英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
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現実逃避で萎む未来

2017年06月27日 | 指導現場にて
今週末に、各中学で期末テストが行われます。中3生も受験の天王山である夏休み前のテストで気合いを入れなければならないのに、勉強はしていても現実から逃げてしまっている生徒もいます。

例えば、テストに向けての様子を聞くと「社会と理科がちょっと・・・」という答えが多く返ってきます。暗記系の科目をどうしても後回しにしてしまうのはよくあることです。暗記は単調な作業に感じてしまうので、英語や数学の問題を解くことで勉強をやった気にさせ、自分を満足させているのです。

暗記物が間に合っていないと自己分析できているのに、その現実から目を背けてしまう。これではいつまでたっても成長はありません。現実逃避した結果、このような生徒や家庭からの相談で耳にすることになるのが、「勉強をやっているのに点数が伸びない」という常套句です(苦笑)。

英語に関していえば、文法問題を解けるのは確かに大事ですが、語彙も覚えないと何の意味もありません。どんなに素晴らしい理想論を語ったところで、英語を習得するには暗記などのインプット学習が大切なのは明らか。文法を学び語彙を覚え、そして英文解釈の術を覚える。インプットをせずに、アウトプットをやって英語ができるようになるのは理想であって、現実はそうは甘くないのです。

暗記ができていないという現実と向き合い、どっぷりと暗記に浸ってみよう。最初は大変に感じても、時間を重ねていけば、暗記をした一つ一つの事項が有機的に結びついてくる感覚をつかめます。まだそのレベルまで時間をかけて暗記を徹底していないだけなのです。今、この現実から目を背け、暗記から逃げているツケは、志望高校を決める時に後悔となって表れます。それは取り返しのできないものであり、その後の人生にも大きな影を落とします。高校受験とは、人生においてそれくらい大きな影響力を持っているのです。


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