昨日は、宮崎さんが、トランプさんの政策が中国の弱点を露呈させたことを書いてくれたことをとりあげました。
今日は、田村さんがトランプさんの中国への2000億ドル貿易黒字削減を要求の影響を書いてくれているのを取り上げさせて貰います。
このまま、トランプさんが突っ走ってくれることを願いたいですが、どうなることやら。
産経ニュースより 2018.5.19
【田村秀男のお金は知っている】怯 える習政権…トランプ政権が2000億ドル貿易黒字削減を要求
米トランプ政権は今月初旬に北京で開かれた米中通商協議で対米貿易黒字2000億ドル(約22兆円)削減を求めた。(夕刊 フジ)
この対中強硬策について、英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙のチーフ・エコノミクス・コメンテーター、マーティン・ウ ルフ氏は9日付のコラムで、「2000億ドルもの削減要求はばかげている」とトランプ氏を非難。「米国が築き上げてきた貿易 制度を支える非差別主義や多国間協調主義、市場ルールの順守といった原則に反する」「トランプ政権よりも国益をよく理解して いる米国人は、米国が対立を望むようならいずれは孤立するということを理解すべきだ。それが自分勝手ないじめっ子となった指 導者のたどる運命である」(10日付日本経済新聞朝刊の翻訳記事から)という具合である。
2000億ドル削減はトランプ政権が事前にまとめた対中要求案のたたき台「米中貿易関係均衡に向けて」に盛り込まれてい る。まず、2018年6月から12カ月間で1000億ドル、さらに19年6月から12カ月間で1000億ドルを追加し、20 年には18年に比べて2000億ドル削減すると期限を設定している。
同時に中国による知的財産権侵害やサイバー攻撃の停止、進出米企業に対する投資制限の撤廃、中国企業の米情報技術(IT) 企業買収に対してとる米側の制限措置の受け入れなどを求め、中国側には報復するなと迫っている。その過激さから、FTは「最 後通告」だとみなしたわけだ。
実際に、米中は「貿易戦争」に突入するだろうか。上記の要求案のただし書きを読むと、同案はあくまでも事前に用意された草 案であり、対中協議の進展 具合で見直されるとの説明付きだ。大上段に振りかぶって相手を威圧し、大きな譲歩を引き出すのがトランプ流取引だとすれば、 結果はめでたく握手、という可 能性も否定できない。
現に、トランプ氏は米国から部品供給禁止の制裁を受けている中国の通信機器大手、中興通訊(ZTE)が経営難に陥る のをみるや、「救済の手を差しのべてもよい」と中国の習近平国家主席に申し出る始末である。6月12日にシンガポールで 開催される史上初の米朝首脳会談を 控え、習氏の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長に対する影響力行使を見込んだうえでの妥協だ。
それでも、拙論の見るところ、米 中摩擦の鍵を握るのはやはり2000億ドル削減の可否である。グ ラフは中国の対外収支と米国の対中貿易赤字の対比である。中国の貿易黒字の大半を占めるの は対米黒字だ。貿易黒字から、国民の海外旅行、特許使用料、進出外国企業の収益など差し引いた経常収支で大きく減る。最 近では年間2000億ドルを下回 る。
対米黒字を2000億ドルも減らせば、経常収支は赤字に転落する。すると中国は外貨準備を取り崩さざるをえなくなり かねない。外準こそは中華経済圏構想「一帯一路」など習政権の対外膨張策の軍資金である。習氏はおびえているはずだ。 (産経新聞特別記者・田村秀男)
【Front Japan 桜】で、何時ものように田村さんがこれを解説してくれています。
前半で、ここでも保守同士の争いの話題です。これは、田母神さんとの争いも絡んでいるようです。大高さんは、板ばさみのようです。
それでさえ、今、保守が合同して日本を救うべき時に何故こうなるのでしょう。これも、5月16日、第1427回の「★何故、保守は纏まりが無いのか」で、ねずさんが書いてくれたように、保守の真面目な正義感が影響しているのでしょう。
やはり、反日売国左翼・在日共の腹黒さには勝てないようです。つまりは、日本を食いもにしている特亜3国の崩壊しか日本の再生は有り得無いと言うことです。
と言うことで、田村さんは52分過ぎから。
【Front Japan 桜】大高氏が桜に出演できない理由/怯える習近平、トランプ二千億ドル貿易黒字削減要/ 戦争は朝鮮よりも中東が先?! 他[桜H30/5/24]
いまや、グローバリストは真っ青でしょうね。この調子でトランプさんが推し進めれば莫大な損失を被ることになるのじゃないでしょうか。それとも、抜け目なくこの混乱を利用して儲けるのでしょうか。
いずれにしても、奴等にとってはグローバリズムからナショナリズムへの移行は何としても防ごうとしてあらゆる手を打ってくるのでしょうね。このFTの記事などは、その一つなのでしょう。
ここは、グローバリスト達を諦めさせるためにも、やはりトランプさんが本気で中国を叩き潰してくれることを望むしかないでしょう。
中国が崩壊し、ナショナリズムに移行することこそが、今の格差社会を世界から無くするきっかけになるはずです。
そうならなければならない!