明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

一日  


渡辺温像の制作がなくなったことで重圧が一つ減り、昨日は『白いばら』ということになったわけだが、本日はオキュルスへご挨拶をかね、温像制作断念、その旨を直接お伝えしなければならないと向かう。駅近くでT千穂の女将さんと会い「今晩うかがえると思います」。重圧がなくなり軽やかな私。 何年かぶりの高輪のオキュルスである。オーナーの渡辺東さんに、作るにはディテールが判らない雑誌の写真ではなく、写真を複写させていただいて、機会を改めて制作を、とお話したつもりであった。しかし小学生の頃、優しかった女先生のような東さんの笑顔で画像データの入ったCDを渡され、楽しみにしてます、といわれて作れませんといえるだろうか。私はそれをいいに来たのにいえなかった。プリント作品には温のイメージでシルクハットを使いたかったので、本人の遺品を撮影させていただき、そしてどういうわけか写真データの入ったCDを持って帰った私であった。 さて、じゃあ作るぞ、となかなかそうはいくものではない。一昨日の朝、完成したと思ったら、参考にしていた雑誌より、詳細な映像をネットで見て、一度モチベーションが切れている。こういう時はどうするか。Kさんである。私は制作のことを頭から忘れるためにはKさんと飲むしかないことを知ってしまった。幸いKさんは相棒?の私とここ数日会っていないのでT千穂から都合3軒ハシゴ。スナックのカラオケでKさん十八番の歌3曲も聞いた。リセットはOK。ただ酔いが覚めた明日の私がどう思うか、それは今の私には判らないのである。

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