英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

目的と違ったやり方は無意味

2017年06月11日 | 英語勉強法
『英文解釈教室』を紹介させていただいた先日の記事を読んで、早速購入し、勉強を始められた社会人の生徒さんが数名います。少しずつでも毎日進めて、是非読破してもらいたいです。因みに、その生徒さんたちは英検2級以上の力は当然持っているので、独学でも読破出来そうですが、英検2級レベルの力もない学習者が始めると、必ず挫折しますのでご注意ください(苦笑)。
参考書にはそれぞれの目的があり、適切なやり方があります。『英文解釈教室』は、その書名が示す通り、英文を読む際の解釈の仕方、つまり、英文構造をいかにとらえていくかを身につけるためのものです。そこをはき違えた勉強法は全く無意味です。

高3の時、私は、『英文解釈教室』の例文と例題に出てきた新出単語を、発音記号と意味とともに余白に書き出して覚えることをしていました。それ自体無駄ではないですが、『英文解釈教室』の目指すところは英文構造を如何に理解するかであって、ボキャビルではありません。単語を覚えることに夢中になって、英文の読み方が身につかないのであれば、本著をやる意味は全くありません。

目的を誤った勉強法は時間を無駄にし、やる気を失せさせます。『英文解釈教室』を始められる方は、単語は二の次として、英文の読む際に、どう予測し、予測と違った時に可能性を見極めどのように修正して英文構造をとらえていくかにフォーカスを当ててください。そして、まずは最初から最後まで読破することです。2回目、3回目と回数を重ねた時、覚えていない単語をピックアップするなどして、ボキャビルしていけばいいでしょう。


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