季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

私の色を作る

2017-02-28 22:04:16 | 工房working place
工房にて。

生徒さん。お母さまと一緒に。
彼女は前から計画していた猫のお家を。
もう型を作って羊毛も準備していました。
大きいのでひたすら羊毛を乗せて行きます。

お母さまはICカードケースを。
好きな色を選んでブレンドして行きます。
羊毛の手仕事は初めて。一つ一つがウキウキドキドキです。
工房にはたくさんの色の羊毛があるので、選ぶことそのものがとってもときめく作業です。
なるべく出張より工房に来て欲しいのはそう言うわけ。

丁寧に型に羊毛を乗せて石鹸水をかけて擦ってフェルトにして行きます。
だんだん質が変わって来て硬く一枚の布になり、形が出来て来て模様が見えると心がグーンと膨らんで広がります。
そのダイナミックな変化はいつも誰も目を見張る。
色を選んで、混ぜて乗せて、縮めて行くにしたがってその色合いや出方が変わってくるのを観るのが楽しい。
私の好きな色。私の色の作品が出来るのがとても嬉しい。

お昼を食べて、午後にはもう一つ作ろうと。コサージュにしました。
また好きな色を選んで手順通りに作って行くと。
あんなにシンプルな型紙だったのに、きれいな花びらがたくさん出来て来て、コサージュになりました。
これもすごいな~と。
羊毛のすばらしさ。わかって貰えた。良かった。
これから使って行くとまたいっそうわかって貰えると思います。

       

猫ちゃんのお家はもう少しかかります。複雑な形になっているので、手を入れて整えましょう。
その猫ちゃんはもう21歳だと言う。長生きだなあ。

いろんな話も聴けて、楽しい一日でした。工房に来て下さる方々、ありがたい。

帰り道。
前から花屋を覗くのが習慣になっています。朝と夕方。
そしてしばらく前から小さな花束を売るようになったので、それを続けて買っています。
花を買うなんて。暮らしに余裕が出て来たのかなあ?
500円でちょうど良い飾りやすい、上げやすいとても可愛い花束なんです。
前からそう言うのあったらなあと思っていたら出来たから嬉しい。
今日は桃の花が入ってる可愛いのがあったから、お雛様に。

       

この前のバレンタインに買ったのがまだ咲いてる。やっぱり花屋さんの花は特別だなあと思う。
そして寒い時期に花を買うのは、持つしきれいだしやっぱり良いなあと思う。
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絶対色感

2017-02-26 22:08:36 | 手仕事 Handicraft
昨日、お気に入りのカーディガンを繕って欲しいと頼まれた。
どうしても諦められないと。
私も好きな色、素敵な着やすそうな形。

どうやって直そうかな?と考えて体が先に動く。

羊毛の引きだしから次々と羊毛を引きだして集めた。

       

それをハンドカーダーで梳く。
自分でもびっくりなんだけど、そしたらカーディガンとまったく同じ色になった。

       

今までもずっとそうなんだけど、私の作品の特徴は色を混ぜると言う事、そしていつも自然に全く考えないでやってたけど、
私は欲しい色をいろんな色を混ぜて作るのに失敗したことがない。
恐ろしいほどピッタリになります。
犬のフィギュアも一頭一頭の色を違えて作ってるんだけどそれも大丈夫。

今までずっと気付かなかったけど、もしかしてこれ、結構特別な能力かも。
つい最近、音楽って音の聴き分けが私は出来ないなと思っていて、曲を聴いて楽譜に音符で落とせる人がすごいなと思ってたし、
オーケストラの指揮者がそれぞれの楽器の音を聴き分けて指揮してるなんて信じられないと思ってたんだった。
でも私は色の聴き分けが出来る。どんな色がどんな割合で混ざってその色になるのか。
それに今日気付きました。絶対音感ならぬ絶対色感。
自分ながらすげー!

カーディガンの事。梳いた毛をスピンドルで紡いだら、もっと同じ色になりました。

       

光にすかしたらわかる、確かに糸が細くなって穴があいてる。

       

この箇所に寄り止めをした糸で繕って行きます。穴のところだけじゃなくて弱ってる所を透かして見つけていろいろ補強する。

       

穴があいてたのがまったくわからなくなった。

       

全体に毛玉も付いていたのでそれもブラシで丁寧に取る。
そして癖がついてたところも治す。
これがスチームアイロンかけないとなと思ってたんだけど、手で触るとスーッと伸びる。
羊毛が私の手の言う事を素直に聞いてくれて整列してくれる感じだ。
羊毛使いやな。
長年ものすごい濃度で羊毛と付き合ってる成果だなあと思う。

お気に入りのカーディガン。まだまだ何十年も着れることでしょう。
直って良かった。羊毛と色彩の魔術師で良かった。

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ちゅうか!

