなってくるのを共に感じるのが何にも代えがたい経験だ。

そんな二人が今日作ったものです。
一つはウェストポーチ。仕事の時に制服にポケットがないので使いたいと言う事。
ベルトじゃなくてクリップでウェストに留めるタイプにしました。
好きな色で作る。裏には名前も入れました。

       

このクリップは良く出来ています。私も作ってみたい。

       

もう一つは襟巻。でも首の後ろにカイロを入れられるようにポケットを付けました。

       

素敵な模様です。

       

どんどんぐいぐい作って。なんと早めに仕上がった。
それで美味しいお菓子を頂きながらお茶を飲みながらおしゃべりタイム。
部屋を貸してくださっている塾の塾長さんとも話がはずむ。

また来年、春にじっくり作りましょう!って言って別れる。大切な仲間たち。

宇治に住んでいる友達に連絡したらちょうど時間があるとの事で、終わるころに車で来てくれました。
かわいい赤ちゃんと初対面!可愛い

彼女が連れて行ってくれたのが「桃山城」。あまり聞いたことないけど、歴史に詳しい娘に聞くと秀吉のらしい。安土城と桃山城があったから安土桃山時代って言うんだよ!って教えてくれた。知らなかったよ。

これが門です。豪華。

       

少し暗くてわかりにくいですが、お城の壁は朱です。ベンガラの色っぽい。すごく洒落てる。
建築様式が少し昔っぽい(多分建てられたのはそんなに昔じゃないと思うけど、これは再建されたものっぽい)屋根の端が上に上がっているのは中国の様式が濃く残っている証拠だと思う。(寺で言ったら)

       

近くで見たら迫力がある。

       

彼女によると、ここは昔はテーマパークみたいになっていて「水が流れてない急流すべり」や「あまりにも古くて本物がいそうでめちゃ怖いお化け屋敷」などがあったらしい。
今は閉鎖されて外の公園のみ利用できます。サクラの時期が綺麗らしい。

そこは5時までだったのですぐに閉館時間が来た。彼女に送ってもらう。
そしてもう一つ桃山のディープスポットを紹介してもらった。
京阪伏見桃山駅からある商店街「大手筋商店街」から中書島までのコース。そこを通って京阪で帰る。

大手筋商店街は今どきめずらしく人が溢れる活気ある商店街でした。それを外れまで行って左手が「なやまち商店街」。私にはここの方がグッと来る。ツボでした。店の種類や品ぞろえなどがすばらしい!昭和でした。
そしてその奥に行くともっとすごい。そこはなんと昭和を超えて明治・江戸をも感じさせる軒がつらなる街並み「竜馬通り」でした。寺田屋があるらしい。そして素泊まりもできると聞いてちょっとおっかないと思う私。いきなり襲撃されるっていうサプライズがあるかも。
こんな私にぴったりのポイントを教えてくれる彼女は素晴らしい!感謝です!

竜馬通りは興味深いお店もいくつかあって、またゆっくり歩きたいと思いました。
夕暮れと相まってとっても幻想的でしたよ。

充実した一日。特急の上等なふっかりした椅子に腰かけてうつらうつらしながら帰りました。
また楽しいお仕事の一日が終わった。ありがとう!みなさん!



       
Comments (2)
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ブンチャー

2012-10-26 20:58:35 | 食べ物 Eat
娘がベトナムで食べて習ってきた料理を作るのだと言う。
名前が「ブンチャー」。ブンがビーフン麺でチャーが肉の事らしい。
それで材料をあっちこっちへ買いに行く。
ビーフン麺もいろいろな種類があって、これには細いのがいいらしい。
製菓・輸入食材専門店に車で行ったらあった。さすが!そして他の物までちょこちょこ買ってしまうのがお決まり。

殆ど娘が準備をした。あとは息子や夫も一緒に春巻きを包んだりした。息子がなんともうまい。器用なり。
この中できれいに長方形に出来てるのが彼の包んだもの。

       

生野菜もパクチーも探して大葉や香りのある野菜を集めた。
麺はそうめんみたい。たくさんのライムならぬすだちを用意する。タレもベトナムのを作る。簡単だった。酸っぱ甘辛。肉団子もある。それと酢漬けの野菜。

       

タレと野菜をお椀に入れて、麺や肉を取って漬けながら食べる。

       

味、大丈夫らしい。向こうで食べたのと遜色ないって。やった!

