明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



拡大プリントが届いた、と思って午前中に見に行くつもりであったが、出来たのは告知用のポスターであった。おそらくチラシを拡大したようなものではないか。だったらまだいいや、と坂本龍馬の仕上げを進める。 ツイッターで手塚治虫の言葉が紹介されていた。“漫画から漫画の勉強するのはやめなさい。一流の映画をみろ、一流の音楽を聞け、一流の芝居を見ろ、一流の本を読め”ということであった。私は子供の頃から、一番の関心ごとは人間であり、人の形状であった。人物伝の如き物は小学生時代から未だに読み続けているし、人の形状といえばあらゆる人種の様々な裸を、毎週テレビで見続けていた。力道山時代から。(少々偏った形状の人達であったが) 人がテーマならば、人が生み出し創作したイメージよりも、まず人そのものが肝心である。私が恐れるのは必要のない物を見聞きし体験することにより、自分自身に取り入れてしまうことである。一度入った物は出て行かない。特に今の時代、身につける必要の無い物から自分を守らなければならない。 自分の質として、頭で考え学ぼうとした物は無駄になり、知らないうちに身に付いた物だけが頼りになる。というのが、自分との長い付き合いで判っている。よって好きな音楽聞いて、好きな本を読んで、後は酒場に出向くことで勉強は充分である。問題といえば日々勉強に励んでいるのに、はたからはそうは見えないことである。

『朗読、音楽、スライドで味わう 乱歩と鏡花』予約受付中

深川の人形作家 石塚公昭の世界展

『タウン誌深川』“常連席にて日が暮れる”第4回 

 

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そろそろ端のほうから仕上げにかからないとならない。長くやっているので個展へ向けてのペース配分には自信があったはずだが、今回はいつもと勝手が違い、出品作を、どこでキリを付けてよいのかが判らない。もっとも避けなければならないのは、時間をかけた作りかけの作品が残ることであろう。次の人物を着手したいところを抑えて、坂本龍馬の仕上げにかかることにした。 深川江戸資料館から拡大プリントが届いた、とのメールが着た。『江戸川乱歩』『樋口一葉』『九代目市川團十郎』『三島由紀夫』『エドガー・アラン・ポー』『永井荷風』『古今亭志ん生』『円谷英二』『ディアギレフとニジンスキー』『稲垣タルホ』が2メートル超のプリントになっているはずである。それにしても個展はなにがしかテーマを決めてやるものだが、何の脈略もないラインナップである。

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