ここ数日ブログをさぼっているが、もちろん修羅場というわけである。結局小津の帽子は、ふにゃふにゃ帽になった。現場の小津、というとどうしてもこれになる。しかし前作は着脱可能にした分大変であったが、今回は粘土をなすり付けるように直接帽子を被せたのでピッタリ感は出たろう。座り込んでいる小津、突っ立っている人物ばかり作って来たので少々手間取っている。今日中に着彩に入れるだろう。小津はグレ一のバリエ一ションなので着彩はあまり考えないですむ。 昔やはり展覧会の前に架空のジャズミュ一ジシャンに色を塗っていた。私としては冒険したつもりの配色であったが、想像上の人物だし、と確かFM TOKYO、油井正一さんの『アスペクト・イン・ジャズ』を聴いていた。そうしたら、それは田舎から出て来た、ということだったか、ギタリストのチャ一リ一・クリスチャンが空港に降り立った時の服装の配色がたまたま語られたが、ほとんどチンドン屋で、モノクロ写真でしか観たことがないので呆れてしまった。本当のことは案外使い物にならないものだ、と思ったのを憶えている。
青木画廊サイト。小津安二郎像に写真2点出品だが、小津は出来ていないのでアラン・ポ一を。
開廊55周年記念「眼展2016Part1〜妄想キャバレー〜」銀座青木画廊
2016.11/05(土)~2016.11/18(金)アートスケープ 展評『深川の人形作家 石塚公昭の世界』
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