明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



本郷の風涛社に行き、『貝の穴に河童~』の今の時点で完成しているカットを使った大まかなレイアウトを見る。私としても全体を把握したいし、この期に及んで使いもしないカットに時間をかけるわけにいかないのでイメージを絞っていきたい。 『地獄』のブレイクにより会社も引っ越し、同じ本郷内でも、まだタバコのヤニじみていない編集室である。女の子がコーヒーを出してくれる。私はコーヒーが苦手で、特にブラックは空腹時であったら一日胃がもたれる。かわりに紅茶を出してもらう。編集者Sが「石塚さんがそんなこというから紅茶をだしてくれちゃったじゃないですか」と笑う。 君が前の前にいた同じ本郷の出版社じゃ、始めて行った日に紙パックからそそがれた焼酎が出てきたのではなかったか?社長はトレーナーとジャージに裸足にサンダル姿で、スーパーのパック入り寿司を机にならべ「どうぞ」。私は体質的にそのノリは嫌いではなかったが、今更コーヒーだ紅茶だ、とすかしたこといってんじゃない。 本日は第一ラウンドというところであろう。軽いジャブの応酬で終わった。


去の雑記

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