2017-02-25 22:03:19 | 食べ物 Eat
元々はスリランカ料理が食べたいと言われたんだけど
寒い時には暑い国の料理をあんまり食べないようにしているので、中国の料理にした。
四川省と内モンゴル。

ちょうど香港に行って来た人のお土産のお茶も。

       

高菜と牛肉の煮込みと麻婆豆腐とトマトと玉子の炒め物。そして味噌だれで餃子。
それと簡単即席キュウリキムチ。

       

どれも簡単でシンプルな味付け。手早く出来ます。
みんなで作りながら一緒に過ごすのが楽しい。
このお家は台所が広くて良いなあと思う。

おやつも充実していてみんな満腹。
子どもの手が離れて、こうやって集まって食べるのはとっても良い事だと思う。

これからもいろいろな料理を作ったりいろいろなイベントしようと話す。
場の種植え完了。
温かくなったら膨らんで芽が出ますように。
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ぞわぞわ

2017-02-24 20:54:40 | Art
クラーナハ展に行った。大阪市中之島「国立国際美術館」

いくつかの広報に出てる絵を観てもなんだかざわざわしてたんだけど、実際に観てみたらざわざわどころかもうぞくぞくでした。

そう言う「観ててぞわぞわするもの」に執着してることにかけて天才だなあと。
白い肌に浮かぶ青い静脈の線
薄絹を通して観る白い肌

ぞわぞわです。

マリアに抱かれてる丸々とした赤ちゃんの体がその青い線でいっぱいなのを観た時は鶏肌立ちました。こわっ、きもっ!
幼子のイエスのとなりにいる幼子のヨゼフのこめかみにも静脈が出てる
なんか神経質で将来に起こる事を予見してるかのようなざわざわ感。ひえ~!

薄絹。薄すぎる。1500年代にこんなに薄い布があったのか?ほぼ100パー透けてます。
それは実在した布と言うよりは、水とか粘液とか粘膜みたいなものに見える。
そう思うとギャーッと思うくらいエロティック。
ぞわぞわ。

お腹と腰を前に出して背中を丸め加減にしている女の人。こういう人は健康な暮らしをしてないと思う。腹筋とか使って暮らしてない。
暗闇に浮かぶ白い細い裸の女。

工房で弟子を使って何千枚も作って売れた絵が。
そんな女の人や
暴君の息子に犯されたから夫と息子に悪いと剣で自害する女の人や
爺さんに金で買われる若い娘。
正義の女神ユスティティアのふりをしてる女性

あかんなーって題材ばっか。
「こうなったらあかんよ!」って言う教えやって言うのもあるけど、そう言うのが売れたのかも。
男の心理がわからないけど、今でもそう言う題材のって不滅やなと。

でもどれもすっごくぞっとするくらいきれいなんです。
退廃的ってのともちょっと違う。なんだかこれはこれで芯が通ってる。

友達といろいろ発見したり考えたり話したりしながら観た。
一人で行かないで良かった~。あれ、ひとりやったら見つけきれないし受け取りきれない。

オーストリアの美術史美術館からたくさん来てたらしく、クラーナハも元々オーストリアの人だったらしく、その関係のグッズなどあって嬉しいなと思った。
でもあの絵の付いたカバンとか持たないなあ。
18禁にした方が良いかなと思う。
気を付けて観に行ってください。




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春ベレーと手作りランチ

2017-02-22 22:12:25 | 食べ物 Eat
この頃の朝ごはんに食べているもの。
甘酒とヨーグルト。その上に八朔。バランスがすごく良くて美味しい。そして体に合ってる。
甘酒は私には甘すぎるんだけど、こうやったらちょうど良い。もうなくなってきたからまた作ろう。簡単に作れる。

       

工房に生徒さんが来て、ベレーを作ります。
丁寧にきれいに羊毛を乗せている。楽しいって。

       

途中で美味しいものを作って食べる。美味しいもの食べる仲間だから。
作ったのはブラジル人に教えて貰ったタコスと台湾の人に教えて貰ったタピオカミルクティー。
いろいろシンプルだけど芯をつく工夫があって、めっちゃうまい~!

