デザイナーから個展のチラシ案が送られてきた。表面は気球にぶら下がった乱歩である。初出版の『乱歩 夜の夢こそまこと』(絶版)の表紙にもなっているし、またか、と思われる向きもあるかと思うが、またかと思われる程知られていないので良いだろう。この時は背景の空を自分で描いて、なのに自然光で撮影する、というややこしいことをやっている。当然空を背景に撮ってもみたが、人工的な嘘くささが乱歩らしくてこちらを選んだ。コロンビア・トップが気球にぶら下がっている、と思われかねないので江戸川乱歩と入れて欲しいと伝える。なにしろ種村季弘氏に生前見ていただいた時、「これ誰?」といわれている。街行く人に判らなくて当然である。 裏を見ると、“地元、深川で活躍する”と書かれている。活躍などしていないが耐えることにする。関連イベントが、単に朗読ライブとしていたのが『朗読、音楽、スライドで味わう 乱歩と鏡花』になっていた。こちらに変更することに。後2、3の修正後にアップしたいところである。
深川の人形作家 石塚公昭の世界展
『朗読、音楽、スライドで味わう 乱歩と鏡花』3月10日予約開始
『タウン誌深川』“常連席にて日が暮れる”第4回
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