明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



個展まで約1ヶ月というのに本日制作があまり進展せず。 久しく展示していないモノクロプリントは、田村写真で今は製造していない、エクタルアという印画紙でプリントしてもらった作品がほとんどだが、震災の時に上から落ちて酷いことになった。出品できるプリントがどのくらいあるのか、チェックしないといけない、と思いながら人形の制作と私事のドタバタで、なかなか気持ちが向かえないでいる。 人形制作を放ったらかしてほとんど写真の素人だった私が、昔の文献を集めながら制作をしたのがオイルプリントである。今思うと熱に浮かされたようであったが、ようやく訪れた古典技法花盛りの状況は喜ばしい。これをなんとか知ってもらいたいと2000年から技法を公開して来たが、なかなか後に続く人が出てこない。この技法は他の技法にくらべ、写真の教養はあまり必要ではない。そこも私には合っていたが、普及しないのは実はそこが理由であろう。暗室作業がまったく合わなかった私が写真を手がける人達を見ていてそう思うのである。

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深川の人形作家 石塚公昭の世界展

『タウン誌深川』“常連席にて日が暮れる”第4回 

 

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