名残惜しいが完成してしまう。デザイナーにデータを送信し、田村写真に色見本を作りに行く。ずっと使っているフィルムスキャナーの精度に問題があり、印刷するとその欠点が強く現れるようである。どうしても最後に修正が必用になる。デジタルデータを合成するという最近の方法だと、フィルムで撮る意味があまりない。今回デジカメを部品を撮るため使ったが、やはり便利である。急な思いつきに対処してくれるし。いよいよ考えなくてはならないだろう。 しかし一方合成はせず、人形を左手に握り、右手にカメラを持って街を行く、かつての手法も捨てがたく、機会さえあれば、とは思うのだが、あまりにもカッコが悪く、誰かに横にいてもらい、横のこの人に依頼され、しかたなくやっているという事情があるんです。という演技プランを立てないと恥ずかしくてやってられないし、これからは、いいたいことを詰め込むために、人形のサイズが一回り大きくなる可能性があり、そうなると人形を持った左手を、国定忠治の刀のようにささげ持ち、遠近感を按配しながら撮影する方法は、体力的にきついだろう。だいたい最近肩のあたりに違和感があり、これが例の痛みか、などど感じている昨今、なおさらである。いずれにしても来年に向けて、考えなければいけないことは沢山ある。
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