初めて食べました。そうめんより好きかも。栄養バランス良いし。
うわ~、美味しい!止まらない。カリッとした春巻きの中身がジューシーでコクがある。そしてたれがあっさりすっきり、それに野菜や肉のうまみも加わってもうエンドレスループにハマる。
時間をかけて作った料理がどんどんぐんぐんお腹の中に入って行く。
気が付いたらもう樽のようにお腹がパンパンでした。

私たちはタイやベトナムの料理がとても好きです。
私が職場の近くに見つけた店に毎週2年間通って、そこの味を家族が覚えて、それが高じて娘がベトナムに行ったくらい。運よく偶然に友達が出来たし。

そんなに特別な材料もないのでまた作ろうと思います。すごい!また新しい食文化が我が家に!
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ジャックフルーツチップス

2012-10-26 08:09:51 | 食べ物 Eat
娘のベトナム土産。ジャックフルーツのチップス。
これが美味しい。サクッとそして甘酸っぱい香り。味も優しい。

       

ジャックフルーツってスリランカで買い物して料理して食べたけど、これと全然違う印象でした。
まず一つの実の大きさが直径50センチくらいある。重さも40キロくらい。外は怪獣の皮膚みたいにゴツゴツ。
それをなたで割って中身を処理します。中には無数のラッキョウみたいなのが詰まっていて、それを一つ一つ取り出して剥いて中の種を取りだします。その間中ずっとねばねばしてる。アクみたいなものかな?
その時はその実をカリーにして食べた。
それがこんなに爽やかなお菓子になるなんて!びっくりです。これはきっとその種の周りの皮のところだ。

おいしいけど3つくらい食べたら結構お腹が膨れる。たぶんお腹の中で膨らんでいます。
世の中には不思議な食べ物がたくさんあるなあ。
この前コストコでこれとドリアンチップスが一緒に入ったのが売ってたので今度あったら買ってみようかと思います。ドリアンのチップスも想像できない。生のクリーミーなのが美味しいのに。
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ニンニクの皮がすぐ剥ける

2012-10-25 18:19:28 | 食べ物 Eat
ニンニクの皮を剥くのって面倒だと思っていました。薄いしぴったり着いてるし。なかなか剥けない。
大体前もって用意したらいいけど、もう鍋の油が熱されてるのに剥くのに手間取ってタイミングが合わないでイラついたりしていました。

この前スリランカの友達が来た時にやっていた方法だと、ウソのように簡単です。
それは『まな板の上で皮が着いたまるままを包丁でつぶす』と言う方法。どうせ後でもつぶした方がいいんだから一石二鳥。皮ごとのばらしたニンニクを並べて上から包丁を乗せて体重をかけて押してつぶします。
(写真のニンニクがあまり新しくなくて美しくないので申し訳ないです。)

       

こうするとするりと皮が取れます。どんな強固なフレッシュなニンニクでも。
お試しあれ!

今日も中華料理。
山まさよしの「中華料理」と言う曲が浮かぶ。
この中華料理屋が学生の時にバイトしてた店に似てる。そしてまさやんが今のロン毛の(切りに行く暇なし)息子に似てる(目はちょっと違う)。なんかうれしい。




豚のスペアリブとジャガイモの豆板醤煮込み~♪山椒と八角も入れます。うまいよ~!
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肩が開く気持ちの良さ

2012-10-25 15:40:23 | 心と体 Mind&Body
今の所一か月に一回は行けてるフェルデンクライス。
今日は友達もけっこう一緒でランチも食べての参加。美味しくて安い良いお店を見つけた、っていうか前に友達に紹介して貰ったところに行ったら良かった。

今日のフェルデンは「眠くならないよ!」って言われた。
うつぶせになって目を開けて前や上を見上げる動作をいろいろやりました。

いつも眠くなって途中の記憶がなくなったりするのに、今日はほとんど(たぶん)寝てない。そして後半なんて動くのが楽しくて仕方なかった。どうやって動いてやろうか?って思っていろいろと自分の体探索が楽しい。こういう日もあるのか。