       

タピオカはなんと粉から捏ねて粒を作って茹でたんです。そんな事できるなんて知らなかった。

       

じっくりしっかり作って出来ました。

       

やさしくて華やかな彼女に似合います。
小雨も平気。これからの外出は温かです。
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ぷっくり牡蠣たべる

2017-02-21 21:26:23 | 食べ物 Eat
弟の親孝行に便乗。
赤穂に牡蠣を食べに行こうと。そして温泉に入ろうと。
すごいな。

温泉は入ったら海とつながってるように見えるお風呂でした。潮の香りがして気持ちが広く大きくなる。

食事はきれいで美味しい。
タタミイワシってアートやなと思いながら。

       

殻ごと蒸した牡蠣。殻を開くとみっちりと丸々の実が入ってる。それにレモン汁をかけていただく。

       

こんなの初めて食べた、めっちゃ美味しい。茫然となるな。
今が一番良い季節だそうです。また行きたい。
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フェルト帽の君

2017-02-20 20:03:32 | ハンドワーククラブ HandworkClub
ハンドワーククラブにて。

いつも来てる彼が風邪で熱を出してると。言いに来る人。めったにないからね。

私も先週は熱を出したんだけど微熱でなんだかよくわからない風邪。
みんなに聞いたら同じような症状の人がとってもたくさん。
あれ、流行ってたのか。

今の季節はまだ暗くて(日照時間って気分に影響する)一番寒くて、気温差や気圧差があって、気分が下がりやすい。
それでもなんとか来て出来る事をする。

一人、結構前から私が注目して辛抱強く声をかけて、ここしばらく参加している彼がいる。
いつ見ても似合う帽子を被っていて素敵なので。
小さな作品から作って行って、やっと(私の)念願のフェルトの帽子を作り始めた。
帽子好きの人を観ると放っておけないんだな。

それで出来ました。キャスケット。

       

自分で色もデザインも選んで自分で作ったので、もちろんピッタリです。
似合う!
私も嬉しい。被ってみて不具合があったらまた直そうと言う。
温かく通気性もあって雨もはじく。何より被りやすい手作りフェルト帽。
一度被ったら手放せない。
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梅と繕い

2017-02-19 20:03:36 | 暮らし Daily life
頼まれてた繕い仕事をする。
もうビリビリ。
とにかく布を当ててひたすらミシンで押さえに押さえる。

       

やったと思ったらどんどんやぶれた所がみつかるから次々やっつけていく。

       

また使えると思う。出来て良かった。
息子のズボンの繕いをずっとやってきたからできる。良かった。

この前は観れなかった梅見のリベンジ。万博の梅林へ。
まだ咲き始めだったけど、観れました。

       

このシンプルな梅が一番いい匂いする。

       

大きな観覧車と

       

華やか

       

空の青とははどの色も合うのだなあと思う。

       

太陽の塔。内側を修理してるらしい。パビリオンで大阪万博の説明を聴くツアーに参加する。
丁寧に面白い話をしてくれた。
万博。もう少し大きくなってから行きたかったな。すごく面白そう。

       
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ヒマを埋める

2017-02-17 21:25:05 | 心と体 Mind&Body
3日前くらいに喉が痛くなって微熱が出て、
熱なんてすごく久しぶりだからびっくり。
花粉か?風邪か?
わからないけど医者に行って薬を貰ってきました。
熱は下がってるけど3日は休もうと思って今日も一日ゆっくり。

何も作らないと決めてるから、本当にヒマ!
食事もシンプルに(でも昨日餃子作ったんだった)。

さすがに今日は大掃除で手を付けてなかったラスボスに手を付けたり。
けっこう手ごわかったわ。
(結局動いてるな)

それでもじっとしようと映画を結構たくさん観ている。
面白かったのも面白くなかったのもいろいろ。

「海難」は和歌山の串本沖でトルコの船が遭難して村の人が助けた話。1890年。
トルコの兵隊さんたちがどれもヒゲでぴちぴちの軍服を着てて、こりゃフレディーだなあと思いながら深刻な画面を観る。



