エドガー・ポーを制作中、世界中にあると思われる立体作品を検索したが、私の出る幕はない、と思わせられる作品にはお目にかからなかった。唯一、政治家やスポーツ選手などの巨大なモニュメントを手がける彫刻家の作品はさすが、と思わされたが、写真とソックリ。という粋からはみ出しているところは見受けられなかった。 不可解なのが、世界初の推理小説である『モルグ街の殺人』でオランウータンを使った作品が見つからないことである。200年もの間、どういうことであろうか。(未だに探索中) 昨日、HPの三島のページを久しぶりに見て、ある友人が友情を持ってこれは止めておけ、と忠告してくれた意味を改めて噛み締めた。それには二つの理由があったろう。実際、複数の画廊に断られた理由でもあったが、オカシナ団体のオカシナ人物が現れるのではないか。もう一つは男が死んでいる画を誰が買うか、ということであろう。結果、友人の杞憂は半分外れ、半分大当たりすることになったわけである。 しかし以来、オランウータンぐらいではまったく動じず、『大鴉』の背景の撮影場所が、嵐の晩の設定が、電灯と外光がでたらめに混ざった明るい部屋であった。(詳細は避けるが、条件の良い時にに改めて。という場所ではない) 気落ちして当然なはずが、友人と平然と昼食に焼肉を食べている自分が不思議であったが、結果、暖炉の灯に照らされる部屋が完成した。三島のおかげで“腕力及び胆力アップ”がなされたことは間違いがない。
※ 明日は在廊しております
インキング映像↓
http://youtu.be/kZozcEqgKsE
『モダン藝術写真展』9月15日(月)~10月7日(火)
http://t.co/lc05lwVaiM
※世田谷文学館にて展示中10月5日まで
過去の雑記
HOME