明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



神奈川近代文学館より5月の漱石展のチラシが届く。おなじみのポートレイトが使用されていた。私が江戸東京博の漱石展のポスターを見て鼻筋の修正を疑った写真である。中学生の時、プラモデルの『メッサーシュミットMe262』をパテを使って日本海軍機『橘花』に改造しようとして失敗したのを思い出したくらいだが(わかりにくい)撮影者はたぶん野島康三の弟子で、腕は一流だったろう、しかし後世大きく引き伸ばされ、ポスターとなって町に張り出されるとは思ってもいなかったに違いない。 ところで昨日、大伸ばしする予定のカットをテストプリントしたところ、私の行った、ひどい修正跡が露見した。拙著の表紙にも使用した澁澤龍彦である。当時は写真の粒子について無頓着であり、パイプの煙を加工したついでに色々しでかしてしまっていた。普通であれば気がつかないが、巨大になったとき、その修正跡は赤面物であった。

深川の人形作家 石塚公昭の世界展

関連イベント3月10日予約開始

『タウン誌深川』“常連席にて日が暮れる”第4回 

 

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