母が白内障の右目の手術のために入院。一人で行くといって聞かない。息子に付き添われて行くのがみっともない、と思っているのである。おかげで助かる場合も多いが、結局ややこしいことになって私の出番を増やすことになったりもする。まあタクシ一でワンメ一タ一ちょっとの場所であるし、検査含めて何度も行っており、病室も決まっているので勝手に行かせることにした。 昨日は小津安二郎、最後にもう一つピリッとしたいために、小津コ一ナ一のある古石場文化センタ一に行き、俳優、スタッフのインタビュ一をかたっぱしから読みまくった。私の制作方法は、頭部を作るため写真資料は当然必要だが、あとはむしろ様々な文章を読むことに費やす。だからといって出来上がりにどれだけ影響するかは良く判らないが、そうしないと安心できない。一人の人物を知る、などということはそう簡単なことではないが、やれる範囲でやっておきたい。 母もいないし、そろそろピッチを早めなければならない。明日中に乾燥まで持って行きたい。 エドガ一・ポ一を作っている頃だっろう。水漏れだか雨だれの音がずっとしているな、と思ったら、私の鼓動の音だったことがある。まるでポ一の『告げ口心臓』である。本日夜中に屋上を歩き回っている奴がいるな、と思ったら久しぶりに私の鼓動であった。幸い2時間程で“行進”は終わった。
開廊55周年記念「眼展2016Part1〜妄想キャバレー〜」銀座青木画廊
2016.11/05(土)~2016.11/18(金)アートスケープ 展評『深川の人形作家 石塚公昭の世界』
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