明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



京都国立博物館編中央公論社『日本の肖像』が届く。眺めていて、今の私に至るための人物名鑑など3選を。 1  小学3年の私が図書室の、伝記、偉人伝の類を休み時間にも読み耽っているので、産休代替教員でお世話になった田中◯子(お名前は失念)先生は、転校に際し、ポケットマネーで『世界偉人伝』を内緒で下さった。1人1ページ。イラストは線描だったが、ちゃんと由来ある絵が使われていて、葛飾北斎を作る際、何種かある自画像から、迷わずこれに載っていた北斎を元にした。陶淵明も李白も見分けが付かない原因にもなった。 2 その2、3年後、中井英夫編纂の百科事典が来て、別巻の東洋美術の頂相彫刻を飽きずに眺めた。 3 高校の時、ブルースブーム到来。ミュージックマガジン別冊『ブルースの全て』を入手し、初めて見る、ジャズミュージシャンとは明らかに趣きの異なるブルースミュージシャンに釘付けとなった。 82年架空のブルースミュージシャンによる初個展『ブルースする人形展』によりスタート。



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