明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



ポールリードスミスの100万円のサンタナモデルを所有するSさんは昔のサンタナを知らない。ウッドストックのDVDを観て、一瞬誰だか判らなかったようである。昔のサンタナ見るたび亡くなった草野大悟を想いだすが、かつて映画館で観た『フィルモア最后の日』などもSさんに観せてあげたいものである。昔はその旋律のエロティックさに、ギターの弦に精液が絡んだような、とかなんとかいわれていたのではなかったか。 サンタナの横尾忠則さんデザインのレコードジャケットの話をしていると。横からKさんが「アコーデイオンの?」それは横森良造だろ。Sさん「横沢?」皆までいうな。どうせひょうきん族のプロデューサーだろ。吉本に入ってからは激高する癇癪持ちに変身していたらしいが。 私は「横っていったら誰だろう?」なんて訊いた?ただヨコという音に反応しただけではないか。君等はしばしば耳から入ったものを脳みそ通さず口にするだろ。電気刺激でぴくぴくするカエルの筋肉のような連中である。 だがしかし、そこが良い。制作に没頭していると、日にちの境もなにもなくなってくるし、東西南北どちらを向いているか判らなくなる。それでもかまわないといえばそうなのだが、バカバカしいにも程があるような話をしていると、すっかり制作のことは忘れる。もちろん私も頭は創作用に温存し、そんな時は一緒になってただぴくぴくしているわけである。 本日も出だしの予定と違う結論に着地。

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