明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



午後、麻布十番田村写真へ。出来たばかりの赤富士の北斎をプリント。手漉き和紙へのプリントは、普通のプリントとは発色が違い彩度が上がりにくい。その辺りの調整をお願いする。私自身が昨年初めて見た手法である。ようやく眼が慣れて来たので、再度プリントしてもらうカットも出て来た。会期までにはすべてベストのプリントで揃えたい。個展直前にバタバタしないよう、今から一点づつ順次プリントをお願いしている。 昨日完成したばかりの赤富士の北斎は、手漉き和紙にぴったりであった。北斎の赤富士を背景にしたのでなおさらだが、被写体が人形で、カメラで撮影した写真である証拠がどこにも見当たらない。 これを含めて現在18点。すべてが最近の手法ではなく、手漉き和紙のプリントで見てみたい、という作品も選んで出品する予定である。オイルプリントのスキャニングデータを手漉き和紙に、ということも試してみる予定である。 相変わらず耳を澄ますと踏切の信号機としか思えない音がずっと聴こえている。

銀座青木画廊「ピクトリアリズム展Ⅲ』5月12日(土)〜5月25日(金)20日(日休)

2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』 youtubeより

『タウン誌深川』“明日できること今日はせず”連載6回「夏目漱石の鼻」

HP

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