終わってみたら胸が開いて立ち姿勢が気持ち良い。いつもの内に入った肩がうそのように開くのが面白いくらいでした。
やってみても何に効くか何が変わるかわからない。人によっても違うらしい。時によっても違うらしい。
フェルデンクライス。面白いな。

近くの車で来た友達に送って貰ってシューッと帰ってきました。
気持ちの良い秋の日、夕方までちょっと外に出てみようか?うちで何かしようか?考え中。
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奈良たんぽぽフェルト展へ向けて

2012-10-24 20:24:26 | ハンドワーククラブ HandworkClub
奈良たんぽぽの家へ。

たんぽぽは遠いので早起きして弁当を作って出かける。それでもなんだか今日は地下鉄で事故があったらしく遅れた。それでも朝のミーティングには間に合ってよかった。

学園前からバスでいつも通るこの喫茶店。ドリアン好きの私としてはとってもとっても気になるんですけど。

       

メンバーのフェルト作品がどんどん形になって来ています。チラシもできました。
ここからご覧ください。11月2日から17日、たんぽぽの家、HANAギャラリーにて開催しています。日・月曜日は休みなのでご注意ください。
3日のワークショップは障碍者の人向けです。毎水曜日にはメンバーが作業しているところを観られます。
作品だけではなくて、メンバーの作業風景の映像もあります。

今日は印鑑ケースを形にして行った。
後は作品のタイトルを考えたり。

メンバーの一人が新しく出来るコットンハウスに移り住むことになったので、今こちらに泊まる練習をしているらしい。私より年上だけど今まで殆ど家から離れた事がないからすごい試みなんだと思う。
障碍者の親は誰しもこう考えると思う、「私が先に死んだらこの子はどうなるのか?」または「自立させることが大切なんじゃないか?」それで出来たのがコットンハウス。親御さんたちの愛と努力の結晶。
ここに住む人たちは自分の部屋を持って、自分でヘルパーさんを頼んで出来ない事をしてもらって自分で生活しています。

敷地内のハナミズキが今度は葉っぱも素敵な赤色になってきた。ここ数日ぐっと気温が下がったからね。

       

HANAランチはいつも通りと言うかいつも以上の美味しさ。

       

特にこのフライが素晴らしい!オクラを豚の薄切りで巻いてそれに衣を付けて揚げてるんだけど、衣の味が絶妙!フライでも天ぷらでもなく例えればフリッター。でも味がしっかり。
あんまり私が美味しいと言うので、スタッフの人が「作り方、聞いたら教えてくれますよ!」って言ったので、食べ終わって食器を返す時に聞きました。そしたらレシピを見せてくれて教えてくれた。覚えているうちに書き取りました。すごいな、衣にビールと味噌が入ってるらしい。

       

あっという間に一日が過ぎて帰る時間に。
この前話してて一人の女の子が「西ノ京まで帰りは歩いてる」と言うので「一緒に歩いて帰りたい!」と言ったら「いいよ!」と言ってくれたので一緒に歩く。
彼女は運動も兼ねて歩いているそうだ。雨の日以外、夏も冬も。結構遠い、20分以上は歩かないと着かない。
それでも奈良の街を歩いて昼間の月を観たりコスモスを観たりしてる間に着いた。今は良い季節なので良い散歩になった。彼女に礼を言う。

西ノ京駅の近くには薬師寺がある。子どもの頃からまたは学生の時は毎月、大人になっても節目節目でお参りを欠かしていない。
行ってみたら今はいろいろ作業中でした。
発掘もやっている。

       

東塔がすっぽりと覆われて解体修復中。回廊に修復箇所の写真があったけど、長年耐えて来た構造がかなり危なくなっているのがわかる。

       

もちろん薬師三尊も良いけれど、私が一番頼りにしているのはここの聖観世音菩薩。
薬師三尊より少し硬めのシルエット、そして周りに四天王はいるけど孤高な感じでいつも困った時や苦しい時にこの姿をじっと見ていると心が凪いで来る。

