明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



最近ご無沙汰であったT屋の朝定食を食べに行く。毎朝のようにKさんからお誘いのメールが着るが、定年を迎え、暇を持て余している人と一緒に朝から飲むわけに行かない。久しぶりである。 カウンターの向うにカレンダーがある。私はカレンダーは無用の暮らしで、日曜祭日もないので、休みが多いのに慌てる。これから人形を完成させ撮影、そしてデータをラボに出してプリントしてもらうわけだが、休みがあればその分遅れる。Kさんは膝が痛いので医者に行くといって、いつものようにすずめがついばんだみたいに肴をほとんど残して帰る。私もこうしてはいられない。目玉焼き定食を食べ、帰ってラボに確認すると、まあなんとかギリギリ。仕上げに入る。 夕方Kさんからメールが着て、医者でも膝の痛みの原因は判らなかったようだが、今日は大人しくしているそうである。若いつもりでも毎日のように朝晩飲み歩いていればどこかガタはくる。「そのうち膝が腫れてきて、目や口ができてきて、どこかで見たような女の顔になって喋りだすよ」。Kさん相手に馬鹿なこといってる場合ではない。仕上げに集中する。

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