明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

一日  


KさんよりT屋一家四人を連れてサイゼリヤに食事に行くので来て、とメール。昼時でもあり、作業を一段落させて乾燥機にかけていくと、すでにワインが大分空いていた。必ず私が誘われるのは、ご主人は私にまかせて、自分はファンのかみさんと話しこむためらしい。さっきまで店で散々話していただろうに。私からすればKさんはかみさんに任せて御主人と話すのでむしろ良いのである。Kさん医者へ行っても原因不明の膝痛が相変わらずだが、痛み止めを飲んで治った気でいる。「どう考えても女の生霊が祟ってるからお祓いしかないよ」。子供達も帰り、Kさんが何を喋っているのか誰にも判らなくなった頃お開き。 渡辺温は、前面は当初撮影するつもりだったので出来ているが、帽子を後ろ手に持たせるため、その辺りを作って完成となる。仕上げに入る。そこへ酔っ払ったKさんより電話。どこそこで飲んでるから来てくれという。横に女の子がいるからとかいっているが、どうせ酔っ払いのデマかせだし、搬入が迫っていて出かけるわけがない。Kさんの横に全盛期のグレース・ケリーでもいない限り、動かざること山の如しである。それにしてもおじさんの寂しがりは悲痛でさえある。明日は飲みすぎと膝の痛みでダウンであろう。

去の雑記
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