       

回廊を周って門から入った左が西塔。夕暮れ前で太陽をバックに。

           

真正面には金堂。私が子供の時は古かったのでこんなに豪華絢爛ではなかった。でもこれも好き。どんなに時代考証を重ねてどんな苦労をして作り上げて来たか知っているから。柱一本の木を見つけるだけでも日本では見つからなくて台湾に行ったりして、それでもいいのかどうか考えたりして紆余曲折の連続だったらしい。

薬師三尊像ではいつも月光菩薩を観る時間が一番長いと思う。
殆ど同じなんだけど日光より穏やかに見えるのは気のせいか?
体のバランスや曲線、髪や装飾品の美しさなど観ても観ても飽きると言う事がない。何十年観てもだ。
今日は衣の裾の曲線が薄く柔らかで実際は硬いと知っていても、柔らかく風に動いているようだと思って感心して観ていました。

       


金堂を出ると講堂。ここも長い間(私の知っているうちで)昔のままだったけど新しくきれいになりました。
ここの仏像も薬師三尊と瓜二つだけど本尊は弥勒菩薩、日光と月光菩薩も違う役目のものです。
何より最近置かれた「仏陀の弟子シリーズ」は見る価値があります。
それぞれの人柄を知っていたら尚の事良いんだろうけど、私はそれはあんまり知らない。
それぞれの逸話を元にうまく表現されていると思います。これは仏像のようにデフォルメされているのではなくて、どちらかと言うと銅像っぽい。実物に忠実にでも抽象的にも意味づけされている。
このシリーズだけの説明の冊子があったら読みたいと思ったけれどなかった。また話などあったら聞いてみたい。(ここは講話が聴けるのでも有名なお寺です)

       

講話と写経は一回出て少し行ったところにある向かいの玄奘三蔵院の手前の建物で行われています。
また早めに来てどちらも受けてみたい。

玄奘三蔵院は比較的新しく玄奘三蔵の舎利(骨)が納められています。そう思うだけで手を合わせるのに敬虔な気持ちになります。
うしろの建物では平山郁夫氏による天竺(ガンダーラ)へのお経を頂きに行く旅の絵があります。右から中国、真ん中が須弥山(エベレスト山脈)そして左が天竺になっています。その上にラピスラズリで書かれた紺碧の空が広がっていて月も輝いています。
これを右から左へ歩いて見て行くとその行程がどんなに険しくつらいものだったか感じられるような気がします。それでも須弥山の空は私がエベレストに実際に登った先輩から聞いたように私たちがいつも見ている空より濃く深く広く、その美しさにも心打たれます。

拝観は5時までなので結構な駆け足でしたが、一通りお参り出来てなんだかすっきりした気分。
良かった。
近鉄電車に揺られながら帰りました。
今日は羊の毛刈りの師匠の教えも守ってエスカレーターを一回も使わなかったし、たくさん歩いたので電車ではうとうとでした。(難波の近鉄から地下鉄までは結構な数の階段がありますよ。)

もうすぐフェルト展が始まる、彼らの4年間の軌跡を是非いろんな人に見て貰いたいです。

      
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不意のゆったりデー

2012-10-23 18:28:17 | 暮らし Daily life
朝から雨、昨日はとても温かかったのに急に寒くなる。
今日は個人宅でのフェルト教室の予定だったけれど、風邪をひかれたので延期に。

しばらくバタバタしてたのでゆっくりと昼寝した。息子が試験が終わって帰ってきたので一緒に昼ごはん。
弁当を作ったけど持って行ってなくて分けて貰って食べた。息子たちから聞いてたけど親子丼の弁当っておいしいなあ。自分はあまり食べないからたまに食べると勉強になる。
私は学生の時は天丼とかカツ丼の弁当も好きでした。

気になっていたけどしてなかったことをちょいちょいしたり、不足しているものを買いに行ったり。
運動も出来たし。欲を言えば自転車に乗りたかったかも。でも雨の後は滑りやすいからやめました。

他にもこの気候で風邪をひいてる人がいるかもしれない。お大事に。

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