英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
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英語をモノにする努力

2017年06月19日 | 閑話
文春オンラインの記事を以下に引用します。
「タナカは英語を学べ」騒動で考える、日本人メジャーリーガーの英語力

コトの発端は、ヤンキースの田中将大投手(28)が登板した6日(現地時間)のレッドソックス戦だった。

田中が連続本塁打を浴びた場面で投手コーチが通訳を伴ってマウンドに向かった際、実況解説者のジェリー・レミー氏が「タナカは(英語の)野球用語を学ぶべきだ」と発言したのである。この発言に対して、ファンからは「差別的だ」と批判が殺到、レミー氏が謝罪する騒動となった。

「MLBでは13年から規則が改定され、マウンドでの会話にも通訳の同伴が認められており、何ら問題ない場面です」(メジャー担当記者)

一方でベテラン野球記者は、こう指摘する。

「MLBで新顔がゲストとして特別扱いされるのは1年。同僚たちもファンも、彼らの順応度合いを見ています。英語をマスターする必要はありませんが、英語を含めたアメリカ文化に適応しようと努力しているか否か。その点で、田中の姿勢が物足りなく映ったのかもしれません」

実際のところ、日本人メジャーリーガーの英語力は、どの程度のレベルなのか。

「ダントツは計9年間メジャーで活躍した長谷川滋利(現オリックスシニアアドバイザー)。彼の英語は一流商社マンレベルとか。次いで堪能なのはイチローでしょう。英語の先生は弓子夫人と言われており、1人でインタビュー対応もできますが、大事なニュアンスを誤解されないように公式の場では通訳を介しています」(前出・担当記者)

ダルビッシュ有(レンジャーズ)も、普段の会話はまったく問題ないというが、当初は当然片言レベルだった。

「あるとき、球団行事で女性レポーターが通訳を追い払って1対1のインタビューになったんです。何とか答えていたんですが、『shout out』と言われて口ごもっちゃった。“叫んで”というより“ファンにメッセージを”という意味ですが、ダルはどうも“黙って(shut up)”と言われたのかと誤解しちゃった(笑)。この一件がきっかけで、本気で英語に取り組むようになったそうです」(同前)

実際、マー君の英語力は「英語をモノにしようという姿勢が見られないのは確かですね」(同前)。ジェスチャーと片言英語で“愛されキャラ”となったムネリンこと川崎宗則に学んでみては?(引用ここまで)

英語は出来ないより出来た方がいい。いろいろな面で可能性が広がり、プラスに作用することがあってもマイナスに作用することはありません。英語が公用語の国で仕事をするのなら、自分の英語力を向上させようとする姿勢は言わずもがなです。日本人メジャーリーガーで最も高い英語力だったのが、上に引用した記事にもあるように、長谷川滋利投手です。シアトル・マリナーズに移籍して、シアトルに住んでいた私にとってはより身近な存在として感じられるようになりました。よく地元メディアにも登場していたのですが、彼の凄い所は、通訳を介さずに、全て自分の英語で用を足しているのです。そのこだわりは見習うべき所が多々ありました。

長谷川滋利著『メジャーリーグで覚えた僕の英語勉強法』は渡米前に読んだのですが、留学中も私のモチベーションを維持してくれ、「仕事+英語力」で人生が豊かになることを実感できる内容です。



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