元々貧しい村に流れ着いた遭難者を村を揚げて救った話。
それに呼応してイランから日本人を飛行機で助け出してくれたトルコの話。
トルコではこのエルトゥルール号の話は学校で習うのだと言う。それで親日家が多い。
同じようにスリランカでは学校で日本が第2次世界大戦の時に、二つもの原爆を受けて、まったくの焼け野原からものすごい努力で素晴らしい経済大国に成長した話を習うらしい。それで広島と長崎に行きたい人が多くて、そして日本人を尊敬している人たちが多い。
日本の教育でも震災の時に外国の人たちがどんなに助けてくれたかの話をちゃんと学校でしたらいいのになあと思う。
子どもの時に聞いた話がその人の思いに浸みこんで、他の国との関係を作って行く。(マイナスの時もしかりだけど)

「リリーのすべて」は初めて性転換手術を受けた男の人の話。
奥さん(女性)の支えがすごいなと。
結局手術はうまく行かなくて残念。
性同一性の人はなかなか思う相手を見つけるのが大変だなあといつも思うんだけど、
良く考えたら世界中から一人を選ぶんだったら、ストレートの人だって確率的には同じだなと。
新しい観点。
とにかくご夫婦二人ともとっても可愛い。

「おやすみなさいを言いたくて」は戦場カメラマンの女性の話。
ジュリエットビノシュが好きだから観た。
家族の不安。それでも行かないと気が済まないお母さん。
命を懸けてするってのはやっぱりあんまり健康とは言えないなあと思いながら観る。
この頃はどんな人でもスマホで写真や動画が撮れるから、わざわざカメラマンが行く必要がなくなって来た感じもするなあと思いながら観る。
伝えると言う手段が変わって来てる感じ。受け取り方も。ニュースや写真集になってから観るってのが主流ではなくなって来てる気がする。
だからこそ、ニュースに鈍感にもなって来てるよなと。どんなひどいニュースも通り過ぎて行く。

その他にも暇だからつらつらとテレビとかたまたま始まった映画とか観て。
お笑いのブルゾンちえみって言う人があんまり面白くて笑って。
アニメの「坂本ですが?」ってのがなかなかうまく出来てると思って。
若冲がものすごく素晴らしいのに気付いて。
これが何回観ても面白いなと思ったのが「パイレーツロック」だった。
やっぱりロックだよね。って思いながら最後の感動シーンを観る。
ラブアンドピース!



もう元気だし、明日から普通に動こうっと。

作ってないとブログに書くこともない。普通の日記でした。
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がっちり固めました

2017-02-15 15:55:41 | 暮らし Daily life
百均で買ったジャグ(1ℓ計量カップ)をこの前落として割ってしまったのを修理したもの。
「あれは使えてるの?」って聞かれた。
使っています。ちょっと用心しながらだけど大丈夫。
その継ぎ目をグルーガンで固めたら良いんちゃうか?と息子の意見。
さすが材料の事を研究している人だけあるな。
それでやってみました。

       

かなり良い感じです。でも良く観たら根元の所が弱くなってる感じなので、そこが折れたら使えないなあと。
まあそれまで粘って使おう。

一日に何回もこれで水を汲むんだけど、どうやって使ってるかというと
ティファールの湯沸かしに浄水器の水をためて入れる。これだけで6回くらいはしてると思う。
料理の時もお茶もそれでしてるから。コンロが3つ欲しいなと思うけど、ないから一つはここでお湯を沸かす感じ。

それと米を研ぐときに。
米をボールに入れる時にまずこのジャグに浄水器の水を貯め始める。
貯まったら、ざっと入れてさっと洗って水を切る。私にはそれが大事。
米はすぐに水を吸うので、一回目の水はたくさん一気に入れてすぐに流したい。
2回目からも流している間に貯めるので、流し終わったらすぐに次の水を一回で入れられます。
そうやって4回くらい研ぐ。
最後のは炊飯器に入れる水です。

もう少し小さいジャグ(700mlくらいの)はバーミックスで大根おろしを作ったりするときにも使う。
今はティーポット使ってるけど、夏はそのジャグで紅茶を淹れます。スリランカの紅茶は細かいのでそれで充分。冷めないんだったらそれで支障ない。
スリランカの人たちはそうやって計量カップに紅茶バッと入れて湯を注いで茶こしで漉してたっぷり砂糖入れて飲んでます。
ティーポットに入れて冷めないようにティーコゼーで包むのは寒いイギリスのやり方だと思う。

計量カップ。
値段は関係ない、とにかく大活躍。台所に欠かせない。
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