早く寝なくてはと思いながら眠れず、朝東京6時30分発のぞみで新大阪へ。寝過ごさないよう車中でも寝られない。改札で編集者とおちあいタクシーで背景に使うビルに向かう。ビルの正面に掲げてあるビルの名称を入れる事になっている。となると構図も自動的に決まって来る。後で合成する人物像が、現場に立っているように見える角度に気をつければ良い。幸い編集者に物差し代わりに、たまにフレーム内に入ってもらったので間違いがない。やっかいだったのが、キャラクターの着ぐるみを着た呼び込みが2人。自分たちを撮影していると思い込んで邪魔であった。そんなわけで20分ほどであっけなく終了。うどんでも食べて帰ろうかと思ったが、寝てないし面倒だ、と13時23分東京着。実にさっぱりした撮影であった。
『貝の穴に河童~』の出演者の皆さんに連絡し、T屋にて大雑把なレイアウトを披露。 常に考えていることであるが、私には生きていようといまいと、まず作者に見せてウケたいという気持ちがある。それが結果、作品を汚さないことにつながると思うのだが、今回は素人役者の皆さんにも馬鹿なことに付き合って良かった、と思ってもらわなければならない。でなければ、マンションの駐車場でフンドシ姿で尻を出してもらったり、踊ってくれた方々に申し訳ない。完成にはまだかかるが、無事ウケたようで良かった。寝不足の身体に酒が沁みる。 カウンター席ではKさんが隣の女性に「おっぱい触ってもいい?」といい続けている。この人はもう63になる。今回、人形と人間の共演で、たとえばアップのカットなど、人形に人間のパーツを使わないと違和感があるだろう。それにしても翁役の柳田國男の手に、枯れ枝状で丁度良いとしても、Kさんの手を使う気になれない。読者の中に手を見ただけで人物の品性が判る人がいたら柳田國男に迷惑がかかる。パーツモデルとしては他にお年寄り2人をキープしているが、ヒマでいつでも呼び出せるという理由でKさんの手足を使う事になっても、当ブログではそのことには触れないでおく。
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